【№1372】
冒険者
赤字上場のIPOは、不安ですよね?
大賢者
情報通信系は、先行投資で赤字上場になりやすいな。
地方発のクラウドサービス事業じゃが、連結子会社3社がすべて海外とは驚きじゃ!!
当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;) ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出 |
社名由来・意味
「無の状態から試行錯誤を経て完成したアイデアは、多くのひとを魅了する素晴らしい作品になると考え、無の状態から有を創り出す「研究所」のような会社でありたい」という思いを込めて「Null(ヌル=無)とLab(研究所)を合わせた造語」を社名にしたとのことです。(^^)
IPO Outline
会社名 | 株式会社 ヌーラボ [5033] |
本店所在地 | 福岡県福岡市 |
上場市場 | グロース市場 |
設立年月日 | 2004年3月29日 |
業種別分類 | 情報通信 |
事業概要 | Backlog 等のクラウドサービスの開発・提供 |
規模 | 中型(時価総額137.4億円、吸収金額47.5億円)※想定価格ベース |
上場予定日 | 6月28日 |
同日上場 | あり(1社) |
幹事会社(主) | SMBC日興、マネックス、西日本シティTT、SBI |
BB期間 | 6月13日 ~ 6月17日 |
抽選発表 | 6月20日 |
発行株数 | 5,940,097 株 |
公開株数 | 2,230,100 株 公募: 510,300 株 + 売出: 1,429,000 株 + OA: 290,800 株 (公募内訳:新規株式発行 510,300 株、自己株式処分 – 株) |
売出比率,OR | 売出: 64.1 % OR: 34.6 % |
想定価格 | 2,130 円 |
海外向け販売 | あり |
難易度 | 海外向け販売比率を50%とした場合、 主幹事(SMBC日興)の予想抽選枠は、758本(現時点)。 最低1,000本以上ないと、まず当選しません。 f(^^;) |
事業内容
同社は、グループの課題(タスク)をプロジェクトとして管理するツール「Backlog」、様々なアイデアを図で描くことにより言葉を超えて共有することができるビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、多くの人と同時に円滑なコミュニケーションを行うことができるビジネスチャットツール「Typetalk」、IDの管理を容易にし、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」といった4つのサービスを展開しています。 連結子会社(3社)が、すべて海外とは驚きです。f(^^;) Nulab USA,Inc.(米国ニューヨーク州)、Nulab Singapore Pte.Ltd.(シンガポール)及びNulab Netherlands B.V.(オランダ国アムステルダム州) |
業 績
回次 | 第14期 | 第15期 | 第16期 | 第17期 | 第18期 |
決算年月 | 2017/3 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 |
売上高(百万円) | 306 | 844 | 1,149 | 1,586 | 1,939 |
経常利益(百万円) | 2 | ▲41 | ▲331 | ▲48 | ▲9 |
当期純利益(百万円) | ▲5 | ▲357 | ▲332 | ▲53 | ▲26 |
※第16期までは単独、第17期から連結決算
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。
手取金の使途
充当先(予定) | 金額 |
宣伝費・外注費 | 510,000 千円 |
人件費・採用費 | 470,000 千円 |
残 | 983 千円 |
計 | 980,983 千円 |
売出株放出元
株主 | 関係他 | 売出株数 |
㈱アリオト | 1,275,800 株 | |
田端 辰輔 | 102,100 株 | |
橋本 正徳 | 代表取締役 | 51,100 株 |
計 | 1,429,000 株 |
VCの有無
VC : 5 |
売り圧力
発行株数 | 5,940,097 株 |
売出株数 | 1,429,000 株 |
残(株主保有株) | 4,511,097 株 |
・360日ロックアップ | 3,052,145 株 |
・360日ロックアップ or 1.5倍解除① | 875,748 株 |
・第三者割当増資② | 595,237 株 |
・180日ロックアップ | 583,204 株 |
・ロックアップなし③ | 0 株 |
上場初日に売却可能性のある株数(①-②+③) | 280,511 株 |
ストックオプション(新株引受権)
・ストックオプション(行使可能) | 584,473 株(163,953 株) |
※行使可能(163,952株)ありますが、ストックオプション(584,473株)に対して、新株予約権者は180日ロックアップ期間は、普通株式を取得する権利を有する有価証券の発行、譲渡又は売却等を行わない旨を約束しており、かつ第三者割当等による募集株式等の割当に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っております。
このため、行使可能は実質0株になります。
では、また (^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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