【№600】
誰だって「当選IPOの公募割れ」は、嬉しくありません!!
しかし、上場する前に見極めることも困難・・・あららf(^^;)
申込時点では、公募割れの「可能性がある」だけです。
他のIPO投資家はどうやって公募割れを回避しているのか!?
公募割れしたIPOの申込実態の分析から解析を試みます。
分析対象のIPOは、昨年公募割れした
「雪国まいたけ」「ダイレクトマーケティングミックス」
「ローランド」「ポピンズホールディングス」とします。
今回は「雪国まいたけ」の分析です。(^^)
申込の実態は!?
「雪国まいたけ」の申込実態
証券 |
割当株数 見込だが ほぼ正解 |
個人への 配分総数 (実績) |
抽選 種類 |
抽選枠 見込だが ほぼ正解 |
% |
抽選枠 |
% |
日興 主幹事 |
5,898,600株 | 57,196本 | 通常 | 5,720本 | 10.0% | 1,617本 | 2.8% |
ステージ | 2,860本 | 5.0% | 0本 | 0.0% | |||
大和 主幹事 |
4,825,800株 | 46,115本 | 通常 | 4,612本 | 10.0% | 5,174本 | 11.2% |
チャンス | 4,612本 | 10.0% | 2,587本 | 5.6% | |||
みずほ | 1,267,300株 | 17,106本 | 通常 | 1,711本 | 10.0% | 680本 | 4.0% |
SBI | 97,400株 | 1,341本 | 通常 | 606本 | 45.0% | 811本 | 60.5% |
楽天 | 97,400株 | 1,377本 | 通常 | 1,377本 | 100% | 1,377本 | 100% |
・個人への配分総数:抽選(優遇抽選含む)と店頭配分(裁量配分)の合計
・抽選枠(実績) :当選数(実績)。楽天証券以外は、当選後の辞退可能
ー 管理人の勝手な推察 -
SMBC日興証券
当選後の辞退にはペナルティがある会社。主幹事であるにもかかわらず、公募割れ回避行動の結果!! 抽選枠が5,720本用意されましたが、申込は1,617本(人)だけ。申し込めば、全プレ!?
ステージ抽選も抽選枠が2,860本用意されましたが、申し込みが少なすぎて実施されなかった!?
ステージ抽選は「敗者復活」です。「全プレ=敗者がいない」ならば、敗者復活抽選もないということですか!? ・・・あららf(^^;)
大和証券
ペナルティがないのは大きいですね。申込数はSMBC日興証券より多いと想定。通常・チャンス抽選の抽選枠見込・実績を見ると申込は、「4,612本<申込数<9,224本」ではないかと考えられます。決して多い申し込みではなく、特にチャンス抽選が少なすぎ!! これも全プレ!? 敗者復活が、全プレってどういうことですかー!! (^^;)
みずほ証券
ペナルティがない会社ですが、申込は少なく抽選枠の半分もありません。大和証券に申し込んでいるのでOK・・・。公募割れリスクの高いIPOには複数社からは申し込まないということですかー!?
SBI証券
さすがに、IPOチャレンジポイントの威力は絶大です。申し込まなきゃ、ポイントの権利は生まれません。ポイント狙いで申し込まれた方は、かなりいそうです。当選しても、辞退すれば公募割れは回避できるのですからね!! ・・・あららf(^^;)
とにかく、想定以上の当選数です。いや、当選・補欠当選の乱発でしょうか!?
楽天証券
ちょっと不可思議な結果(数値)だと感じます。
抽選倍率が不明のため(管理人は申し込んでいません)申込総数がわからないのですが、公募割れ回避の傾向が出ている割には楽天証券の申込が多いように感じます。
楽天証券には、ペナルティはありません。ないというか後期型のため、2回目の申し込みは購入申込となり、元々当選後の辞退ができないルール。
楽天証券の参加者は、後期型のルールをよく知らない方が多いのでは?と思えてきます。(^^;)??
少なくとも、「1,377名の参加者が、雪国まいたけで公募割れ」を味わったんですよー!! (><)
その他
割当株数と個人への配分総数を比べると、SMBC日興証券・大和証券から、みずほ証券・SBI証券・楽天証券へと株式が移動したようです。主幹事では、大量の抽選枠をさばけそうもないので、他の証券会社へ流通させたということでしょうか!?
管理人の独り言
今回は視点を変えて、公募割れしたIPOの申込実態の分析から解析を試みましたが、なかなか顕著な傾向が出ています。特徴的な点は・・・。
・主幹事でも、ペナルティのある会社へは申し込まない。
・申し込む会社は、ペナルティのない会社から。それも抽選枠が大きい1社だけ。
・公募割れリスクが高くても、ポイント欲しさにSBI証券への申込は欠かさない。
ここで「公募割れ回避術」の仮説を立ててみました。
仮説というか、多くのIPO愛好家の行動心理ですかね!?
仮説
「公募割れリスクの高いIPOの申込は、ペナルティのない会社・1社+SBI証券」
本当にそうでしょうか!?
公募割れした
「ダイレクトマーケティングミックス」「ローランド」「ポピンズホールディングス」で
検証してみることにしましょう!!
では、また(^^)/~~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
11都府県は二度目の緊急事態宣言です。
コロナに過敏になりすぎず、かと言って気を緩めることなく
日々基本的な感染防止に努めましょう!!
それでも感染してしまったら?
う~ん(^^;)
2つのブログランキングに登録しています。同じカテゴリー(IPO・新規公開株)ですが、登録者数が大きく違います。 同じ順位じゃない!! ・・・あらら f(^^;)