【承認】バルミューダ

社名由来

「BALMUDA The Toaster」は、水を入れて発生させる「スチーム」と「温度制御」に独自のテクノロジーを搭載。「世界一のトーストが焼けるトースター」を目指して開発され、外側はパリっとサクサク、内側はしっとりでモチモチのトーストを焼き上げられるオーブントースター。

昔、欲しいと思ったのに、なぜ買わなかったのだろう!? (^^;)
今回の新規上場承認で、「BALMUDA The Toaster」を調べて理由を思い出しました!!
無茶苦茶、値段が高い!! 2万円以上します!! (><)

 さて、社名ですが・・・。
設立時(2003年)の社名は「有限会社バルミューダデザイン」。2011年に株式会社へ改組したときに「バルミューダ株式会社」に社名変更しています。

「バルミューダ」という会社名は造語。一部製品に同梱されている冊子「BALMUDA」によると、「魚のカマスを意味するBarracuda(バラクーダ)、さらにバラック小屋などを指す際に使われるBarrack(バラック)もイメージにあったという。また、「バ」「パ」など、聴感上強い破裂音をあえて冒頭に持つ名前にしようと考えた。」

 同社、寺尾社長のインタビュー記事では・・・。
「社名はクラシックでエキゾチックなものにしたいと考えていました。
昔、ラテン圏を旅していた時にラテン語はaやoで終わる言葉が多いと気付いて、その響きが気に入りました。語頭の“ba”は発声の時に一番強く息を吐く音で、ダッシュ力があるなと。
ちなみに、“バカ”の“ba”でもあります(笑)。こういった言葉を組み合わせてできた造語です。」

会社概要

 同社グループは、当社及び連結子会社「BALMUDA Europe GmbH(ドイツ)」の2社で構成。
製品の企画、デザイン、設計、開発、国内外での製品等の販売を軸に、「家電事業」の単一セグメントで事業を展開しているファブレス(自社工場を保有せず、外部の製造工場に製品の生産を委託する)メーカー
加えて、消費者に製品のコンセプトをできるだけ的確にお伝えするために、製品のプロモーションに係る写真、動画等のコンテンツについても、社内で制作。
なお、BALMUDA Europe GmbHは、主に欧州を中心に当社製品の販売。

同社が取り扱う代表的な製品の特徴については、以下のとおりです。

・空調関連
扇風機(GreenFanシリーズ)」は、累計で50万台以上を販売する代表的な製品。
「扇風機から自然界の風を送り出すことはできないだろうか」というアイディアを実現したのが、特徴的な二重構造の羽根。
2010年の発売当時、数千円程度の扇風機が一般的であった市場に、3万円台の価格の製品を投入しましたが、これまでの扇風機では実現できなかった自然界の風と同じような気持ちよさや、特徴的なデザイン(グッドデザイン賞受賞)等が高く評価され、「DC扇風機(又は高級扇風機)」というジャンルを新たに築いた製品。

・キッチン関連
 2015年に、キッチン関連製品第一弾として販売した「スチームトースター(BALMUDA The Toaster)」は、簡単においしいトーストを作ることができるトースターとして、累計で100万台以上を販売

 開発のきっかけは、会社近くの公園で行った土砂降りの中でのバーベキュー大会。食パンを炭火で焼き始めたところ、表面がパリッとして中に水分が残ることにより、これまでにない食感となり、この味の再現ができれば、理想のトースターを開発できる、と次の日から再現実験を繰り返す試行錯誤の連続。
土砂降りの雨の中で焼いていたことから、水分がポイントになると考え、これを実現したのが、独自のスチームテクノロジーと温度制御。古くからある窯や、ヨーロッパの街並みなどから着想を得たモダンクラシックなデザインは、グッドデザイン賞金賞を受賞。

・その他
 手術灯のテクノロジーを基にした「太陽光LEDデスクライト(BALMUDA The Light)」を発売。従来の白色LEDでは失われてしまっていた本来の色を照らし出し、自然界の色に非常に近いスペクトルが特徴となる太陽光LEDを採用しており、また、光源が視界に入らないよう、前方の低い位置から斜めに手元を照らすことが可能となるフォワードビームテクノロジーを搭載した製品。
 キャンドルのように揺らぐ暖色の灯りから、読書灯にも使える温白色の灯りまで、幅広い場面で活用できるバッテリー内蔵の「ポータブルLEDランタン(BALMUDA The Lantern)
 360°全方位に広がる立体的で抜けるような気持ちよいサウンドと、グルーヴを増幅させる輝きでライブステージのような臨場感を作り出す充電式でポータブルな「ワイヤレススピーカー(BALMUDA The Speaker)」。
 操作性を追求した「ホバー式クリーナー(BALMUDA The Cleaner)」。摩擦抵抗を低減するデュアルブラシヘッドと、それを自在に操るための360°スワイプ構造によって実現した独自のホバーテクノロジーにより、クリーナー自体が浮いているかのような驚きの操作感を実現。

第17期連結会計年度
(2019年1月1日~2019年12月31日)

  売上高(千円) 比率 前年同期比
空調関連 4,691,165 43.2% 105.5%
キッチン関連 5,262,552 48.5% 82.6%
その他 896,209 8.3% 238.0%
10,849,927   96.9%

 業績は、売上・利益ともに右肩上がりでしたが、前期は減少。
前期の売上高は、国内は堅調に推移し前年比392,242千円増加したものの、韓国を中心に輸出が733,977千円減少したことから、10,849,927千円(前期比▲341,735千円)。

同社グループの海外売上高比率は、32.8%(2019年12月期)。
株主である韓国の代理店であるLimotech Korea Co.,Ltd.向け売上高比率は、22.8%(同期) 。
連結子会社に、主に欧州を中心に当社製品の販売しているBALMUDA Europe GmbH(ドイツ)がありますが、海外販売先は韓国がメインであることがわかります。

海外販売比率が高いため、今後円高になると厳しい・・・!?
同社グループは、大半の製品を中国、台湾など海外の製造委託先から仕入れており、販売の67.2%(2019年12月期)は国内向けであることから、円高は、仕入れコストの低下につながることで業績にプラスに作用し、円安はマイナスに作用。 へ~そうなんだ!! (^^;)

管理人の独り言

 マザーズの中型案件(想定時価総額137.7億円、吸収金額29.4億円)です。ん!? JASDAQ!? という気もしますが、家電メーカーとしては新興企業。おおまかには、かわりなし。(^^;)

IPOとしては、「BALMUDA The Toaster」で一躍有名になった新興家電メーカーの上場でありますが、特にテーマ性はありません。

VCがいなく、180日のロックアップもしっかりかかっています。
初値の高騰は難しいが、公募割れもなし!? といったところでしょうか。IPOに当選したら初値売りの利益で、「BALMUDA The Toaster」を購入もありかも!? ・・・あらら f(^^;)

なお、
たいへんお恥ずかしいのですが、管理人は大きな認識違いをしていました。
海外の家電と思っていたのです。値段も高いし、海外っぽいブランド名だし!!
バルミューダ社は、日本企業だったのですね!!
IPOがなければ、知らないままでした。・・・あはは f(^^;)

新規上場会社概要

社名 [コード] バルミューダ株式会社 [6612]
銘柄略称 バルミューダ
英文社名 BALMUDA Inc.
会社URL https://www.balmuda.com/jp/
上場予定日 2020年12月16日 上場承認日 2020年11月11日
上場市場[業種] マザーズ[電気機器] 設立 20003年3月20日
事業内容 家電製品の企画・製造・販売
業績(直近) 売上・利益ともに右肩上がりだが、前期は落ち込んだ
仮条件決定日 11月26日 BB期間 11月30日~12月4日
公開価格決定日 12月7日 購入申込期間 12月8日~11日
想定価格 1,780円    
発行済株式総数 6,500,000 株(承認時) 吸収金額(承認時) 約29.4億円
発行済株式総数  7,735,000  株(上場時) 時価総額(承認時) 約137.7億円
公募(新株発行) 1,235,000 株 公開株数 1,650,200 株
公募(自己処分) – 株
売出 200,000 株
OA 215,200 株
売出株比率 12.1 % OR 21.3 %
売出放出元
VC:太文字
寺尾玄 200,000 株
株主構成
ロックアップ
 [株主上位10名]

180日ロックアップ 計:6,300,000 株⇦実質株数
寺尾玄(同社代表取締役社長)
 6,000,000 株[85.11%] 内、200,000 株は売出へ
Limotech Korea Co.,  250,000 株[3.55%]
株式会社ミツバ 125,000 株[1.27%]
株式会社ベニヤ 125,000 株[1.27%]

ロックアップなし 計:298,600 株 ⇦実質株数
佐藤弘次(同社取締役) 161,000 株[2.28%]
佐藤雅史(同社取締役) 49,500 株[0.70%]
鞍田直子(同社従業員) 27,500 株[0.39%]
池田英智(同社従業員) 20,500 株[0.29%]
南修二(同社取締役)  20,300 株[0.29%]
進藤剛(同社従業員)  19,800 株[0.28%]

手取金の使途 ・事業拡大に向けた人件費及び採用費用
・当社グループの製品及びブランド認知度の向上並びに顧客基盤拡大のためのマーケティング費用
・今後の成長に向けた新製品開発費用に充当する予定
取扱証券会社 主幹事 : みずほ
平幹事 : SBI、三菱UFJモルガン・スタンレー、丸三、エース、
      極東、岩井コスモ
委託幹事: auカブコム

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!

手洗いは有効ですね!!

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