【分析】どのIPOに申し込めば当選するのか?

【№1009】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

大賢者
当選できるIPOを極める方法があるのですか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

管理人も思い切ったタイトルを付けたものじゃな。
そんな分析ができるとは思えんが ・・・。

はじめに

 IPOブロガーさんの”PHCホールディングス”申込状況・抽選結果を見るために、ブログランキングのブログを閲覧してみました。多くの方がスルー派で、1Pゲット。管理人も同じです。f(^^;)

しかし、果敢に攻められる方も中にはいらっしゃいます。ブログ:ワガママひげおやじの小市民LIFE(ブロガー:ワガママひげおやじ様)の【IPO抽選結果発表! PHCホールディングス】には、SMBC日興証券(主幹事)に申し込んだが「落選」と書かれています。※補欠は実質的な落選という意味ですね。

投資は自己責任。ならば、公募割れリスクのあるIPOへ申し込むのも個人の自由なので、”PHCホールディングス”に申し込んだお考えを尊重します。今や多様性の時代です。f(^^;)

管理人が気になるのは、BB参加率はいつもより低かったと思われる”PHCホールディングス”の抽選状況・BB状況です。

“雪国まいたけ”の分析

 昨年の9月に上場した”雪国まいたけ”[1375]は、PHCホールディングスと同じ東証一部上場・海外向け販売あり。主幹事(共同主幹事)ではSMBC日興証券が共通してます。

“雪国まいたけ”は、さらに再上場・売出100%とマイナス要素もあり、人気化するIPOではありませんでした。結果は、公募:2,200円、初値:2,100円であり、公募割れ:▲10,000円(100株)▲4.5%

この”雪国まいたけ”の「当初準備された抽選枠」と「最終的な抽選枠」を比較してみます。

当初SMBC日興証券で準備された当選本数(想定)

配分総数 抽選配分 ステージ配分 店頭配分
57,196 本(100%) 5,720 本(10.0%) 2,860 本(5.0%) 48,616 本(85.0%)

最終的にSMBC日興証券で配分された当選本数(実績)

配分総数 抽選配分 ステージ配分 店頭配分
57,196 本(100%) 1,617 本(2.8% 0 本(0.0%) 55,579 本(96.2%)

 
 実績を見ていただければわかるとおり、本来あるばすの抽選配分10%がありません。日本証券業協会「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」にて、SMBC日興証券は「抽選予定数に対して十分な申し込みがなかった」と説明しています。

単純な話、”雪国まいた”けに申し込めば、全プレだったということです。
とはいうものの、SMBC日興証券(抽選・店頭)で当選された方は計 10,299人いらっしゃいましたが、上場日は、2020年9月17日。上場来高値は 2,173円(2020年10月28日)といまだ公募価格を上回っていません。本日の終値は 1,509円。う~ん f(^^;)
配当は、14円(2020年9月)、28円(2021年3月)、14円(2021年9月予定)。優待も、自社製品がありますが ・・・。

“PHCホールディングス”の倍率は?

 ”雪国まいたけ”のBB参加状況がどうだったかといえば、SMBC日興証券の申込受付番号(締切1分前)は、【18793】 = 18,793人の申込。店頭配分の上記実績は 55,579本ですが、店頭配分された方は8,682人(平均約640株/人)です。逆算すると ・・・。

申込受付番号 – 店頭配分者 – 抽選当選者 = キャンセル数
18,793人 – 8,682人 – 1,617人 = 8,494人
キャンセル率 = 8,494人 ÷ 18,793人 = 45.2%


 PHCホールディングスの当選本数配分状況(想定)ですが、SMBC日興証券の国内向け販売株数(OA含まず)は、3,346,300株に決定しましたので、配分総数を 307,600本と想定します。

PHCホールディングス 配分内訳(想定)

配分総数(想定) 抽選配分(想定) ステージ配分(想定) 店頭配分(想定)
307,800 本(100%) 3,078 本(10.0%) 1,539 本(5.0%) 261,630 本(85.0%)


 ワガママひげおやじ様は落選したわけですから、全プレはなかったことになります。また、”PHCホールディングス”の申込受付番号(BB締切1分前)は、【16230】。
※番号は店頭申込を含む。店頭配分を受けた方は不明ですが、平均 300株/人とすると約 872人。

単純に、(16,230人 – 872人) ÷ 3,078本 = 倍率:約5.0倍
“雪国まいたけ”のキャンセル率だと、(16,230人 – 872人) × 45.2% ÷ 3,078人 = 倍率:約2.3倍

この倍率で落選したのは、運がないのか? それとも運があるのか? 結果は初値次第ということですが、どちらにせよ公募リスクがある東証一部上場の大型IPOでも簡単には当選できない。(>_<)

どのIPOに申し込めば当選するのか?

 ここで面白い(角度を変えた)分析をしてみましょう。昨年の10月・12月には、SMBC日興証券が主幹事の”ダイレクトマーケティングミックス”・”ローランド”が上場しました。この2社は公募割れです。

ダイレクトマーケティングミックス 配分内訳(実績)

配分総数 抽選配分 ステージ配分 店頭配分
34,349 本(100%) 2,123 本(6.2% 0 本(0.0%) 32,226 本(93.8%)

店頭配分を受けた方:5,981人(平均約540株/人)

ローランド 配分内訳(実績)

配分総数 抽選配分 ステージ配分 店頭配分
24,882 本(100%) 743 本(3.0% 0 本(0.0%) 24,140 本(97.0%)

店頭配分を受けた方:6,070人(平均約400株/人)


 いやいや、この公募割れ2社も全プレです。全プレでなかった”PHCホールディングス”が、まぁまぁに思えてきます。もしかしたら、公募割れしないかも … う~ん f(^^;)


どのIPOに申し込めば当選するのか?

公募リスクがある東証一部上場の大型IPOでも簡単には当選できない
当選確実な全プレIPOしか期待できない!!
という当たり前の結果になりましたが、これがIPOの実状ということです。
今回の分析でも、IPOの当選は運次第になってしまいました。
たまには、違う結果が出て欲しいものです。… あはは f(^^;)

読者の皆様に運がともにあらんことを!!
 May the Luck be with you 


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Luckでなく、WITH コロナですが、
気を緩めることなく、ストレスを溜めずに
日々基本的な感染防止に努めましょう!!
貯めて良いのは「IPOチャレンジポイント
・・・あははf(^^;)

手洗いは有効ですね!!

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同じカテゴリー(IPO・新規公開株)ですが、
INとPVでは登録者が大きく違います。
・・・ムムムf(^^;)