【№653】
別にふさげているわけではありません。
一連のIPO記事(承認~抽選枠予想~抽選結果)の中で、
この承認が書いていて最もつまらないうえに、疲れます。
モチベーション維持も大変なんです。
【ブログ運営者が楽しむことが最優先】
【ブログで自分がどこまで楽しめるか!?】
と、管理人は考えています。 (^^)
こんな社名だったら面白いだろうなー!?
と、真剣に楽しんで考えているのです。
・・・あははf(^^;)
社名由来・意味
ー スパイダーマンプラス -
まるで映画「スパイダーマン」の続編「更に強くなった・・・」のようです。
社名を調べたら、これがけっこう面白い
「スパイダーマン」でも良かったかも・・・(^^;)!?
ー 社名「スパイダープラス」になるまで -
同社は、創業者である伊藤謙自(現当社代表取締役社長)が、
個人事業として熱絶縁工事を営む伊藤工業の創業から始まります。
1997年 9月 伊東工業を創業
2000年 2月 有限会社ケイ・ファクトリー設立(資本金3百万円)
2001年10月 株式会社ケイ・ファクトリーへ組織変更(資本金1千百万円)
2010年 9月 IT事業の株式会社ヴェイシスを設立し、積算システム「SPIDER」を開発・販売
2011年 9月 建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」をリリース 以後、シリーズ化
2012年 6月 ケイ・ファクトリーがヴェイシスを吸収合併 株式会社レゴリスへ商号変更
2020年11月 株式会社レゴリスを、スパイダープラス株式会社へ商号変更
現在の社名になったのは、「主力事業として展開する
クラウドサービス【SPIDERPLUS】と社名を統一」
というよくあるパターンです。
【SPIDERPLUS】とは、同社が開発・販売している建設業の業務効率化ツール。
業界での認知度が高まるにつれ、お客様からは社名「レゴリス」より、
この製品名の方が圧倒的に親しまれるようになる。
絶対「スパイダーマン」と呼ばれたはず!!
「おっ!! このスパイダーマン、さくさく動くな!!」・・・みたいな (^^;)
注)映画「スパイダーマン」シリーズは、2002年から
「さらに発展・進化していくためには、ブランドイメージの確立」
・・・で、製品名と社名を統一
ー 製品名【SPIDER】の由来 -
同社の事業は、断熱工事、特にビルのエアコンのダクトや
水道管・排水管等の断熱施工から始めたもの。
配管類の断熱施工には、積算(図面をもとに建設費用を算出する業務)
という作業があります。
これ紙の図面に線を引く、非常に複雑で骨の折れる作業
そこでPC上の図面にクリックしていくと自動的に集計される積算システムを開発。
クリックした点同士が無数の線で繋がる様子がクモの巣のようだったので、
製品名が【SPIDER】になったわけ。
お客様から「図面をタブレットに入れて持ち歩きたい」との要望あり。
これがきっかけで、2010年に開発が始まったのが、今の【SPIDERPLUS】
「PLUS」・・・確かに「+」ですね。
ここで管理人は言いたい!!
社名はともかく、製品名は「スパイダーマン」でも良かった。
面倒な積算作業をしてくれる頼もしいヤツ(者)の意味を込めて・・・
しかし、使いたくても「スパイダーマン」には「登録商標」が!?
・・・あららf(^^;)ですね
余談ですが・・・
このような社名(商号)変更の代表格は、
3月9日に立会外分売を予定している
ブルボン[2208]
当時、社名の「北日本食品工業株式会社」より
製品名(お菓子)の「ブルボン」のほうが、
認識・認知されているのですから、
同社にとって嬉しいやら悲しいやらです。
ちなみに、ブルボンへの社名変更は平成元年
平成元年生まれは、今や34歳!! おー!! 働き盛りですね。(^^)
「ブログの読者様は、昭和・平成生まれのどちらが多いのか!?」
楽天証券の口座開設率が断トツ!! IPO参加者数も急増中!!
同社の発表では、口座開設者は「若年層」が急増とのこと。
う~んf(^^;)
会社概要
同社沿革は「社名変更・意味」で紹介しましたが、建設業の業務効率化ツール【SPIDERPLUS】の開発・販売を行う情報・通信業へ転身したわけでもなく、熱絶縁工事を提供するエンジニアリング事業も継続しています。意外とエンジニアリング事業の売上比率が高いのです。
事業 | 主要サービス |
ICT事業 | 建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売 |
エンジニアリング事業 | 「アーマフレックス」等を使用した熱絶縁工事 |
事業セグメント | 第21期事業年度 (2019.1.1~12.31) |
第22期第3四半期まで (2020.1.1~9.30) |
||
売上高(千円) | 比率 | 売上高(千円) | 比率 | |
ICT事業 | 959,467 | 74.6% | 1,063,078 | 73.1% |
エンジニアリング事業 | 326,641 | 25.4% | 391,253 | 26.9% |
計 | 1,286,109 | 1,454,331 |
管理人の独り言
東証マザーズ上場の大型案件(想定時価総額321.3億円、吸収金額88.8億円)
ー 成長性あり -
建設業における労働者数は年々減っているので、
より効率的に業務をおこなうためのIT投資額は増加傾向。
「SPIDERPLUS」の契約ID数も右肩上がりで増加しています。
市場にマッチしたビジネスで、成長性ありと考えます。
しかし、公開株数が多すぎー!!
需給的には、初値の高騰は難しいでしょうね!?
成長性を感じつつも
売上は右肩上がりですが、利益は赤字・黒字安定せず。
これからだと思いますが・・・。
ー 気になるVCのロックアップ -
今回の売出株式数 4,425,200株 の内、
1,785,300株【40.3%】がVCからの売り出しです。
株主上位10位までには、VCが1社だけ。
VCすべてのロックアップを調べてみました。
VC | 保有株式 | 売出株数 | 残 | 比率 |
DCIベンチャー成長支援 | 1,818,100 | 909,100 | 909,000 | 50% |
SMBCベンチャーキャピタル3号 | 333,400 | 166,700 | 166,700 | 50% |
西武しんきんキャピタル企業投資3号 | 31,000 | 156,500 | 156,500 | 50% |
りそなキャピタル4号 | 303,000 | 151,500 | 151,500 | 50% |
三菱UFJキャピタル6号 | 303,000 | 151,500 | 151,500 | 50% |
あしかが企業育成ファンド三号 | 250,000 | 125,000 | 125,000 | 50% |
みずほ成長支援第2号 | 250,000 | 125,000 | 125,000 | 50% |
計 | 3,570,500 | 1,785,300 | 1,785,200 | 50% |
売出後の保有株数(残)は【1,785,200株】
ロックアップは90日or公開価格の1.5倍で解除
また、
これは公開株数【8,791,900株】の【20.3%】
セカンダリーを考えると
初値が公募の1.5倍を超えそうならば、ちょっと様子見!?
・・・う~んf(^^;)
ー 当選の可能性 -
初値の高騰は難しいと書きましたが、実は当選の期待度は「大」。
ちょーアバウトですが、主幹事(野村證券)の抽選枠を予想すると
なんと【5,979本】になります。
難攻不落の野村證券といえども、チャンスかも!? (^^)
新規上場会社概要
社名 [コード] | スパイダープラス株式会社 [4192] | ||
銘柄略称・英訳名 | M-スパイダープラス SpiderPlus & Co. | ||
会社URL | https://spiderplus.co.jp/ | ||
上場予定日 | 2021年3月30日 | 上場承認日 | 2021年2月24日 |
上場市場[業種] | マザーズ[情報通信] | 設立 | 2000年2月9日 |
事業内容 | 建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売 | ||
業績(直近) | 売上は右肩上がりですが、利益は安定せず(黒字→赤字→黒字) | ||
仮条件決定日 | 3月12日 | BB期間 | 3月15日~18日 |
公開価格決定日 | 3月19日 | 購入申込期間 | 3月22日~25日 |
想定価格 | 1,010円 | ||
発行済株式総数 | 28,808,100 株(承認時) | 吸収金額(承認時) | 約88.8億円 |
発行済株式総数 | 31,808,100 株(上場時) | 時価総額(承認時) | 約321.3円 |
公募(新株発行) | 3,220,000 株 | 公開株数 | 8,791,900 株 |
公募(自己処分) | – 株 | ||
売出 | 4,425,200 株 | ||
OA | 1,146,700 株 | ||
売出株比率 | 50.3 % | OR | 27.5 % |
売出放出元 VC:Blue |
㈱CHIYOMARU STUDIO 1,214,900 株 DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 909,100 株 伊藤 謙自 700,000 株 村商㈱ 250,000 株 増田 寛雄 185,000 株 SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 166,700 株 西武しんきんキャピタル企業投資3号投資事業有限責任組合 156,500 株 三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合 151,500 株 りそなキャピタル4号投資事業組合 151,500 株 野田 隆正 145,000 株 あしかが企業育成ファンド三号投資事業有限責任組合 125,000 株 みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 125,000 株 鈴木 雅人 72,500 株 酒寄 直人 32,500 株 倉邉 幹人 20,000 株 勝部 公彦 20,000 株 |
||
株主構成 ロックアップ [株主上位10名] VC:Blue |
90日or1.5倍ロックアップ 計:909,000 株 DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 1,818,100 株[5.53%] 内、909,100 株を売出へ 90日ロックアップ 計:24,402,700 株 伊藤 謙自(同社代表取締役社長) 19,481,800 株[59.24%] 内、700,000 株を売出へ 株式会社CHIYOMARU STUDIO 2,024,800 株[6.16%] 内、1,214,900 株を売出へ 安藤 龍平(同社顧問社会保険労務士) 1,500,000 株[4.56%] 増田 寛雄(同社執行役員) 925,000 株[2.81%] 内、185,000 株を売出へ 大村 幸寛(同社取締役) 890,000 株[2.71%] 野田 隆正(同社執行役員) 645,000 株[1.96%] 内、145,000 株を売出へ 吉田 淳也(同社取締役) 584,400 株[1.78%] 鈴木 雅人(同社取締役) 502,500 株[1.53%] 内、72,500 株を売出へ 村商株式会社 416,600 株[1.27%] 内、250,000 株を売出へ |
||
手取金の使途 | 設備資金として、①システムリニューアル費 運転資金として、②広告宣伝費、③借入金返済、④採用費及び人件費、⑤システム開発費 に充当する予定 |
||
取扱証券会社 | 主幹事 : 野村 平幹事 : 大和、SBI、いちよし、岩井コスモ、SMBC日興、 岡三、みずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー 委託幹事: auカブコム、CONNECT、岡三オンライン |
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ワクチン接種が開始されましたが、私はいつ!?
気を緩めることなく、ストレスを溜めずに
日々基本的な感染防止に努めましょう!!
貯めて良いのは「IPOチャレンジポイント」
・・・あははf(^^;)
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