東京証券取引所は、本日(10/1)の9時前、株価の情報を配信するシステムに障害が発生。このため、終日、すべての銘柄の取り引きを停止すると発表しました。復旧はいまのところ未定。終日取引停止は、異例の事態です。
上場2日目のアクシス、3日目のヘッドウォータースの初値はお預け。・・・ありゃりゃ(^^;)
しかし、復旧の目途がたっていないところが問題です。この2社に加え、明日上場予定のタスキはどうなるのでしょう!?
IPOブロガーの管理人 やることがありません!! (><)
東証システム障害のニュースを読んでいると、
加藤官房長官は、午前の記者会見で「現在、金融庁から日本取引所グループと東京証券取引所に対して、原因究明と復旧に向けた対応を指示していて・・・」 ・・・ピン💡ときました。
半沢直樹 あの登場人物のモデル!?
「 言わないと・・・つ・ぶ・す・わ・よ!」
「ダメダメのダメ沢直樹ねっ!」
読者の皆様もご覧になっていましたか!? これは、9月28日に終了したTVドラマ「半沢直樹」に登場した黒崎検察官のセリフ!!
黒崎みたいな検査官は本当にいるのでしょうか!? いるとは思えませんよねー!! (^^;)
視聴率狙いだからしかたがないのかもしれませんが、TVドラマでは、金融庁に限らず、警察、外務、財務などあらゆる官僚像は、かなりデフォルメされています。
しかし、「黒崎検察官のモデルはいる」のです。
ありゃりゃ!!「驚き桃の木山椒の木とは、このこった!!」 (*_*)
モデルは、鬼検査官として「UFJ銀行との全面戦争」で勇名を馳せた目黒謙一氏。管理人は、たいへん失礼ですが、目黒氏に興味津々になり調べてみました。(^^)
目黒氏は宮城県出身、高卒で1966年に旧大蔵省に入省し、金融機関の検査を担当、現在の金融庁が分離して発足した後も一貫して、ノンキャリア組のベテラン検査官として活躍された方。
一方、黒崎の設定は「旧大蔵省銀行局出身のエリート官僚」。
旧大蔵省・金融庁・検察官・・・。それなりに共通項はありますが、ノンキャリアvsエリートですか!? ・・・う~ん(^^;)
UFJ銀行との全面戦争とは!?
バブル経済崩壊で、1990年代から2000年代にかけての大手銀行の不良債権問題が表面化。特に2002年秋、竹中平蔵金融担当相(当時)がまとめた金融再生プログラムでは、2005年3月までに大手銀行の不良債権比率を半減させる目標が示され、目黒検察官は比率の高いUFJの専任となりました。
大口債務先を精査した「特別検査」ではUFJの資料隠蔽・改竄が発覚。「100箱もの内部資料を別室に移した」「資料を食べて隠した」などの事態が明るみになり、金融庁は銀行法違反(検査忌避)でUFJを告発。経営陣は総退陣し、のちの三菱UFJフィナンシャル・グループへの再編につながった。⇦こりゃモデルになるわけです!!・・・ムムム(^^;)
この頃は、資産査定の厳格化で大手行の赤字決算が相次ぎ、みずほフィナンシャルグループの1兆円増資、三井住友銀行の西川善文頭取の辞任など銀行界が大揺れ。
いずれも目黒氏の検査が引き金になっており、「目黒ショック」ともいわれたそうです。
人生は小説よりも奇なり
TVドラマ「半沢直樹」には原作があり、作家・池井戸潤氏の銀行を舞台にした半沢直樹シリーズです。管理人は、半沢直樹の前回シリーズの原作となった「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」を読みました。池井戸氏は、1988年 三菱銀行(当時)に入行、1995年 同行を退職(32歳)。銀行に勤務されていた経験があるとはいえ、実に面白く書けています。
さて、前述の元・三井住友銀行の西川善文頭取ですが・・・。
西川氏は、1961(昭和36)年に住友銀行(当時)に入行。⇦管理人は1歳でした。(^^;)
住友銀行の「天皇」といわれた磯田一郎頭取~会長時代には、同氏に引き立てられたそうです。
しかし、イトマン事件(経営トップが関与して、銀行からイトマンを通じて暴力団関係者に資金が流れた)あり。西川氏は「住友銀行の恥」と、言い切っています。
その後、西川氏が磯田氏に退任を迫ったエピソードはバンカーの語り草のようです。⇦半沢直樹のようですね!!
半沢直樹は空想の産物(人物)であり、目黒氏・西川氏は本当に実在された方です。
やはり「人生は小説より奇なり」ですね~!! (^^)
最後に、
目黒謙一氏は、昨年(2019年)12月2日に逝去されました。享年72歳。
西川善文氏は、今年(2020年)9月11日に逝去されました。享年82歳。
謹んでお悔やみ申し上げます。
では、また(^^)/~~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!
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