【素朴な疑問】 英字の入った証券コードは、なぜ『130A』から始まるのか?

【№1934】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

ついに、英字入り証券コードが出てきましたね。

<strong>大賢者</strong>
大賢者

旧コードが枯渇するので、その対策は昔からあった話じゃが ・・・。

“veritasu in sirico” の証券コードは、130A

 先週の金曜日(1/5)に上場承認された “Veritasu In Silico”(うぇりたす いん しりこ)の証券コードは『130A』。『おおっ!! コードにアルファベットが!!』などと驚かれた読者様もいらっしゃるかもしれませんね。これは、昨年5月に東京証券取引所や名古屋証券取引所などでつくる証券コード協議会が、『2024年1月から新規上場企業に付与する証券コードを英文字入りにする』と発表していたことです。ちなみに、旧コードは完全に枯渇したわけではありません。

2024年IPO第1号となる “SOLIZE” の証券コードは『5871』。一瞬、あれれ ・・・ ? と思いましたが、同社の上場承認は昨年の12月であり、証券コードもその際に付番されたもの。年明けに承認されれば、 “SOLIZE” の証券コードが『130A』だったということになります。f(^^;)

英文字組み入れ後の付番順序

  • 4けた目のみ英文字のコードから付番します。
    130Aから付番し、4けた目の英字は固定し、他のけたは数字を昇順に使用します。
    4けた目がAのコードを全て使用した後は、英文字部分をアルファベット順に使用します。
  • 4けた目のみ英文字のコードを全て使用した後は、 2けた目のみ英文字のコードを付番します。
    1A00から付番し、2けた目の英字は固定し、他のけたは数字を昇順に使用します。
  • 2けた目がAのコードを全て使用した後は、英文字部分をアルファベット順に使用します。
    2けた目及び4けた目に英文字を使用するコードは、付番順序として定義せず、拡張余地として残します。

    Aの次はBでなく、Cですね。実は、「B」、「E」、「I」、「O」、「Q」、「V」、「Z」は、使用しません。これは、「B」は「8」に間違えやすいので使用しないというわけです。

管理人の独り言

 さて、今回の証券コードでは、130Aから始まり、次は131Aと順番に付番されます。しかし、『なぜ、130Aから始まるのか?』と素朴な疑問が湧くのです。

どいうのは、旧コードは「1300 ~ 9999」からでしたので130Aから始まることは問題はありませんが、旧証券コードの番号帯は業種とひもづいていました。1300 ~ の業種は『農林水産』です。 “Veritasu In Silico” の業種は『医薬品』で、旧コード体系では「4000 ~ 4999』。ならば、“同社のコードは『400A』でもよかったのでは?と思ってしまいます。

これはおそらく、『「業種のひもづけ」をなくし、順番に付番していく』ということなのでしょう。

今回、各メディアが『証券コード 英字入り』を記事にしています。証券各社もサイトで説明しています。しかし、管理人が注目したのは、業種とのひもづけがなくなった?等の解説をしているものはどの記事にもないという点です。管理人の見落としがあるかもしれませんので、どこかに解説されたものがありましたら教えていただけると幸いです。<(_ _)>


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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