【承認】かっこ

社名由来

 かっこの由来は、カギカッコの記号。 記号のかっこは、最初と最後が対になり、状況や言語に合わせて、様々な形をとります。私達は、常に世の中の課題に対して自らを変化させながらも最初から最後まで携わり、データサイエンスの力でともに前進したいという想いでかっこをスタートしました。

同社公式サイトには以上のとおり掲載されていますが、いまいち管理人にはピンと来ません。

社名は、「○○システム」や「○○コンサルティング」では、世の中の多くの会社にまぎれてしまう。日本の良さを出した、日本語名の会社で短くてわかりやすくしたいという想いがあり、創業メンバーで考えたとのこと。「(笑)」を見ると分かるように、カッコには始まりと終わりの中にさまざまな思いがあって、つながっている。最初から最後まで思いがあるお客様の事業をお手伝いしたいということから、この社名に決まりました。

上記は、同社代表取締役社長である岩井裕之氏のインタビュー記事から見つけましたが、こちらのほうが社名に込めた意味がよくわかります。(^^)

(^^) から( )を取ると ^^ なんですが!! ・・・あらら f(^^;)

会社概要

 同社は「SaaS型アルゴリズム提供事業」を営んでいる会社なのですが、何の会社ですか!?と聞いてしまいそうです。サービス形態は、大きく3つ。

・不正検知サービス
 不正注文検知サービス「O-PLUX」
「O-PLUX」は、ECにおける注文データを分析することで、代金未回収となり得る注文をリアル
 タイムに検知する SaaS型の不正注文検知サービス
不正アクセス検知サービス「O-motion」
「O-motion」は、会員サイト等において、本人になりすました不正なアクセスをリアルタイムに
 検知するSaaS型 の不正アクセス検知サービス
・決済コンサルティングサービス
 主に後払い決済を提供する後払い決済事業者に向けて、当社の後払い決 済に関するノウハウをも
 とに、決済システムの提供及び後払い決済事業の立上げ・運用のコンサルティングを行う
・データサイエンスサービス
 マーケティングや業務生産性などの課題に対し、企業が保有するビッグデー タを、AI、統計学、
 数理最適化等データサイエンスにおける最適な技法を用いて分析し、アルゴリズムを開発・提供
 するサービス

事業の中核は、SaaS型サービス「O-PLUX(オープラックス)」を主力製品とする「不正検知サービス」。これは、近年急増するオンライン決済での不正対策として、代金未払いとなり得る注文をリアルタイ ムに検知するもの。
 
この「O-PLUX」は性能が評価され、日本国内のECサイトにおける有償の不正検知サービスの導入件数№1を獲得しています。株式会社東京商工リサーチが実施した「ECサイト不正検知サービスに関する調査(2020年5月末日時点)」による。

第9期事業年度 販売実績
(2019年1月1日~2019年12月31日)

  売上高(千円) 比率 前年同期比
不正検知サービス 591,666 79.35% 110.6%
決済コンサルティングサービス 106,845 14.33% 70.9%
データサイエンスサービス 47,168 6.32% 138.0%
  745,680   103.6%

第10期事業年度 販売実績
(2020年1月1日~2020年9月30日)

  売上高(千円) 比率 達成率
不正検知サービス 485,673 78.42% 82.1%
決済コンサルティングサービス 91,441 14.76% 85.6%
データサイエンスサービス 42,215 6.82% 89.5%
619,329   83.1%

※達成率は、前期実績を100とした場合のもの

管理人の独り言

マザーズ上場の小型案件(想定時価総額48.8億円、吸収金額5.4億円)

公開株数が287,500株と小さく業績は好調。事業は、ECでの不正検知と社会から必要とされるものです。どうみても、初値高騰としか思えません。
ただし、12月ラッシュでの上場です。上場予定日の12月17日は、5社同時上場。前後も3社・1社と上場します。初値1万円を超えるプラチナIPOになるかどうかは不明です。

 また、特に気になるのは、VCからの売り出し。
たいへん珍しいのですが、目論見書の事業リスクにもVCについて記載があります。
 ベンチャーキャピタル等の持株比率について本書提出日現在における当社の発行済株式総数は2,337,081株であり、そのうちベンチャーキャピタル及びベンチ ャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下、「ベンチャーキャピタル等」という。)が保有する株式数は 782,085株、保有比率は 33.5%であります。
新規株式公開にかかるベンチャーキャピタル等の保有目的は、当該株式の新規株式公開以降において当該株式を売却し、キャピタルゲインを得ることにあります。
よって、当社の株式公開後、当社の株主であるベンチャーキャピタ ル等が保有する当社株式の全部または一部を売却することが予想され、その場合、当社株式の需給バランスが短期的に損なわれ、株価の形成に影響を及ぼす可能性があります。

公開株数【287,500株】の倍以上のVC保有株式【782,085株】

初値は高騰しそうですので公募当選組の初値売りは、問題ありません。
かなり気をつけなければならないのは、
公募当選組で初値売りをしない場合、落選組のセカンダリー参戦です。
初値形成後にVCから売り出されたら ・・・あらら f(^^;)

新規上場会社概要

社名 [コード] かっこ株式会社 [4165]
銘柄略称 M-かっこ
英訳名 Cacco Inc.
会社URL https://cacco.co.jp/
上場予定日 2020年12月17日 上場承認日 2020年11月13日
上場市場[業種] マザーズ[情報通信] 設立 2011年1月28日
事業内容 データサイエンスの技術とノウハウをもとに、アルゴリズム及びソフ
トウェアを開発・提供することで、企業の課題解決やチャレンジを支
援する「SaaS 型アルゴリズム提供事業」
業績(直近) 売上・利益ともに右肩上がり
仮条件決定日 11月30日 BB期間 12月2日~8日
公開価格決定日 12月9日 購入申込期間 12月10日~15日
想定価格 1,890円    
発行済株式総数 2,337,081 株(承認時) 吸収金額(承認時) 約5.4億円
発行済株式総数 2,582,081 株(上場時) 時価総額(承認時) 約48.8億円
公募(新株発行) 245,000 株 公開株数 287,500 株
公募(自己処分) – 株
売出 5,000 株
OA 37,500 株
売出株比率 1.7 % OR 11.1 %
売出放出元
VC:太文字
岩井裕之 5,000 株
株主構成
ロックアップ
 [株主上位10名]
180日ロックアップ 計:1,690,006 株 ⇦実質株数
 岩井裕之(同社代表取締役社長)
  523,176 株[19.66%] 内、5,000 株を売出へ
 Symbolキャピタル合同会社
 (役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社)
  465,000 株[17.48%]
 中沢雄太(同社従業員)247,803 株[9.31%]
 亀山誠 225,588 株[8.48%]
 関根健太郎(同社専務取締役) 137,928 株[5.18%]
 中山勝史(同社従業員) 95,511 株[3.59%]

90日or1.5倍ロックアップ 計:600,507 株
 SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業有限責任組
  229,200 株[8.61%]
 みずほ成長支援投資事業有限責任組合
  173,685 株[6.53%]
 Fin Techビジネスイノベーション投資事業有限責任組合
  118,422 株[4.45%]
 MSIVC2012V投資事業有限責任組合
  79,200 株[2.98%]

手取金の使途 ①不正検知サービスにおけるシステムのアーキテクチャ刷新等に伴うソフトウエア開発
②決済コンサルティングサービスにおける後払い決済システムに係るソフトウエア開発
③借入金及び社債の返済 に充当する予定
取扱証券会社 主幹事 : SBI
平幹事 : SMBC日興、みずほ、あかつき、岩井コスモ、岡三、
      極東、静銀ティーエム、東洋、松井、マネックス、
      水戸、楽天
委託幹事: 岡三オンライン

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!

手洗いは有効ですね!!

第3波が来ています。
新型コロナウイルスでの国内での死亡率は低下していますが、
感染しても無症状のケースも増加していると聞きます。
お勧めしてよいのかわかりませんが、
どうしても気になる方は、検査キットが販売されています。
1回分の料金は、高くありません。
ご関心のある方は、サイドバーの広告を参照願います。
注意事項
検査キットは、新型コロナウイルスの予防・自身の感染について
陽性・陰性を確約するものではありません。

気休めの検査キットなど不要かもしれませんね。
愛する家族・人のために、細心の注意を払いましょう。

お願いします

2つのブログランキングに登録しています。同じカテゴリー(IPO・新規公開株)ですが、登録者が大きく違います。同じ順位にならないところが、面白いですね。頑張らねば・・・ムムム(^^;)

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