【承認】Retty

 社名は「れてぃ」ではなく「レッティ」と読みます。
東証の【銘柄略称】は「Retty」。短い社名だと、なにかと簡単ですね。 (^^;)

社名由来

 Rettyは、「飲食店の口コミサイト」というサービス名で、社名も同じ「Retty」。ジモティーと同じパターンです。
「世界中の人々を“Happy”にする」という思いのもと、Restaurant、Recommendの「Re」と「Happy」を組み合わせて作ったようです。
RecommendとHappyを組み合わせたのは、
ユーザー同士がオススメの体験(=Recommend)を共有し、少しでも多くの人が(Happy)になれるサービスを提供しよう」という理由からみたいです。(^^)
しかし、組み合わせならば、「Reppy(レッピー)」でも良かったのでは!? Reppyで検索してもヒットしないので、どこかとかぶることもなさそうですね!! ・・・ムムム(^^;)

 実は設立時(2010年11月)の社名は、【株式会社TopNotch】だったのです。意味は「一流の、最高の」。「Retty」をWebサイト上にリリースした(2011年6月)の2ヶ月後に、Retty株式会社に社名変更。設立時から1年も経たず社名変更も珍しいのですが、旧社名のTopNotchには、トップを目指すという創業者2名(武田氏・長束氏)の熱い思いが伝わってきますね。(^^)

会社概要

 同社の事業は、「ユーザーの実名に基づく飲食店オススメ口コミ情報及び全国の飲食店情報等を蓄積した実名型グルメプラットフォーム「Retty」の運営」。

 どのようなビジネスモデルなのか!?
グルメサイトの運営で、どこから利益が生まれるのでしょうか!?

FRM
 多くの飲食店は稼働率の向上を通じた売上の増加及び採算の改善による利益率の向上を至上命題としており、同社は「Retty」を通じたオンラインでの販促を提供することで、飲食店から毎月定額のサービス利用料収入を得る

広告コンテンツ
 ①実名型グルメプラットフォーム「Retty」を活用した広告ソリューション
 ②当社がこれまで実名型グルメプラットフォーム「Retty」を運営、拡大してきた中で蓄積して   きたコンテンツを活用したコンテンツソリューションの2つあり。
広告ソリューション
タイアップ
 「Retty」を積極的に利用するユーザーを対象にブランド認知向上等のプロモーションを行いた
  い広告主に対して「Retty」内にタイアップ広告を掲載することで収入を得る
アドテクノロジー
 「Retty」上の広告枠をテクノロジーを活かして効率的に運用することで広告掲載収入を得る
アライアンス
 「Retty」上において同業他社の飲食店予約サービス機能との連携をするなど他社とアライアン
  スを組むことで送客手数料収入を得る

コンテンツソリューション
 同社には、79万店(2020年8月時点)に及ぶ店舗データや写真データ、実名口コミデータ、ユーザーログなどのコンテンツが蓄積されており、これをRettyのデータベースである「Food Data Platform」としてクライアントに継続的に提供することで、月額の利用料を得る

初値は!? 将来性は!?

 東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額124.3億円、吸収金額63.7億円)です。公開株数が多く、売り出しの比率も高いことから、受給の関係で初値の高騰は難しそうです。
しかし、公開規模が大きく、初値高騰が難しいIPOほど、公募割れがないという前提ですが、当選が狙えるIPOといえるのではないでしょうか!? (^^)

 また、将来性・成長性はというと、やはり飲食店がメインのお客様。 新型コロナウイルスの影響はもろです。前期(2019年9月期)にようやく黒字化しましたが、今季(2020年9月期)は、赤字になる見込みを同社は発表しています。(><) ※同社プレスリリースより
新型コロナウイルスの影響で業績はいまいちですが、落ち着けば右肩上がりで伸びていくのではないでしょうか!?「Rettyお店会員」の増加率には注目です。コロナが落ち着く時期は、不明なんですけど・・・。ありゃりゃ(^^;)

余談ですが・・・。
 海の向こうでは、とうとうかの国の大統領まで感染してしまいましたね!! というか、大統領の側近の一人が9月30日時点で陽性反応が出ていたにもかかわらず、大統領は10月1日に選挙資金集めのイベントを強行した可能性があるという噂があります。事実であれば、コロナ対策より選挙活動を優先したことになります。・・・あらら(^^;)
※このネタは、日本経済新聞・紙面版(10月3日)に掲載された記事です。

管理人の独り言

 グルメサイトを検索してみると 「食べログ」「ぐるなび」「HOT PEPERグルメ」「Retty」「ヒトサラ」「一休.comレストラン」のグルメサイトがあるようですが、正直なにががなんだかよくわかりません。
管理人は食べ歩きは趣味ではないので、管理人の行きつけの居酒屋で検索して見ると「食べログ」「Retty」「HOT PEPERグルメ」には掲載されていました。
単純ですが、気に入ったお店が掲載されているということで、Rettyを合格としましょう。(^^;)

 Rettyは、「実名型」「点数評価のないお勧め口コミ」「人から探す」の3点が特徴。
食べログには過去一度投稿したことがありますが、実名でなくアップ可能でしたし、点数評価がありました。Rettyは、情報発信者に責任を持たせることで、より質の高いグルメ情報サイトを目指しているわけですね。納得です。 (^^)

 実は、食べログの投稿は、投稿後しばらくしたら削除されてしまいました。投稿は、行きつけの居酒屋の評価(ベタボメ)の内容。人から聞いた話では、投稿の回数が問題で、いろいろなお店に行き、何回もの投稿がないと削除されるという説明。確かに、管理人はこの居酒屋で1回しか食べログに投稿していない。食べ歩き、つまり味について一定の評価ができる方の投稿が残るといういうことらしいのですが、どんな理由であれ「本当に美味しい」という熱い想いを込めた投稿が削除されてしまうのは、悲しいものです。(><)

熱い想いとは、こんな感じです。(^^;)

新規上場会社概要

社名 [コード] Retty株式会社 [7356]
英文社名 Retty Inc.
会社URL https://corp.retty.me/
上場予定日 2020年10月30日 上場承認日 2020年9月28日
上場市場[業種] マザーズ [サービス] 設立 2010年11月15日
事業内容 グルメプラットフォーム「Retty」の運営等
業績(直近) 売上は右肩上がりだが、利益は前期ようやく黒字化
仮条件決定日 10月13日 BB期間 10月15日~10月21日
公開価格決定日 10月22日 購入申込期間 10月23日~10月28日
想定価格 1,150円    
発行済株式総数 10,612,504 株(承認時) 吸収金額(承認時) 約90.5億円
発行済株式総数 10,812,504 株(上場時) 時価総額(承認時) 約291.5億円
公募(新株発行) 200,000 株 公開株数 5,541,300 株
公募(自己処分) – 株
売出 4,618,600 株
OA 722,700 株
売出株比率 83.3 % OR 51.2 %
売出放出元
VC:太文字
JAPAN VENTURES I L.P. 1,249,600 株
WiL Fund I, L.P. 753,600 株
AT-Ⅰ投資事業有限責任組合 609,400 株
CA Startups Internet Fund 1号投資事業有限責任組合
 479,300 株
テクノロジーベンチャーズ3号投資事業有限責任組合
 464,900 株
NTT インベストメント・パートナーズファンド3号投資事業有限責任組合 400,000 株
三菱UFJキャピタル3号投資事業有限責任組合 259,800 株
武田 和也 200,000 株
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 91,800 株
ABC ドリームファンド1号投資事業有限責任組合 75,200 株
長束 鉄也 24,000 株
奥田 健太 8,000 株
内野 友明 3,000 株
 株主構成
ロックアップ
 [株主上位10名]
180日ロックアップ 計:5,714,160 株
武田和也(同社代表取締役社長)
 3,560,000 株[29.40%](内、200,000 株は売出へ)
YJ2号投資事業組合 1,588,376 株[13.12%]
PC投資事業有限責任組合 405,784 株[3.35%]
長束 鉄也(同社取締役)
 384,000 株[3.17%](内、24,000 株は売出へ)

180日、1.5倍ロックアップ 計:261,196 株
AT-Ⅰ投資事業有限責任組合
 870,596 株[7.19%](内、609,400 株は売出へ)

ロックアップなし 計:148 株
JAPAN VENTURES I L.P.
 1,249,610 株[10.32%](内、1,249,600 株は売出へ)
WiL Fund I, L.P.
 753,660 株[6.22%](内、753,600 株は売出へ)
CA Startups Internet Fund 1号 投資事業有限責任組合
 479,336 株[3.96%](内、479,300 株は売出へ)
テクノロジーベンチャーズ3号投資事業有限責任組合
 464,952 株[3.84%](内、464,900 株は売出へ)
NTTインベストメント・パートナーズファンド3号投資事業有限責任組合 400,000 株[3.30%](内、400,000 株は売出へ)
手取金の使途 ①事業拡大に向けた人件費及び採用費用
②当社と契約した飲食店増加に向けた代理店の体制構築への投資
③新商品の開発に向けた投資
④海外事業に向けた投資
残額は運転資金のために借入れた長期借入金の返済に充当する予定
取扱証券会社 共同主幹事: 大和、SMBC日興
平幹事  : SBI、野村、みずほ、岩井コスモ、いちよし、エース

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!

手洗いは有効ですね!!

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