【№1310】
どうしてこうなったのですか?
例の相場操縦事件の影響じゃ!!
SMBC日興証券が引受証券会社から除外された!!
昨日(4/11)、SMBC日興証券は、4月28日に上場予定のIPO(クリアル)の引受証券会社から外されました。
昨年11月に発覚したSMBC日興証券幹部らにとる相場操縦問題を受け、11日に開かれたクリアルの取締役会で「引受証券会社から外す決議」をしました。
東証によると、相場操縦問題が発覚した昨年11月以降、SMBC日興証券が予定されていたIPOの引受証券会社から外れるのは初めてとのことです。
管理人の独り言
先月27日に、「SMBC日興証券さん “ブラックオファー”とは、やってくれましたね!!」の記事をアップしました。この記事は、SMBC日興証券のブロックオファー取引に伴う相場操縦問題で、法人としての同社と幹部5人を金融商品取引法違反の罪で起訴したことでアップしたものです。
「クリアル社が信頼される上場企業になる上で、起訴されるような証券会社にお引き取りいただいた」ということなのでしょうが、言い換えれば「上場予定の会社からで出禁にされた」わけです。相場操縦とIPOは直接係りのないことでしたが、とうとうIPOへも波及してしまいました。
“クリアル”の引受会社として、SMBC日興証券は平幹事とはいえ、主幹事に次ぐ副幹事のポジションでした。上場を目前にした”クリアル”は、大いなる決断を下したことになります。
現在、新規上場承認は”クリアル”で止まっている状態ですが、上場審査中(上場承認待ち)の会社はあるはずです。それらIPOの引受会社にSMBC日興証券がある場合、「取締役会で引受証券会社として適切であるか審議せざるを得ない状況になってしまった」と考えます。
SMBC日興証券が主幹事を務めている場合は大変でしょう。今回の「IPOの引受証券会社から除外」は、2022年IPOの上場に影響を及ぼす可能性が出てきました。f(^^;)
IPO愛好家として、改めて「SMBC日興証券さん “ブラックオファー”とは、やってくれましたね!!」と言わせたいただきます。相場操縦事件は、証券市場の信頼を損なかねない大事件です。今後、どこまで影響が及ぶのでしょうか?
さて、話は変わりますが、SMBC日興証券のクリアルの割当株数は、20,000株を予定していました。この抽選枠(200本)は、どこに行くのでしょうか? 引受会社に再配分されると考えられますが、当面は主幹事のSBI証券が引き取り手です。SBI証券が200本分、当選しやすくなったりして? f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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