特徴
東証二部上場の中型IPOです。情報・通信系で「セキュリティ」。テーマは良いのですが、IPO的にはマイナスの要素たっぷりです。公募株がゼロで、売出株はVC100%。というか、発行済株式のほとんどをVCで保有しています。言い換えれば、ほとんどVCの会社です。初値売り主体のIPO愛好家には、人気は出なさそうな会社です。ただ、長期的に見ればセキュリティに特化したIT企業ですので、けっこう堅いかもしれませんね。
社名由来
調べましたが正確な由来がわかりません。勝手に想像してみます。英語で”vario”という単語はなく、”various”から派生した言葉のようです。”various”の意味は”さまざまな”・”いろいろな”です。それから考えると、社名には”さまさまなセキュリティに対応”という意味が込められているのではないかと思えてきます。
新規上場会社概要
コード:社名 | 4494 バリオセキュア株式会社 |
英文社名 | Vario Secure Inc. |
会社URL | https://www.variosecure.net/ |
上場承認日 | 2020年2月21日(金) |
上場予定日 | 2020年3月30日(月) |
上場市場 | 東証二部 |
設立 | 2015年9月17日(実質上: 2001年6月21日) |
事業内容 | ネットワークセキュリティ機器と独自監視システムによる運用、監視、サポートサービスの提供。ネットワークセキュリティ機器販売、ならびにネットワーク機器の調達、構築によるインテグレーションサービスの提供 |
業種 | 情報・通信 |
業績 | 売上は右肩上がり 利益率はいいかな? 黒字上場です |
発行済株式総数 | 3,726,600株(2020年2月21日現在) |
仮条件決定日 | 3月9日(月) |
BB期間 | 3月11日(水)~3月17日(火) |
公開価格決定日 | 3月18日(水) |
公募株数 | 0株 |
売出株数 | 2,720,400株(売出比率:100%) |
OA | 408,000株 |
売出放出元 | アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合 2,715,600株、アイ・シグマBAF役職員ファンド5アイ組合 4,800 株 VC放出100% |
VC | アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合 3,720,020株(発行済総株式の99.8%) |
ロックアップ | VCへ90日or1.5倍のロックアップ |
OR | 83.9% ※3年平均(2016-18) 27.5% |
想定価格 | 2,080円 |
吸収金額 | 約65.1億円(想定価格ベース) |
手取金の使途 | 公募株数がゼロのため、手取り金の使途は”なし” |
取扱証券会社 | 主幹事:野村 平幹事:SMBC日興、大和、いちよし、みずほ、岡三、岩井コスモ、SBI、楽天、マネックス 委託幹事:岡三オンライン |
IPOスケジュール(全体)
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