【IPO】DmMiX 承認

 株式会社「ダイレクトマーケティングミックス」と、たいへん長い社名です。タイトルにあるDmMiXは東証の銘柄略称です。

社名由来

 社名の由来・意味は、事業内容のパターン!? 「複合ダイレクトマーケティング」は、「当たらずと雖(いえど)も遠からず」かな!? (^^;)

設立して3年の会社に見えますが、前身は同社代表取締役社長(小林祐樹氏)が仲間と2007年4月にアウトバウンド中心のコンタクトセンター業務を営む目的で設立した「株式会社カスタマーリレーションテレマーケティング(CRTM)。その後、投資ファンドによるCRTMの子会社化及び持株会社化、主要株主の異動等を経て、2017年8月に同社が設立された経緯があります。

会社概要

 同社グループは、持株会社である株式会社ダイレクトマーケティングミックス及び子会社6社 で構成され、事業は「マーケティング事業」「オンサイト事業」です。お客様は「NTTドコモ」。

事業の詳細は下記に書きましたが、「コールセンターの運営」ともいえます。
日本流通産業新聞「2018年度 コールセンター売上高ランキング (2019年10月31日)」 を見ると、同社は17位(売上高135億円:2018年12月)。トップは、東証一部のトランスコスモス[9715](売上高2,846億円:2019年3月)。トップとは、まだまだ差がありますね!! う~ん(^^;)

マーケティング事業 [売上実績:161.8億円94.0%)]  2019年12月
ダイレクトマーケティング
 自社で運営するコンタクトセンターにおける当社グループのコミュニケーター(クライアント企
 業のエンドユーザーとダイレクトマーケティングチャネルを通じた直接の対話を行う当社の人材
 )による電話コンタクト、直接訪問、Webコンタクト等のチャネルを通じて、顧客企業に代わっ
 てエンドユーザーに対し商品・サービスのセールス、訪問のためのアポイントの獲得等。
コンサルティング
  ダイレクトマーケティングを通じて蓄積した情報資産を活用し、顧客企業の課題や目的に合わせ
 た、営業・マーケティング戦略について戦略及び計画の策定からシステムの構築、実際の運用に
 至るまでのサービスの提供。
ビジネス・プロセス・アウトソーシング
 顧客企業の営業・マーケティング活動に関連する付随業務の受託により、自社で抱えているとコ
 ストや工数がかかる業務の一括代行等、煩雑な作業の省力化・簡素化をサポートする業務。

オンサイト事業  [売上実績:10.3億円6.0%)]  2019年12月
 人材派遣事業(労働者派遣事業と有料・無料職業紹介事業)として、顧客企業の営業・マーケテ
 ィング部門のほか、当社グループ企業のマーケティング事業向けにコミュニケーター等の派遣。

管理人の独り言

  東証上場予定の大型案件(想定時価総額597.5億円、想定吸収金額268.9億円)上場先は未定。
同社の翌日には、キオクシアHDも上場予定です。大型IPOですので、上場日が重ならないよう配慮したのでしょうね。・・・あらら(^^;)

それなりの公開株数なので当選しやすいIPOとは思いますが、売出が100%。公開価格の1.5倍でロックアップが解除されるVCもしっかりいます。
初値の高騰するなど考えられません。公募割れリスクもあるそうですので、無理する必要はなし。SBI証券以外スルーしてもいいでしょう。あくまで、現段階での見解です。
ただ、コールセンター市場は拡大していますので、長期視点では同社の成長性に期待できます。

余談ですが・・・
今回の承認記事を書くにあたり、小林祐樹代表取締役社長のインタビュー記事(2015年)を見てみました。「早くて3年後の2018年にはIPOの発表ができるように進めている 」とのこと。
結果的には目標から2年後の上場になるわけですが、2015年当時、未上場企業への投資のクラウドファンディング先に同社はあったのでしょうか!?・・・ムムム(^^;)

新規上場会社概要

社名 [コード] 株式会社ダイレクトマーケティングミックス [7354]
英文社名 Direct Marketing MiX Inc
会社URL https://dmix.co.jp/
上場予定日 2020年10月5日 上場承認日 2020年8月28日
上場市場[業種] 未定 [サービス] 設立 2017年8月3日
事業内容 ダイレクトマーケティングを通じた営業ソリューションサービスの提
業績(直近) 売上・利益ともに右肩上がり ※ただし、業績は2期のみ
仮条件決定日 9月15日 BB期間 9月16日~9月24日
公開価格決定日 9月25日 購入申込期間 9月28日~10月1日
想定価格 2,980円    
発行済株式総数 20,050,500 株(承認時) 吸収金額(承認時) 約268.9億円
発行済株式総数 20,050,500 株(上場時) 時価総額(承認時) 約597.5億円
公募株数 – 株 公開株数 9,022,700 株
売出株数 7,845,900 株
OA 1,176,800 株
売出株比率 87.0% OR 45.0%
売出放出元
VC:太文字
インテグラル3号投資事業有限責任組合
 16,072,800 株(内、6,257,200 株[38.9%]を売出)
Innovation Alpha L.P.
 2,551,200 株(内、993,200 株[38.9%]を売出)
23.7株式会社
 3,009,000 株(内、495,000 株[16.5%]を売出)
小林祐樹
 100,500 株(内、100,500 株[100.0%]を売出)
株主構成
ロックアップ
 [株主上位10名]

180日ロックアップ 計:3,585,000 株
23.7株式会社 3,009,000 株[12.52%]
インテグラル株式会社 576,000 株[2.40%]

180日ロックアップor1.5倍ロックアップ 計:18,624,000 株
インテグラル3号投資事業有限責任組合 16,072,800 株[66.90%]
Innovation Alpha L.P. 2,551,200 株[10.62%]

ロックアップなし 計:690,000 株
植原大祐(同社取締役) 150,000 株[0.62%]
髙嶋厚志(同社取締役) 150,000 株[0.62%]
土井元良(同社執行役員) 105,000 株[0.44%]
小林祐樹(同社代表取締役社長) 100,500 株[0.42%]
亀井洋佑(同社子会社執行役員) 90,000 株[0.37%]
津田智行(同社子会社執行役員) 90,000 株[0.37%] 株
※上記、ロックアップなしの株主に対しては、継続所有等の確約を行っております

手取金の使途  
取扱証券会社 共同主幹事 : みずほ、SMBC日興証券
平幹事   : 大和、松井、SBI、東海東京、岩井コスモ、
        マネックス、岡三、丸三、楽天、極東

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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手洗いは有効ですね!!

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