【№1819】
先週の新興市場は大荒れで、IPOも2社公募割れしました。
“ダイワ通信” は大丈夫でしょうか?
スタンダード市場のIPOなので、無事に着地するのでは?
“ダイワ通信”(7116) の初値は?
ー 復習 -
モバイル事業をベースにセキュリティ事業へ領域拡大。1996年設立。
会社四季報ONLINE
セキュリティ事業では防犯・監視カメラやカメラシステムの販売・施工を手がける。国内に営業拠点9を展開、警備会社や事務機器メーカーなどの販売先や認定パートナーを活用する。2020年3月発売のAI温度測定機能付き顔認証デバイスがコロナ禍で大幅に販売を伸ばした。
祖業のモバイル事業では、1次代理店として北陸地区に10店舗のソフトバンクショップを展開。次の主力商品として自律走行式AIロボットの企画・開発なども手がける。内部留保充実を重視。
今2023年3月期はモバイル事業がドミナント戦略で堅調維持も、セキュリティ事業で非接触型顔認証端末の特需剥落が響く。人件費や上場関連費用なども負担で営業減益。
ー 業績予想 -
(会社四季報オンラインより)
※単位:百万円 | 2022年3月期(実績) | 2023年3月期(予想) | 前年同期比 |
営業収益 | 4,790 | 4,730 | -1.3% |
営業利益 | 611 | 480 | -21.4% |
経常利益 | 610 | 470 | -22.9% |
当期純利益 | 394 | 310 | -21.3% |
ー 初値予想材料 -
・市場テーマ
防犯・防災システム、携帯電話販売、AI
・調達金額
公開価格は、想定価格(1,690円)を上回る仮条件の上限(1,700円)で決定。
このため、調達金額は13.8億円→13.9億円へ増額。
・売り圧力
VC(0)。
1.5倍ロックアップ解除株:0株
ロックアップなし: 0株
行使可能なストックオプション: 0株
・業績
前期の特需の影響で、今期は売上・利益ともにダウン
・同日上場
アップコン(5075)、アルファパーチェス(7115)
・あてにならない管理人の初値予想(BB時)
★モバイル事業は、ソフトバンクの一次店。セキュリティ事業は、防犯・監視カメラなどの販売および監視カメラシステムの施行・保守。防犯・監視カメラの需要は急速に拡大していくことが予測されているので、成長性はあります。ただ、本社が石川県で北陸エリアが商圏というところが ・・・ 。f(^^;)
スタンダード市場への上場ですが、まだ設立7年目の会社です。業績は問題ないと考えますが、IPOで人気化する事業ではありません。
売り圧力がもなく、価格には割安感があります。
しかし、仮条件は想定価格を挟んだ形になりましが、どちらかというと下振れしています。機関投資家の評価は、いまいち? 公募発行が「ゼロ」ですからね。f(^^;)
同日上場が、他に2社(”アップコン”、”アルファパーチェス”)あります。3社同日上場は、やはりセカンダリー資金が分散してしまいそうです。
以上から、公開価格が仮条件の上限(1,700円)に決定した場合、初値は1,780円~1,900円(公募の1.05倍~1.1倍)くらいとしてきましょう。f(^^;)
ー 大手直前初値予想 -
(参考まで)
大手予想 | 株価 | 備考 |
3,910円 | 上限値段 (2.3倍) | |
初値予想 | 1,850円 | |
初値予想 | 1,800円 | |
初値予想 | 1,800円 | |
1,700円 | 公開価格 | |
1,564円 | 引受価格 |
赤は、比較的よく当たるところ。緑は、けっこう?な予想をするところ。青は、某新聞。
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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