【№1364】
冒険者
“坪田ラボ”が承認されましたが、創薬バイオベンチャーですよね？
大賢者
IPOとして、保有リスクがあるな!!
| 当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;) ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出 |
社名由来･意味
ドライアイ新規薬剤、ドライアイケアグッズの開発・製造等を目的として東京都港区に”株式会社 ドライアイKT”設立（2012年5月）。この”KT”は、現・代表取締役社長である”坪田一男” 氏のイニシャルのように思えます。
その後、株式会社 ドライアイKTが、株式会社 近視研究所、株式会社 老眼研究所を吸収合併し、”株式会社 坪田ラボ”に商号変更（2015年2月）。
“坪田一男” 氏は、現在 慶應義塾大学名誉教授でもあります。
ー 上市とは －
聞き慣れない言葉ですが、上市（じょうし）と読みます。上市とは、承認された新薬の市場販売が開始されること。主に医薬品の業界などで「新薬を上市する」などのように用いられ、実際に販売が開始された医薬品のことを「上市品」といいます。
製薬業界用語なのですが、この”坪田ラボ”を調べている中で知りましたので、記事でご紹介させていただきました。何事も勉強になりますね。f(^^;)
IPO Outline
| 会社名 | 株式会社 坪田ラボ [4890] |
| 本店所在地 | 東京都新宿区 |
| 上場市場 | グロース市場 |
| 設立年月日 | 2012年5月28日 |
| 業種別分類 | 医薬品 |
| 事業概要 | 近視、ドライアイ、老眼等の治療に係る医薬品、医療機器等の研究開発 |
| 規模 | 中型（時価総額113.1億円、吸収金額11.9億円）※想定価格ベース |
| 上場予定日 | 6月23日 |
| 幹事会社（主） | SMBC日興、SBI、みずほ、三田、極東、楽天、マネックス、岡三 |
| BB期間 | 6月8日 ～ 6月14日 |
| 抽選発表 | 6月15日 |
| 発行株数 | 22,632,700 株 |
| 公開株数 | 4,416,000 株 公募: 2,500,000 株 + 売出: 1,340,000 株 + OA: 576,000 株 （公募内訳：新規株式発行 2,500,000 株、自己株式処分 – 株） |
| 売出比率,ＯＲ | 売出: 30.3 % ＯＲ: 17.6 % |
| 想定価格 | 450 円 |
| 海外向け販売 | あり |
| 難易度 | 海外向け販売を50%とした場合、 主幹事（SMBC日興）の予想抽選枠は、1,501本（現時点）。 1,000本は超えていますが、海外次第ですね。 f(^^;) |
事業内容
| ビジネスモデルは、パートナー企業との共同研究開発契約及び実施許諾契約による契約一時金、マイルストーン・ペイメントならびに事業化後（上市後）のロイヤリティ契約によるロイヤリティで収益化し、その収益を新しい研究に投資することで、新たな価値創造につなげております。 |
| 収 益 | 内 容 |
| 契約一時金 | 共同研究開発契約及び実施許諾契約の契約締結時に、当社が提供するそれまでの研究成果及び知財実施権許諾の対価等として受け取る収入 |
| マイルストーン･ペイメント | 契約相手先の研究開発の進捗(契約書に規定された研究開発段階の達成)又は売上の進捗(契約書に規定された売上高の達成)に応じて受け取る収入 |
| ロイヤリティ | 医薬品、医療機器等の上市後に販売額の一定料率を受け取る収入 |
| コンサルティング | 製薬会社等へのコンサルティングの対価として受け取る収入 |
業 績
| 回次 | 第5期 | 第6期 | 第7期 | 第8期 | 第9期 |
| 決算年月 | 2017/3 | 2018/3 | 2019/3 | 2020/3 | 2021/3 |
| 売上高（百万円） | 155 | 189 | 91 | 442 | 688 |
| 経常利益（百万円） | 7 | 11 | ▲79 | 17 | 256 |
| 当期純利益（百万円） | 6 | 8 | ▲80 | 3 | 202 |
経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間（通常は1年間）に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。
手取金の使途
| 充当先（予定） | 金額 |
| 研究開発費 | 799,956 千円 |
| 研究員及びビジネス人財確保の採用費及び人件費 | 65,043 千円 |
| 米国（ボストン）子会社の設立費 | 100,000 千円 |
| 有利子負債の返金 | 60,000 千円 |
| 計（四捨五入） | 1,025,000 千円 |
売出株放出元
| 株主 | 関係他 | 売出株数 |
| 坪田 一男 | 代表取締役社長 | 1,000,000 株 |
| 坪田 康佑 | 代表取締役社長の二親等内の血族 | 50,000 株 |
| 坪田 欣也 | 〃 | 50,000 株 |
| 冨田 后加 | 〃 | 50,000 株 |
| 坪田 和也 | 〃 | 50,000 株 |
| 坪田 京子 | 〃 | 50,000 株 |
| 山田 進太郎 | 取締役 | 50,000 株 |
| 渡邉 敏文 | 社外協力者 | 20,000 株 |
| 近藤 眞一郎 | 取締役 | 20,000 株 |
| 計 | 1,340,000 株 |
VCの有無
| VC ： 1 |
売り圧力
| 発行株数 | 22,632,700 株 |
| 売出株数 | 1,340,000 株 |
| 残（株主保有株） | 21,292,700 株 |
| ・180日ロックアップ | 20,890,000 株 |
| ・90日ロックアップ or 1.5倍解除① | 166,700 株 |
| ・ロックアップなし② | 236,000 株 |
| 上場初日に売却可能性のある株数（①＋②） | 402,700 株 |
ストックオプション（新株引受権）
| ・ストックオプション（行使可能） | 1,380,000 株（0 株) |
では、また (^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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