【№758】
【ホイホイIPO投資術・IPO昔話編】
脳科学者の中野信子さんによると、
「昔は良かった!!」という言葉が頻繁に出てきたら、
前頭前野が老化している兆候だそうです。
還暦の管理人も老化は心配ですが、
IPO投資を始めて4年目なので、
そもそも昔を知りません。
しかし、
BBへの参加者が増加し、
「当選しずらくなった!!」は
多くのブロガーさんも、読者の皆様も
共通の意見ではないでしょうか?
ならば、
参加者が少ない頃はどうだったのか?
「昔は良かったのか?=当選しやすかったのか?」
当時のことを知ったところで、
当選確率が上がるわけでもありませんが、
IPO抽選の背景も知らないのは
ブロガーとして …ムムム f(^^;)
考えてみれば、IPOブログで歴史ネタは
あまりありませんね。
う~ん(^^;)
IPOも閑散期なので、
いっちょう、調べてみますか!!
昔が良かったかなんて、どうやって調べる!?
著名ブロガーさんが実績(累計利益)記事を
アップされています。
23年目で 9,000万円を突破!!
苦節15年!! 2,500万円超え!!
いや~!! スゴイですね!!
そんな前はIPOの存在すら知らないので、
羨ましいというよりは、
IPOに気づかなかったことが悔しいですね。
利益は本当だと思いますが、
分析するには精査の必要があります。
年度単位の利益は?
個人or家族含む?
抽選or店頭orポイント?
初値売却orセカンダリー含む?
等です。
ブロガーさんの利益から
昔と今を比較分析すれば傾向が見える?
と考えましたが、問題がありました。
サンプル数とIPO投資期間です。
IPOの歴史を調べているうちに、
昔と今の利益比較には、最低20年間の
データがある程度必要だったのです。
… ありゃりゃ f(^^;)
IPOの転換期!?
トピック的な昔のIPOといえば、1987年2月上場のNTT。
バブル景気は、1986年12月~1991年2月(51ヶ月間)。
まさにバブルを象徴するIPOですが、
インターネットは普及していないので、売買注文は電話!!
インターネット取引は第一号は、松井証券のネット取引
「ネットストック」で、1998年5月。
ちなみに、大和証券が1996年8月に提供開始した
「ダイワのオンライントレード」の方が早いのですが、
オンラインを含む非対面取引専業に業態転換を
行った最初の証券会社は、松井証券なのです。
今では「ネット証券」ですが、
当時は「オンライン証券」と呼ばれていたのですね。f(^^;)
さすがに、BBのネット申込を考えると
NTTまで遡る必要もなく、
現行の抽選配分ルールの背景とネット証券(5社)
の誕生期をまとめてみました。
証券各社(ネット取引開始) | BB第1号IPO |
松井証券(1998年5月) | メディアシーク(00年12月マザーズ上場) |
マネックス証券(1999年4月) | 常盤薬品(00年4月JASDAQ上場) |
楽天証券(1999年6月) | ぷらっとフォーム(00年7月マザーズ上場) |
SBI証券(1999年10月) | ソフトバンクテクノロジー(99年7月JASDAQ上場) |
auカブコム証券(2000年4月) | ワッツ(02年5月JASDAQ上場) |
IPO BB第1号は、各社公式サイトを参照。
ネット取引開始時期とIPO上場時期にズレがあります。
ネット取引開始=ネットBB開始がリンクしているか
不明のため、BB第1号を掲載してあります。
時期 | IPOの個人顧客への配分(概況) |
以前 | IPOの配分先は各証券会社へ一任? 「IPOにはリスクがあり、素人にやみくもに売るものではなく、リスクを承知したベテランに売ることが公平」と考えられていたそうです。 |
2005年11月 | IPO配分先・配分数の不透明性を解消するため、日本証券業協会は、「割当株の抽選制を義務化する方針」を出す。 |
2006年7月 | 証券業界は「抽選配分率を10%以上・配分方法も明確にする」という自主規制を決めた。 |
2012年1月 | 日本証券業協会(募集株券等の配分に係る規制のあり方に関する検討分科会)より「配分ルールのあり方について」の報告書が出ています。この報告書の別紙5 「株券等の募集等の引受け等に係る顧客への配分に関する規則」が自主規制(配分ルール)の最終版? 新規公開に際して行う株券又は外国株信託受益証券の個人顧客への配分に当たっては、原則として、個人顧客への配分予定数量の10%以上について抽選により配分先を決定するものとする。 ただし、次の各号に掲げる場合には抽選の割合を引き下げる又は抽選による配分を採用しない若しくは中止することができるものとする。 1.ブックビルディングの需要が積み上がらない場合 2.個人顧客の配分の申込み数量が当該協会員における個人顧客への配分予定数量に満たない場合 3.抽選の申込み数量が当該協会員における抽選数量に満たない場合 4.抽選を行う数量が5単位に満たない場合 5.営業形態においてホールセール業務に特化している場合 6.その他合理的な理由がある場合 |
ー いちよし証券の抽選配分率はOKなのか? -
上記の6項では、ないかと考えます。
合理的な理由とは何か?
いちよしダイレイレクトの抽選配分率は1%なので
問題視されるのですが、
ポイントは、個人顧客への抽選配分率が10%であるか?
いちよしダイレクト:1% + 店頭口座(完全抽選):9%
つじつま合わせと感じますね。
… あらら f(^^;)
管理人の独り言
2001年~2017年のIPO件数を見れば、
過去の実態がわかります。
リーマンショック(2008年9月)で激減し、
2018年以降もIPOは100社を超えていません。
自主規制の決定まで、かなりアバウトな配分状況
でもありました。
しかし、
リーマンショック以前(2001年~2007年)の
年間100社以上のIPOがありました。
おそらく、今よりはBB参加率も低かったと思われます。
また、2005年の義務化方針を考慮すると、
少なくとも、2005年~2007年のIPOは
今よりもかなり当選しやすかったと推察されます。
上場数が多いのは、上場ゴール等審査が甘かった点も
ありますが …あらら(^^;)
2005年~2007年
う~ん(^^;) 昔ですねー!!
期間限定ですが、昔は良かった!!
と言って良いかもしれませんね。
落選した過去は変えられない、変えられるのは未来だけ!!
IPO投資は常に未来(次のBB・抽選発表)を
考えるべきですが、連休ですので昔話でも ・・・
※閑散期なのでネタがないのが本音
… あはは f(^^;)
では、また(^^)/~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ワクチン接種が開始されましたが、私はいつ!?
気を緩めることなく、ストレスを溜めずに
日々基本的な感染防止に努めましょう!!
貯めて良いのは「IPOチャレンジポイント」
・・・あははf(^^;)
2つのブログランキングに登録しています。
同じカテゴリー(IPO・新規公開株)ですが、
登録者がINとPVでは大きく違います。・・・あらら f(^^;)