【分析】IPOの人気度・関心度は?

公募割れ率:64.3%(18社/28社)  上場中止・延期率:39.1%(18社/承認46社)

 2020年のIPOは、コロナの影響で3月から公募割れ、上場中止・延期が続出という酷い状況になりました。
今回、SMBC日興証券の抽選申込番号(=申込数)を使って、IPOの人気度・関心度を分析・解析してみます。

SMBC日興証券 抽選申込番号の推移

主幹事IPOの申込番号・参加率

銘柄評価公募初値上昇額割当株数申込番号参加率
2019年12月上場
JTOWERC1,6002,620+1,0202,540,200276601.2%
ユナイトアンドグロウA1,2703,205+1,935422,900639302.8%
SREホールディングスD2,6502,475-1752,518,100136800.6%
WDBココB1,5303,400+1,870503,500563702.5%
スポーツフィールドA2,7308,500+5,770271,800603302.7%
2020年3月上場+4月上場中止(さくらさくプラス)
ウイルテックD1,2001,20001,556,300220001.0%
コンピューターマネージメントB2,7504,360+1,610348,700569102.5%
リグアD1,9501,910-40279,000388601.7%
ドラフトD1,5801,221-3591,003,000
NexToneC1,7001,660-40888,900259201.2%
さくらさくプラスD578,70060700.3%

評 価 : 管理人の個人的評価(BB時)
 想定利益 A:30万円以上、B:10~30万円、C:10万円未満、D:公募割れリスクあり
参加率 : 分母は、イージートレード口座2019年12月の、2,263,000口座
 ?  : 管理人が申し込みを忘れました・・・あはは(^^;)

分析・解析 結果

 分析するまでもなく、読者の皆様は”参加率はダウンしているだろうな”、と肌感覚で感じていらっしゃっると思います。その通りの結果です。(^^)
しかし、人気度・関心度の視点から見ると違う答えが出ます。昨年12月と今年のIPOを比較すればコロナの影響があろうがなかろうが、事前評価が高ければ参加率も高くなり、また逆も同様です。つまり、申込者が少ない・参加率が低いのは事前評価も低いということで、人気度・関心度は落ちていないということになります。(^^;)

 この集計には意図があり、主幹事だけを抽出しました。主幹事が最も当選確度が高く、またキャンセルしたらペナルティがあるので、申込者は真剣のはず。ということで、最も注目していただきたいのは、今回の”さくらさくプラス”の申込番号です。コロナの中、いろいろとマイナス要素も出ましたので、申込者が少ないのは当然? いや必然ともいえるでしょう。(^^;)
では、SREホールディングスと比較したら、どうでしょうか? 同じD級でも申込者は1万以上です。実は、2019年の実績では、日興主幹事で最も申し込みが少なかったのは、このSREホールディングスなのです。いや、内容・状況が違い過ぎるという意見もありますね。もうひとつ事例を挙げます。昨年のワースト2位は、創薬バイオベンチャー(大型)の”ステムリム”です。事前評価の時点で、輝くばかりのD級です。でも、申込数は18110番台なのです。
管理人は、コロナでも衰えなかった IPOの人気度・関心度も、この ”さくらさくプラス” で潮目が変わったのでは、と感じています。考えすぎなのかもしれませんね・・・ムムム(^^;)

では、また(^^)/~~

【おまけ】”コロ自粛”でお疲れ気味の読者様へ
    問題 ”コロナ”を漢字で書くと、何でしょうか?・・・答えは、最下段です。(^^)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
読者の皆様もコロナに感染しないよう細心の注意をお願いいたします。

コロナ自粛

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     答え ”君”(カタカナの組み合わせ)・・・ますます疲れたりしたら、すみません。
     ネットでもこの問題にヒットしますが、管理人は知人から直接問題を出されました。
     殺○[コロ○]の当て字かと、考えましたが・・・ムムム(^^;)
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