【IPO】”成城石井”の高級ブランドはどこから?

【№1320】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

2023年度に新規上場しそうな”成城石井”の記事ですか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

IPOというより、”成城石井”の高級ブランドを別視点から特集してみた。

はじめに

 先週、日本経済新聞に「ローソンは、完全子会社である”成城石井”(高級スーパー)を2023年度までに新規上場させる方針を固めた」という記事が掲載されました。
IPOブロガーさんも記事として取り上げていますので、読者様の皆様もご存知のことでしょう。

IPOとしての”成城石井”の記事は他のブロガーさんにお任せするとして、管理人は別の視点から、”成城石井”の高級ブランドを特集してみたいと思います。

“成城石井”ってなんですか?

 ”成城石井”は、1927年(昭和2年)2月 東京都世田谷区成城(せいじょう)に創業した食料品店です。創業は戦前、設立95年と老舗ですが、スーパーマーケットとして営業開始したのは、1976年(昭和51年)12月です。

会社として設立されたのは、1950年2月1日。設立時の社名は、”株式会社 石井食料品店”。”株式会社 成城石井”に社名(商号)変更されたのは、1976年11月30日。つまり、スーパーマーケット業務を開始するにあたり、社名変更したわけですね。

ちなにみ、現在の本社は成城ではなく、横浜市なのですが ・・・。f(^^;)

 読者様に中には高級スーパーの”成城石井”といわれてもピンとこない方もいることでしょう。”成城石井”は全国に201店舗(2021年12月時点)もありますが、店舗のある場所は1都2府17県。逆に言えば、27県には店舗展開をしていません。

管理人は現在退職した身ですが、現役時代には2002年に愛知県の名古屋から東京に転勤しました。実は、この”成城石井”を認識したのは転勤後で、それまでまったく知りませんでした。
調べてみたら、なるほどです。”成城石井”が愛知県(名古屋市)に初店舗を出店したのは2004年4月なので、知らなかったわけです。f(^^;)

今回のIPOのニュースで”成城石井”を知った読者様も、多いかもしれません。東京都内の店舗数は、94店舗(46.8%)。関東1都6県では、141店舗(70.1%)。日本経済新聞のトップ記事でしたが、「東京、ないし関東のスーパーの新規上場という話」で、IPO投資をしていても新規上場する会社は、生活で縁のないことも多いですね。

“成城石井”の高級ブランドはどこから?

 ”成城石井”は、かつてあるイギリスの新聞記者が「スーパーのルイ・ヴィトン」と評価するほど、高いブランドイメージを確立している高級スーパーです。”成城石井”は普通のスーパーよりも少し高めの値付けを行っているにもかかわらず、輸入ワインや高級チーズ、お惣菜に生鮮食品など、どれをとってもクオリティが高いと消費者から高い支持を受けています。

創業当時は、果物や缶詰を細々と売る小さな食料品店でした。成城の小さなローカルスーパーが現在の圧倒的なブランドイメージを確立することができたのはなぜなのか。それは東京屈指の高級住宅街である世田谷区成城の住民によって徹底的に育てられたからだそうです。

 田園調布と並ぶ高級住宅街として知られる成城は、昔から裕福な著名人が多く住む街でした。政財界の大物が多い田園調布に対して、芸能人が非常に多く住んでいることが特徴のとのこと。

なぜ芸能人が多いかかと言えば、映画「ゴジラ」が生まれた国内最大規模の撮影スタジオ「東宝スタジオ」が影響していて、1932年に東宝スタジオができたことで、黒澤明や三船敏郎といった有名な映画監督や俳優が移り住んできたそうです。

映画関係者などの文化人が多く集まる知的で文化的な成城には、日常的に「一流のもの」に触れている住人が多く住んでいて、その住人によって育てられたということです。

“成城”って高級住宅街なんですか?

 成城(世田谷区)と言えば、田園調布(大田区)に並ぶ高級住宅街として有名です。高級住宅街の定義は曖昧でこれといった定義はありませんが、眺望・景観に優れ、整備された街並みに広い敷地の住宅が立ち並んでいるイメージでしょうか。

高級住宅街となると、気になるのは地価。成城は小田急電鉄「成城学園前駅」、田園調布は東京急行電鉄「田園調布駅」から徒歩10分以内の物件で比較してみます。

駅名 成城学園前 田園調布
物件件数 16件 16件
平均坪単価 229万円 259万円
平均価格 1億3,260万円 1億3,120万円
平均土地面積 191㎡ 169㎡

※2019年9月の物件データを参考


成城・田園調布で目立った傾向の差異は見られませんでしたが、共に売地の平均価格が1憶円を超えており、まさしく高級住宅街ならではの価格ですね。f(^^;)
いずれも分譲されている平均土地面積が50坪を超えており、都心から近くてこれだけの広さの土地で優雅な暮らしが叶えられる成城・田園調布は、他のエリアにはない特徴があります。

高級住宅街に証券会社の店舗はあるのか?

 高級住宅街に住んでいる方は、当然お金持ちのはず。面白そうなので、成城・田園調布にある大手総合証券会社の支店(店舗)を調べてみました。

成城には「野村證券・みずほ・大和証券・いちよし証券」の店舗がありましたが、田園調布にはどこの証券会社も店舗を出していませんでした。証券会社の支店(店舗)といっても、利便性の良い場所にあれば問題なのですが、田園調布に1店舗もないのは何か理由でもあるのでしょうか。
政財界の大物が多い田園調布に対して、芸能人が多い成城という土地柄が関係していたりして ・・・。f(^^;)


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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