【IPO】トヨクモ 承認

マザーズ上場の小型案件。キーワードはクラウド
期待大でしたが・・・主幹事はいちよし証券。アイヤー!!
IPO愛好家の心の声が聞こえます。・・・ムムム(^^;)

社名由来

 天地開闢(てんちかいびゃく)のタイミングで、雲を創り出し、農業ができるように大地に雨をもたらしたと言われる豊野神(とよくもののかみ)のように、全世界にクラウド(雲)を広げる希望をこめて『トヨクモ株式会社』と命名したとのことです。

同社の公式サイトに社名由来の掲載がありましたので、今回は楽でした。・・・う~ん(^^;) これでは物足りないので、もう少し!!

2010年8月
 同社は、サイボウズ株式会社が、2010年8月にクラウドサービス等の新たなサービスを展開することを目的に、100%子会社としてサイボウズスタートアップス株式会社(現トヨクモ)を設立。
2014年3月
 サイボウズ株式会社と同社において、今後の事業の方向性、事業シナジー等について検討した結果、両社にとって、当社が独立した経営体制に移行することが有益であるとの判断により、マネジメントバイアウト(MBO)することが合意され、当社はサイボウズ株式会社の連結範囲外となり、独立した経営体制へ移行。
最近このブログによく出てくるMBO。このMBOを説明すると、トヨクモの社長は山本氏。山本氏は、当時サイボウズスタートアップスの社長でした。つまり、山本氏がサイボウズから会社を買って独立したということ。実際の株式売買契約では、山本氏の資産管理会社である株式会社ナノバンク(トヨクモの大株主)への株式売却という形です。⇦お金持ちの方は、財産管理の会社を作ることが多いですね。管理人も大金持ちになれた際には・・・120%妄想です!! (^^;)

2019年7月
 サイボウズ株式会社から独立した経営体制であることをより明確にするため、「トヨクモ株式会社」に商号を変更。 ⇦社名変更の背景は、こういうことだったのですね!! (^^;)

ちょっとお勉強!?

 とは、クラウド(英:cloud)・・・そのまんますぎましたね。(^^;)
現実のネットは、大量のサーバーが「超巨大な1台」として機能しています。クラウドは、インターネットの概念を図にしたとき、「世界中のサーバーからデータを取り出す」というイメージが、からデータが出てくるように表現されることが多かったため名付けられたとされています 。
・・・と、ここまでは普通のお話し。

クラウドという言葉を耳にすると、多くの人がクラウド=雲を想像します。こののイメージが先立ってしまい、クラウドの理解を妨げていることが多いとのことです。・・・あらら(^^;)
クラウドの特長のひとつは、利用にあたって、コンピューター(サーバー)の所在地(どこ?)が意識されない点です。例えるならば、雲の中にあるコンピューターを地上から利用しているようなイメージ。クラウドの形態で提供されるサービスが、「クラウドサービス」ということです。

IPOの承認があり、会社の事業内容に「クラウド」があると盛り上がるのですが、これ昔には存在しない言葉。
コンピューター・パソコンは、どこにあるの? ➡ ここにあります(設置場所を知っている)。
プログラム・データは、どこにあるの? ➡  コンピューター・パソコンの中にあります。
実は、これがちょっと前では、当たり前のことでした。(^^;)

お読みいただいているこの記事(データ)は、いったいどこにあるのでしょうか? たぶん、雲の中なんでしょうね!? ⇦管理人はクラウドが理解できているのかー!?・・・あはは(^^;)

特徴

 マザーズ上場の小型案件(想定時価総額90億円、想定吸収金額9.9億円)。
事業は「法人向けクラウドサービス事業」の単一のセグメントであり、緊急時に簡単に情報共有できるように設計したシンプルなクラウドサービス「安否確認サービス」の開発・販売、サイボウズ株式会社の提供する業務アプリケーション構築サービス「kintone」と連携し、より便利に利用するためのクラウドサービス「kintone連携サービス」の開発・販売の2つのサービスにおいて事業を展開しています。

安否確認サービス
 同社が提供する安否確認サービスは、災害時に従業員等の安否確認を携帯電話、スマートフォンやパソコンで行うクラウドサービス。
kintone連携サービス
 kintoneは、サイボウズ株式会社の提供する売上管理や顧客管理など、業務に必要なアプリケーションを作成できるクラウドサービスです。様々な用途で利用できるkintoneですが、基本機能のみでは実現できないこともあり、kintoneをより便利に活用する連携するサービス。

kintoneは、西遊記の孫悟空が乗っているいる「キン斗雲」が由来。雲(クラウド)に乗って、自在に迅速に動けるという意味が込められていますが、ここでも雲=クラウドです。
ちなみに、ドラゴンボールの孫悟空が乗っているのは「筋斗雲」 でした。・・・あらら(^^;)

新規上場会社概要

社名 [コード] トヨクモ株式会社 [4058]
英文社名 Toyokumo,Inc.
会社URL https://toyokumo.co.jp/
上場予定日 2020年9月24日 上場承認日 2020年8月19日
上場市場[業種] マザーズ[情報通信] 設立 2010年8月2日
事業内容 法人向けクラウドサービス事業(安否確認サービス及び kintone 連携
サービスの開発・販売)
業績(直近) 売上は右肩上がり 利益はいちおう黒字
仮条件決定日 9月2日 BB期間 9月4日~9月10日
公開価格決定日 9月11日 購入申込期間 9月14日~9月17日
想定価格 1,800円    
発行済株式総数 4,702,000 株(承認時) 吸収金額(承認時) 約9.9億円
発行済株式総数 5,002,000 株(上場時) 時価総額(承認時) 約90億円
公募株数 300,000 株 公開株数 550,000 株
売出株数 200,000 株
OA 50,000 株
売出株比率 36.4% OR 11.0%
売出放出元
VC:太文字
サイボウズ㈱ 200,000 株
VC(売出/保有)
 [株主上位10名]
インキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合
 0 株/350,000 株
ロックアップ
 [株主上位10名]
90日or1.5倍ロックアップ
株式会社ナノバンク(山本裕次氏の資産管理会社) 2,448,000 株
サイボウズ株式会社  600,000 株(内、200,000株は売出へ)
田里 友彦(同社取締役) 330,000 株
山本 裕次(同社代表取締役社長) 300,000 株
落合 雄一(同社執行役員) 290,000 株
株式会社サムライキャピタル 150,000 株
石井 和彦(同社取締役) 130,000 株
木下 正則(同社取締役) 130,000 株

ロックアップなし
インキュベイトファンド2号投資事業有限責任組合 350,000 株
片岡 寛 160,000 株
手取金の使途 ①人材採用費、②人件費、③広告宣伝費に充当する予定
取扱証券会社 主幹事 : いちよし
平幹事 : 大和、日興、岩井コスモ、SBI、極東、東洋、マネックス

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!

手洗いは有効ですね!!

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