【考察】公募割れIPOを回避するワザ!?

21日(月)、ポピンズホールディングスが上場。
大手予想会社の初値予想は【3,000円】。
公募価格が【2,850円】でしたので、予想的中ならば初値売りで損益【+15,000円】。
ところが初値は【2,679円】。
初値売りをされた方は、損益【▲17,100円】。

捕らぬ狸の皮算用 ・・・ムムム(^^;)
予想会社に「してやられた!!」と、言ったほうがよいかも。 (><)

売却されなかった方は、しばらくホールド。
公募価格にはなるでしょう。たぶん!? ・・・あらら f(^^;)

2020年 東証一部上場のIPOを分析

抽選に申し込んでも落選ばかり。たまに当選しても公募割れ!! (><)
IPOブログでよく見るフレーズです。

公募割れを避けるワザはあるのか!?
公募割れリスクのあるIPOには申し込まない。
確かに間違いはないのですが、それでは芸がない。

今回の記事は長いので、結論(管理人の考え)を先に言います。

東証一部上場のIPOが公募割れするかどうか?

初値は公募価格近辺になることが多い。
管理人は、セカンダリー(初値買い)の視点で
公募割れを考えます。

2020年 東証一部上場IPOの結果

上場日 銘柄(略称) 主幹事 公募 初値 損益 初値予想
12/23 ポピンズHD 大和 2,850円 2,679円 ▲17,100円 3,000円
12/16 ローランド 日興 3,100円 2,954円 ▲14,600円 3,000円
10/05 DmMiX みずほ・日興 2,700円 2,600円 ▲10,000円 2,538円
09/17 雪国まいたけ 日興・大和 2,200円 2,100円 ▲10,000円 2,100円
03/09 フォーラムE 野村 1,310円 1,030円 ▲28,000円 1,231円
03/02 カーブスHD 三菱 750円 670円 ▲8,000円 850円

損益:初値売りの損益  初値予想:大手用会社の直前予想

2020年、東証一部上場銘柄の初値は、惨憺(サンタン)たる状況です。それにもまして、予想会社の初値予想は・・・。お仕事柄、内部事情はあるのでしょうが、公募割れくらいは100%的中させていただきたいものですね。・・・あらら f(^^;)

公募割れを予想するための着目点

 東証一部上場IPOの初値は、「公募価格近辺」と予想されることが多い。IPOの当選は難しい。逆に当選確度が高いのは、東証一部上場のいわゆる大型IPO。「公募割れは嫌だが、1万円でも儲かれば!!」・・・と、リスキーな東証一部銘柄、特に今回のポピンズホールディングスへ申し込まれた方も多かったのではないでしょうか!?

公募割れを予想する際に着目する点は、「仮条件と公募価格」ですね!!

まず、想定価格・仮条件・公募価格の決定プロセスから・・・。

   
想定価格 新規上場する会社の主幹事が「参考価格」を決定します。主幹事は、会社の業績や将来性などを元に、既に上場している同業他社の株価収益率(PER)などを参考に、適正と考えられる価格を算出します。
注意点:主幹事社は公募価格が高ければ高いほど、上場にあたって会社から受け取る手数料が多くなります。主幹事だけで公募価格を決めても、その価格に信頼性はありません。
仮条件 主幹事は、機関投資家からのフィードバックを参考にし、新規上場する会社との協議によって仮条件を決定します。
注意点:機関投資家の意見は考慮されるものの、最終的に主幹事証券会社と新規上場する会社が決定しているということです。機関投資家から「想定価格が高すぎる」という意見が多かったとしても、機関投資家が高いと考える仮条件になる可能性があります。
公募価格 投資家のブックビルディングにより公募価格が決定される。いくらで何株購入したいかの需要を聞くのがBBですが、実際の申し込みは「成行または最高額」での申し込み。株数は100株しか申し込めない証券会社がほとんどですね。
BBの致命的なところは、複数の会社から申し込めてしまうので、正確な需要がわからないという点です。まぁ、主幹事への申込状況が、実態に近いとは思いますが ・・・あらら f(^^;)

「公募価格が仮条件の上限で決定すれば、需要があった!!」
と、考えてよいのか!?

それなりの需要があったと考えてよいのですが、「目論見書(又は、有価証券届出書)の最終版 目論見書の訂正事項分(又は、訂正有価証券届出書)を確認したほうが良いと考えます。

どこを見るのか!?

当ブログは、IPOの【抽選結果】記事で「目論見書の訂正事項分(又は、訂正有価証券届出書)」にあるブックビルディング状況を掲載しています。

こんなやつです。(^^;)

発行価格は、ブックビルディング方式によって決定いたしました。その状況については、以下のとおりであります。
発行価格等の決定に当たりましては、仮条件(***円~***円)に基づいて機関投資家等を中心にブックビルディングを実施いたしました。
当該ブックビルディングの状況につきましては、

①申告された総需要株式数は、公開株式数を十分に上回る状況であったこと。
②申告された総需要件数が多数にわたっていたこと。

③申告された需要の価格毎の分布状況は、仮条件の上限価格に集中していたこと。

以上が特徴でありました。

上記ブックビルディングの結果、公開株式数以上の需要が見込まれる価格であり、現在のマーケット環境等の状況や最近の新規上場株に対する市場の評価、上場日までの期間における価格変動リスク等を総合的に勘案して、***円と決定いたしました。
なお、引受価額は***円と決定いたしました。

着目していただきたい点は、太字箇所です。

ほとんど定型文。だが、毎回同じではない。

公募価格が仮条件の上限で決定しなかった場合は、③がありません。

公募割れすると「人気がなかったIPO」といわれますが、①②は毎回掲載されています。

需要はあるのです。

しかし、需要があるのに公募割れする。

なぜ?

BBの結果は、実態を反映していない!?

管理人の独り言

「公募割れリスクがあるIPOへの申込先は、基本的にペナルティのない主幹事」。
「当選したら考える」という手があります。

当選した。
公募価格は仮条件の上限ではない ➡ 辞退する

しかし、今回のポピンズホールディングスの公募価格は上限。
予想会社の初値予想も悪くない。

購入しても良いかも!? (^^;)

公募割れした!! (><)

「公募価格=仮条件の上限」は初値予想の材料ですが、決定打ではなさそうです。

管理人の東証一部上場IPOへの申し込み(考え方)は、単純です。

IPO投資が人気なのは、「ローリスク・ハイリターン」だから。
当選した場合だけなのですが、ハイリターンという夢があります。

公募割れしなくとも、東証一部IPOはローリターンなので夢がない!!
できれば申し込みたくない!!(ムリをしたくない!!)

実際にフォーラムエンジニアリングは、主幹事(野村)・平幹事(みずほ)へ
申し込んだ結果、それぞれで補欠当選、そして辞退。
※カーブスは申し込んで全滅

・・・だったのですが、

最近の東証一部銘柄(雪国まいたけ以降)へ申込は、SBI証券だけ。
ポイント取りに徹しています。

セカンダリーの視点(初値買いで儲けられるか!?)で
申し込みの最終判断をしています。
結果
「大儲けはできない → ポイント取りだけ」
になっています。

IPOが「初値>公募になりやすい」のは、公募価格を安価に設定するからと言われます。
確かにそれもありますが、逆に言えば初値が高騰するのは、初値買いの需要が多いから。

「初値買いの需要=セカンダリー需要」

セカンダリーはリスクが大きいのでお勧めはできませんが、
「セカンダリーの視点で、初値予想(公募割れ予想)することは必要」
と、考えます。

「東証一部上場のIPOは儲からないので、ポイント取りだけ」
と、割り切ってやるのも手ですね。
なんたって、お気楽です。
「IPOで儲けるコツは、コツコツと継続すること」・・・あらら f(^^;)
継続の秘訣は、ムリをしないことですね。

これに気づいていれば、2018年12月に
ソフトバンクで大損しなかった・・・はず!? (><)
かなり自虐的なネタですが、
管理人は【92,200株】購入したのです。
大損した割には、IPOを継続しているどころか、
IPOブロガーになってしまいました。・・・あはは f(^^;)

では、また(^^)/~~

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!

手洗いは有効ですね!!

2つのブログランキングに登録しています。同じカテゴリー(IPO・新規公開株)ですが、登録者が大きく違います。同じ順位・・・じゃない!! ・・・あらら f(^^;)


 

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