【IPO】rakumo 承認

 新規上場承認の記事なので、BB等の情報をお伝えするはずなのですが、最近「社名・・・」のボリュームが増えています。管理人としては、デジタルな承認情報より 社名の由来・意味の方がよほど面白いので書いているのですが・・・。⇦100%管理人の趣味です!!
しかし、考えてみればこれ「雑記」のようなもの。雑記ばかり書いているので、承認記事のアップが追いつかないわけです。・・・あはは(^^;)  還暦ブロガーは、これでよいのです。・・・あらら(^^;)

社名由来

 社名の由来・意味の前に、この会社は社名変更を2015年11月1日にしています。旧社名は、「株式会社日本技芸。同社の製品である「rakumo」に合わせた社名変更でした。
では、「rakumo」とは!?
この製品は、クラウド環境で動作するオフィスツール製品(グループウェア)の総称。同社の公式公式サイトと見ると、「仕事をラクにオシロく」という同社のビジョンが出てきます。
なるほど、ここから命名され、最終的には社名になったのか!! ふむふむと思っていたら、またまた違っていた。・・・アイヤー!! (^^;)

「rakumo」は、お客様にオフィスツールをより楽にご利用いただくための「楽(ラク)」と製品の特徴であるクラウド=「雲(クモ)」をかけて命名したとのこと。
先日承認された、トヨクモのクモといい、IT・クラウド系の社名は、ほんとにクラウド(雲)ばかりですね。・・・う~ん(^^;)

トヨクモのクモは!?

ちょっと寄り道
 製品に合わせた社名変更(商号変更)された会社の代表格といえば、株式会社ブルボン(東証二部[2208])ですね。(^^) 旧社名は、北日本食品工業株式会社。失礼ながら、会社名は知らなくても、お菓子の「ブルボン」を知らない人がいないほど有名になってしまったのですから、社名変更した方が、ビジネスはやりやすいでしょう。(^^;)
では、ハウス食品株式会社は、株式会社ハウスバーモンドに社名変更するかといえば!?・・・たぶん、しないでしょうね。・・・あはは(^^;)

さらに寄り道
 何気なく、ハウス食品の公式サイトにアクセスしたら、へ~!・・でした。
「STUDIO GHIBLI」が制作したアニメ「お家で食べよう」(お使い編、ままごと編)が、見られます。(^^) ⇦本当の寄り道になってしまいますから、あとで見てくださいね!! (^^;)
2003年夏、スタジオジブリ・宮崎駿監督とタイアップしたアニメーションが制作、オンエア。
宮崎駿監督が考える「幸福の原点である家庭の風景」と、ハウス食品が大切にする「食卓を通じた家族の絆」。
両者の思いがひとつになって生まれたのがこのCMです。サイトで見ることができるのは、2016年にリメイクしたものですが、管理人はまったく存在を知りませんでした。・・・あらら(^^;)

会社概要

 事業は、「企業向けクラウド型グループウェア製品「rakumo」の開発・販売等」ですが、具体的には、(1)当社及び他社のライセンスサービスの提供である「SaaSサービス」、(2)ライセンスサービスに関する導入支援や業務支援等を中心とした「ソリューションサービス」、(3)ベトナムを拠点にラボ型ITシステム開発等を行う「ITオフショア開発サービス」の提供を行っています。

ビジネスモデルとしての特長
SaaS方式での容易なサービス ⇦新規契約が獲得しやすい!!
 同社の「クラウド」方式では、従来のようにユーザー側でサーバーやソフトウェア等の設備を利用企業側で保有するのではなく、インターネットを介してサービスを利用するため、低コストかつ短期間での導入が可能。
「SaaS」方式の利点として、利用者が必要な機能を必要な分だけ利用が可能になります。これにより、ソフトウェアの保守や機能追加等はサービス提供側で一括して実施するため、運用コストも安価であり、中小企業での導入も容易になるということ。

サブスクリプション型リカーリングレベニューモデル ⇦収益が安定している!!
 サービス料金を顧客企業の使用期間及びユーザー数に応じて定期定額契約(サブスクリプション)として課金することで、継続的な収益(リカーリングレベニュー)を得ることができる「サブスクリプション型リカーリングレベニューモデル」を取っているということですが、???
要は、継続的に収益が積み上がっていくストック型ビジネスとしての安定性がありながら、新規契約数の増加に伴う高い成長も目指すことができるビジネスを展開できているということ。

管理人の独り言

 東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額58.2億円、吸収金額16.8億円)。まぁ、公開株数はやや多いのですが、クラウド関連ということで人気が出そうなIPO。
ちょっと気になるのが、VCがうじゃうじゃいることですが、そのへんは、VCのロックアップ状況等で詳細にまとめてみました。

rakumoの初値には直接影響しないかもしれませんが、ちょっと明るい最新ニュース

NYダウ(正式名称:ダウ・ジョーンズ工業株価平均)とは、米国の厳選30銘柄。当然、銘柄の入れ替えがあります。
今回の入れ替えは、「石油メジャーの米エクソンモービル」など3銘柄が除外され、代替銘柄として「顧客管理ソフト大手の米セールスフォース・ドットコム」などを新規に組み入れます。

ここで、ピン💡と来た方は、rakumoの目論見書等の会社概要をかなりチェックされています。(^^)

rakumoは、SaaS(Software as a Service)と呼ばれる方式でサービスを提供しており、2つの連携版があります。「Google版rakumo」と「Salesforce版rakumo」です。
rakumoにとって、セールスフォース・ドットコムが、NYダウの構成銘柄に組み入れられることは、悪い話ではないですね。(^^)

おまけ(NYダウの豆知識)
 現在のNYダウ構成銘柄の最古参は、「エクソンモービル」。なんと、NYダウが30銘柄となった1928年10月1日から継続して採用されています。このエクソンモービルに代わって新規に組み入れられるわけですから、けっこうもの凄いことなのですね。時代の流れというのか!?・・・ムムム(^^;)
ちなみに、NYダウは1896年5月から算出が開始されましたが、当初は12銘柄だったのです。

新規上場会社概要

社名 [コード] rakumo[ラクモ]株式会社 [4060]
英文社名 rakumo Inc.
会社URL https://corporate.rakumo.com/
上場予定日 2020年9月28日 上場承認日 2020年8月21日
上場市場[業種] マザーズ[情報通信] 設立 2004年12月17日
事業内容 企業向けクラウド型グループウェア製品「rakumo」の開発・販売等
業績(直近) 売上・利益ともに右肩上がりであるが、利益は前期に黒字化
仮条件決定日 9月4日 BB期間 9月8日~9月14日
公開価格決定日 9月15日 購入申込期間 9月16日~9月23日
想定価格 1,100円    
発行済株式総数 5,026,500 株(承認時) 吸収金額(承認時) 約16.8億円
発行済株式総数  5,292,900 株(上場時) 時価総額(承認時) 約58.2億円
公募株数 266,400 株 公開株数 1,524,900 株
売出株数 1,059,600 株
OA 198,900 株
売出株比率 69.5% OR 28.8%
売出放出元
VC:太文字
MIC イノベーション 4 号投資事業有限責任組合 393,000 株
アイ・マーキュリーキャピタル㈱ 185,200 株
BIG1号投資事業有限責任組合 176,900 株
Spiral Capital Japan Fund1 号投資事業有限責任組合 166,700 株
御手洗大祐 100,600 株
高間徹 37,200 株
VCからの売出
 [株主上位10名]

MIC イノベーション 4 号投資事業有限責任組合
 1,179,000 株の内、393,000 株(33.3%
アイ・マーキュリーキャピタル㈱
 555,500 株の内、185,200 株(33.3%
BIG1号投資事業有限責任組合
 530,600 株の内、176,900 株(33.3%
Spiral Capital Japan Fund1 号投資事業有限責任組合
 500,000 株の内、166,700 株(33.3%
計:921,800 株

ロックアップ
 [株主上位10名]

180日ロックアップ 計:2,055,300 株
 御手洗大祐(同社代表取締役社長)
  1,057,700 株(内、100,600 株[9.5%]は売出へ)
 田近泰治(同社取締役)544,500 株
 株式会社創世(御手洗大祐氏の資産管理会社?)377,000 株
 HENNGE株式会社 176,700 株

90日or1.5倍ロックアップ 計:1,584,000 株
 MIC イノベーション 4 号投資事業有限責任組合
  1,179,000 株(内、393,000 株[33.3%]は売出へ)
 アイ・マーキュリーキャピタル㈱
  555,500 株(内、185,200 株[33.3%]は売出へ)
 BIG1号投資事業有限責任組合
  530,600 株(内、176,900 株[33.3%]は売出へ)
 高間徹
  111,500 株(内、37,2000 株[33.4%]は売出へ)

ロックアップなし 計:555,500 株
 株式会社日本政策金融公庫 55,500 株

手取金の使途 ①事業の拡大に伴う人材確保に関する人件費(各期の増加見込額)
②新製品及び追加機能開発費
③事業の拡大に向けた広告費及び販売促進費
④事業拡大に伴うクラウドサーバー費用(各期の増加見込額)
⑤業務の効率化を目的とした販売システム改修費用及び
⑥当社の借入金の返済 に充当する予定
取扱証券会社 主幹事 : みずほ
平幹事 : 東海東京、野村、SBI、いちよし、岩井コスモ、丸三、
      岡三、東洋、水戸、楽天、松井

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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手洗いは有効ですね!!

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