【承認】ファンペップ

社名由来・意味

 ???な社名ですが、社名の由来・意味は意外と単純です。
同社は、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である機能性ペプチドを医薬品、化粧品及び医療機器等として開発することを目的として、2013年10月に設立した創薬系バイオベンチャーです。
この「機能性ペプチド」は、「Functional Peptide」。英語の頭文字が社名の由来ということ。

会社概要

社名と重複しますが、機能性ペプチドを使い医薬品、化粧品を開発するのが事業。

「機能性ペプチド」とは?

ペプチドとは、アミノ酸2~50個程度が結合した物質であり、それ以上の数のアミノ酸が結合した物質をタンパク質と呼んでいます。

ペプチドの中には、生体内等で機能を発揮するものがあり、「機能性ペプチド」と呼ばれます。機能性ペプチドは、医薬品、化粧品及び食品等の幅広い事業分野で実用化されていて、その代表的な医薬品が糖尿病で使われるインシュリン製剤

・・・と記事を書きながら、管理人も「なるほど!!」と思っています。・・・あらら f(^^;)

創薬バイオベンチャーは赤字上場がお約束。ファンペップも例外ではありません。う~ん(^^;)

管理人の独り言

東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額137.3億円、吸収金額25.8億円)

同社は2019年12月上場予定でしたが、上場中止/延期にした経緯があります。中止/延期理由は、「最近の株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案し・・・」 といまいち不明瞭なものでした。

前回との違いは?

・主幹事  : みずほ証券 → SBI証券
 創薬バイオベンチャーのIPOといえば、IPOの主幹事は「みずほ証券」。今回の上場に際し、考えが合わなかったのでは!? みずほ証券は、平幹事にも入っていませんね~。

・公募株数 : 4,505,000株 → 2,739,700株 40%ほど少なくしてきました。

・想定価格 : 315円 → 820円 なんですか、この強気は!?

 同社のプレスリリースによると・・・

第三者割当増資による資金調達実施のお知らせ
  株式会社ファンペップは、この度、SBIインベストメント株式会社、新生キャピタルパートナーズ株式会社、山口キャピタル株式会社及びバイオ・サイト・キャピタル株式会社の4社がそれぞれ運営するファンド、EPSホールディングス株式会社の5者を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約15億円の資金調達を行いましたので、お知らせします。(2020年8月21日)

資金調達先にVCのSBIインベストメントがいる。この辺りが、主幹事の変更に・・・!?

アンジェスと大阪大学が手掛ける新型コロナウイルス(COVID-19)向けDNAワクチン共同開発にペプチド技術を用いた次世代ワクチン開発に向けてファンペップが参画
 大阪大学発スタートアップ企業である株式会社ファンペップは、新たにペプチド技術を用いた次世代ワクチン開発に向けて、大阪大学とアンジェス株式会社の新型コロナウイルス向けDNAワクチンの共同開発に参画致しますのでご報告いたします。ファンペップ社は、独自のアジュバントを活用したペプチド技術を用いたワクチン開発を進めており、既に海外で臨床治験を実施しています。ファンペップ社のペプチド技術を用いることにより、抗体産生力が高く、より有効性の高い次世代ワクチンの開発を目指します。大阪大学とアンジェス社が現在開発を進めているワクチンに加えて、抗体産生力向上が期待されるため、ワクチンの投与量・回数の減少、より強力な感染予防効果や重症化が抑えられるなどの臨床的なメリットが期待されます。(2020年4月8日)

想定価格を2倍以上にした強気の理由は、これですか!?

新型コロナウイルス、ワクチン開発、創薬バイオベンチャー・・・とくれば、マザーズのアンジェス[4563]です。今年の6月頃は、話題でしたね。

個人的な意見ですが「公募当選~初値売り」でIPO投資を考えた場合、「創薬バイオベンチャーは地雷」と管理人は思っています。

ファンペップで儲かるとは思えません。SBI証券が主幹事ですが、ポイント取りに徹して最低の100株申込当選・補欠当選が乱発されるようならば、辞退でもまったく問題ないと考えます。
今回だけは、「地雷を踏んだらサヨウナラ」ではありませんが、「君子危うきに近寄らず」作戦で行きたいと考えています。 ・・・ありゃりゃ f(^^;)

新規上場会社概要

社名 [コード] 株式会社ファンペップ [4881]
銘柄略称・英訳名 M-ファンペップ  FunPep Company Limited
会社URL https://www.funpep.co.jp/
上場予定日 2020年12月25日 上場承認日 2020年11月20日
上場市場[業種] マザーズ[医薬品] 設立 2013年10月11日
事業内容 機能性ペプチドを用いた医薬品等の研究開発事業
業績(直近) 一応、売上はあるが横ばい。利益は赤字継続状態。
仮条件決定日 12月8日 BB期間 12月10日~16日
公開価格決定日 12月17日 購入申込期間 12月18日~23日
想定仮条件 730円~910円 平均価格 820円
発行済株式総数 14,007,000 株(承認時) 吸収金額(承認時) 約25.8億円
発行済株式総数 16,746,700 株(上場時) 時価総額(承認時) 約137.3億円
公募(新株発行) 2,739,700 株 公開株数 3,149,600 株
公募(自己処分) – 株
売出 – 株
OA 410,900 株
売出株比率 0.0 % OR 18.8 %
売出放出元
VC:太文字
売出株なし
株主構成
ロックアップ
 [株主上位10名]
180日ロックアップ 計:7,535,000 株 
 森下竜一
  2,200,000 株[13.53%]
 平井昭光(同社取締役)
  1,775,000 株[10.92%]
 三好稔美(同社代表取締役社長)
  1,160,000 株[7.13%]
 有限会社アドバンステクノロジー
  1,000,000 株[6.15%]
 株式会社SOLA
  750,000 株[4.61%]
 株式会社レックスウェル
(役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社)
  650,000 株[4.00%]

90日or1.5倍ロックアップ 計:1,690,400 株
 塩野義製薬株式会社 
  1,095,200 株[6.74%]
 株式会社メディパルホールディングス
  595,200 株[3.66%]

ロックアップなし 計:1,984,000 株
 SBI4&5投資事業有限責任組合 
  1,190,400 株[7.32%]
 New Life Science 1号投資事業有限責任組合
  793,600 株[4.88%]
手取金の使途 機能性ペプチドSR-0379、抗体誘導ペプチドFPP003、抗体誘導ペプチドFPP004及び新規開発品の開発費、抗体誘導ペプチドの新規製剤技術の開発費、研究費及び研究開発実施のための人件費 に充当する予定
取扱証券会社 主幹事 : SBI
平幹事 : SMBC日興、いちよし、エース、藍澤、岩井コスモ、
      東海東京、東洋、極東、水戸

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!

手洗いは有効ですね!!

第3波が来ています。
新型コロナウイルスでの国内の死亡率は低下していますが、
感染しても無症状のケースも増加していると聞きます。
お勧めしてよいのかわかりませんが、
どうしても気になる方は、検査キットが販売されています。
1回分の料金は、高くありません。
ご関心のある方は、サイドバーの広告を参照願います。
注意事項
検査キットは、新型コロナウイルスの予防・自身の感染について
陽性・陰性を確約するものではありません。

気休めの検査キットなど不要かもしれませんね。
愛する家族・人のために、感染防止に努めましょう。

お願いします

2つのブログランキングに登録しています。同じカテゴリー(IPO・新規公開株)ですが、登録数が大きく違います。同じ順位になっていません。 ・・・あらら f(^^;)

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