【納涼物語】IPOをやめてしまいそうな怖い話

【№908】

　連日猛暑が続きます。デルタ株への感染も怖いですが、熱中症への備えも大切です。
来週にはお盆もあるので”IPO怪談“といきたいのですが、これはムリ。管理人にそこまでのセンスはありません。そこで、”IPOをやめてしまいそうな怖い話“で納涼ができないものかと･･･ f(^^;)

冒険者

大賢者～!!　これ何ですか？
僕に怖い話を聞かせて、冒険（IPO投資）をやめさせるつもりですか!!

大賢者

IPOの分析をしていると、公開しにくい結果が出ることもある。
いわゆる、分析したけど非公開。納涼ということで、今回はその中から怖いネタを･･･。

大賢者への手紙

いつものように冒険者と大賢者がIPO論議をしていると、手紙が届きました。

冒険者　「大賢者へお手紙ですよ。僕と同じ冒険者さんからみたいですね。」
大賢者　「どれどれ。オッ、最近遊びにこなくなった冒険者の太郎くんからか!!」
冒険者　「太郎さんって、どんな冒険者なのですか？」
大賢者　「一言で言うと、とにかく運がない奴じゃ!!　Ｄ級クエスト（IPO）に申し込んでもまったくダメ。しかし、前向きな奴で、”どんなに運のない自分でも当選できるIPOに出会えるはず!!“が口癖だったな？」

ー　大賢者への手紙　－

前略
大賢者様、いかがおすごしですか？
最近遊びに行かなくなったのには理由があります。冒険者をやめました。
大賢者へあやまらなくてはいけないことがあります。
前回訪問した際、大賢者様はご不在でしたので部屋でお待ちさせていただきました。ふと机の上を見るとそこには「非公開」の分析ファイルが･･･。
見てはいけないと思いつつ拝見させていただきましたが、それは触れてはいけない”パンドラの箱”、いやいや太郎だけに開けてはいけない”玉手箱”でした。
怖いもの見たさというのでしょうか？　見てしまった私をお許しください。非公開の意味がわかりました。恐ろしい分析でした。結果、自分を見直し冒険者をやめた次第です。
最後に、大賢者がお好きな歌を詠みます。

【知らなくて・よいのに気づき・夢が覚め・家政婦は見た・カラクリの裏】

お元気でお過ごしください。草々

家政婦は何を見たのか？

冒険者

冒険者をやめてしまうような怖い分析ってなんなんですか～？　そもそも分析したけど非公開ってなんですか～？
「家政婦は見た」ってあの個性的なオバちゃんが出てくるTV番組でしょ!!
あの家政婦のオバちゃん、派遣先の家庭の秘密を勝手に暴いて、最後にやめていくなんて、「いい迷惑」ですよねー!!　※管理人の個人的感想です。f(^^;)

大賢者

そうじゃ!!「家政婦のミタ」の松嶋菜々子さんでなく、「家政婦は見た」のオバちゃん市原悦子さんじゃ!!　よく知っておるの。
しかし、冒険者の太郎は、ファイルのどれを見たんじゃろう？　非公開もけっこうたくさんあるが、彼の性格からして冒険をやめるほどの分析は･･･これかのう？

当選確率10%以上のIPOベスト５

上場	銘柄	倍率	確率	初値上昇率	初値売却益
2020年12月	ﾛｰﾗﾝﾄﾞ	3倍	33.3%	-4.7%	-1.46万円
2020年09月	雪国まいたけ	5倍	20.0%	-4.6%	-1.0万円
2019年12月	ﾗﾝｻｰｽﾞ	8倍	12.5%	+15.3%	+1.12万円
2018年12月	ﾚｵｽｷｬﾋﾟﾀﾙ	9倍	11.1%	ー	ー
2019年08月	ｽﾃﾑﾘﾑ	10倍	10.0％	-7.0%	-0.7万円

※ﾚｵｽｷｬﾋﾟﾀﾙﾜｰｸｽは、抽選結果発表後に中止になりました。

ー　解説　－

　IPOの当選確率・抽選倍率はわかりません。正確にわかるのは楽天証券の倍率だけです。このため、過去のIPOで確率10%以上・倍率10倍以下のベスト５を調べた結果が上記リストです。公募割れは避けたいものですが、高確率のIPOは公募割れしてもしなくても、儲からないことがわかります。
ちなみに、ベスト１は全プレ（ = 当選確率100%・抽選倍率１倍）のIPOでしょうか？　となると、2018年12月に上場したソフトバンク[9434]を思い浮かべる読者様もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、楽天証券はソフトバンクの取り扱いがなかったのです。… あらら f(^^;)

とことん運がなかった冒険者の太郎君は、「高確率IPOもある」と夢見ていたのかもしれません。しかし、現実にはほどんどありませんし、あっても儲からない現実を知って冒険者をやめてしまったのでしょうか？
ある意味、「IPOは落選ばかり、当選するようなIPOは公募割れ（儲からない）」を立証するような怖い分析結果なのかもしれませんね。… あはは f(^^;)

意外なオチ

冒険者

確かに怖い分析でした。IPOのカラクリの裏を見たような気がします。
勉強になりましたが、やっぱりIPOは怪談になりませんね。
歌に「家政婦が見た」って出てくるところが斬新でしたが･･･。

大賢者

いやいや怖いのは、IPOの不都合な真実ではなくて、「家政婦は･･･」じゃ!!
主役の”市原悦子”さんは、一昨年に心不全で亡くなっておる。
もうすぐ、お盆じゃな･･･。

冒険者

･･･（安らかにお眠りください）

補足

「家政婦は見た」は、1983年から2008年までテレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放送されたテレビドラマシリーズです。主演はオバちゃんの市原悦子さん。インパクトありすぎの番組で、嫌いな読者様も多かったかもしれません。死体が出るのは論外ですが、浮気ぐらい見て見ぬふりをしてほしいところでしょう。毎回、家庭の秘密を暴いて崩壊させていく怖い家政婦さんですからね。f(^^;)

市原悦子さんの顔がわからない読者様には、1975年～1994年に放映された「まんが日本昔ばなし」の女性の声を担当した女優さんといった方がわかりやすいかもしれませんね。今思うと、19年も毎週やっていたということは、19年×50週 = 約950話。いやいやスゴイですね。記憶にあるのは、オチがない昔ばなしばかりだったような？ … あはは f(^^;)

では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。