【№1319】
正露丸の旧名称なんて知りませんよ?
今まで知らなかったが、知ったら誰かに話したくなる旬なネタじゃ!!
はじめに
調べる時間がないので、IPOはほとんどが「社名由来・意味」で終わってますが、管理人はそれらと同じくらい、「製品名・サービス名の由来・意味」にも興味があります。
大幸薬品の正露丸。ラッパのマークの正露丸と言えば、知らない日本人がいないとは考えられないほどの薬・ブランドです。
今まで、正露丸の旧名称(製品名)を知らなかったのですが、知ったからには誰かに話したくネタです。ある意味、時事ネタ・旬なネタでもあります。
正露丸の製品名由来がスゴイ!!
正露丸の成分は、「木(モク)クオレソート」。古代エジプトでは、このクオレソートをミイラの保存に使用していました。
1830年 ドイツの化学者”カールライヘンバッハ氏”が、ブナの木から木クレオソートを精製
※当初は化膿傷の治療に用いられ、後に防腐剤として食肉用等で使用、その後殺菌作用を期待して胃腸疾患(とくに下痢)に内服されるようになる。
1880年頃(明治13年頃) 森林太郎(森鴎外)らによって軍薬として活用される。文豪”森鴎外”は、軍医でもありましたね。
1886年 この薬の名称は、「結麗阿曹篤(ケレヲソート;Kreosotum:ラテン名)」だったようです。
1904年(明治37年) 日露戦争が勃発。日本軍で「征露丸」として製造、陸海軍に配布された。
1946年(昭和21年) 大幸薬品株式会社創立者・柴田音治郎氏が「忠勇征露丸」の製造販売権を継承。
1949年(昭和24年) 国際関係上、ロシアを征服するという意味の名称はよくないということで、「忠勇征露丸」から「中島正露丸」に名称変更。まぁ、日本は敗戦国ですからね ・・・。f(^^;)
1954年(昭和29年) 「中島正露丸」から「正露丸」に名称変更し、現在に至る。
正直、正露丸の昔の名称なんてどうでもいいのですが、このタイミングで「征露丸」を知ったら誰かに言いたくなりますね。(^^)
なお、正露丸のラッパのマークですが、大幸薬品の公式サイトでは「信号を伝えるためのラッパで、ラッパのメロディは兵士に食事を伝える食事ラッパ」とのこと。
ラッパのマークは、1969年(昭和44年)からです。初代・忠勇征露丸(1902年・明治35年)のマークは、地球儀に「誠」でした。
ラッパのマークには「軍隊の進軍ラッパ」説もあるのですが、ちょっと違います。陸海軍に配付された「征露丸」には、特別に付いていたのかもしれません。
管理人の独り言
今回のロシアのウクライナ侵攻は、2月24日から始まりました。大幸薬品(4574)は、東証プライム市場。2月24日の終値は【571円】。本日の終値は【550円】ですが、この間の高値(4月5日)は【624円】。
「征露丸ネタ」は、株価に効かないようです。f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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