【№1528】
懐かしいIPOですね。上場へ再挑戦ですか?
上場中止理由が、今一つ釈然としないIPOじゃったな!!
“レオスキャピタルワークス”が上場申請!!
”レオスキャピタルワークス”と言えば、あの『ひふみ投信』を運用している会社です。同社は、先週の金曜日(9/2)に東証へ上場申請を行いました。そして、今回の上場申請は上場への再挑戦になります。
もう昔話になりそうですが、同社は2018年12月25日にマザースへ上場の予定でした。ところが、上場直前の12月20日に上場中止を発表。上場中止理由は、「コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性について投資家保護の観点から深堀りすべき事項が発生」したとのこと。
けっこう話題になったIPOです。・・・ というのは、抽選発表は12月13日(中止発表の前)。あれー!! (>_<)
最終的な当選本数(当選者数)は、不明です。上場中止のため、日本証券業協会から抽選枠(当選本数)実績は発表されません。
このIPOの平幹事に楽天証券がいました。公開された倍率はなんと【約9倍】。楽天証券の割当株数は189,700株でしたので、おそらく抽選枠は約1,700本あったと考えられます。
つまり、「平幹事の楽天証券だけでも、約1,700人の当選者が悔し涙を流された」ということです。今、このブログをお読みの読者様の中にも当選された方がいたかもしれませんね。ちなみに、管理人は、楽天の9倍にもひっかからず全滅でした。あらら ・・・ f(^^;)
主幹事はどこになるのか?
前回の主幹事は、みずほ証券でした。しかし、”レオスキャピタルワークス”も、その後変化があります。
2020年6月に、”SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社”(SBIホールディングス株式会社の子会社)が、同社株式の過半数を取得。つまり、同社は現在SBIホールディングスグループの1社。ある意味、上場を中止(延期)した、”住信SBIネット銀行”と同じ。
同一グループの企業が上場する際、グループ内の証券会社(=SBI証券)が主幹事になるのか? 可能なのか? いつもの、素朴な疑問ですが、実に興味深いですね。
面白いのは、ここからです!! (^^)
上場中止理由は前述の通りですが、後日(12月21日)日経ビジネスのインタビューに応じた同社の藤野英人社長は、具体的な延期の原因については明言を避けましたが「(主幹事の)みずほ証券から上場延期の要請があった」とコメント。一方、主幹事のみずほ証券は「個別の案件については回答を差し控える」でした。
メインバンクは、みずほ銀行と三菱UFJ銀行。今度の主幹事も、”みずほ証券”が優位と思われるのですが、以上のことから、みずほ証券が優位とは言えないかも? 何か確執があったりして?
上場承認された際は、真っ先に主幹事を確認したいですね!!
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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