【№1766】
BBは、一昨日(12/9)から始まっています。f(^^;)
年末のラスト3です。年末IPOにアノマリーってありましたか?
株価が年末にかけて上昇するといった株式相場の格言で、「掉尾(とうび)の一振」があるが、IPOのことを指しているわけでもないな。
想定価格 → 仮条件
想定価格 | 1,350 円 | ①仮条件下限>想定価格 ②仮条件下限=想定価格 ③仮条件上限>想定価格>仮条件下限 ④仮条件上限=想定価格 ⑤仮条件上限<想定価格 |
仮条件 | 1,350 円 ~ 1,500 円 | |
ステータス | ② |
ー 仮条件決定 -
仮条件は、1,350円以上1,500円以下の範囲とし、発行価格は、当該仮条件による需要状況、上場日までの価格変動リスク等を総合的に勘案した上で、2022年12月16日に引受価額と同時に決定する予定であります。
訂正有価証券届出書(新規公開時)
当該仮条件は、当社の事業内容、経営成績及び財政状態、当社と事業内容等の一部が類似する上場会社との比較、価格算定能力が高いと推定される機関投資家等の意見及び需要見通し、現在の株式市場の状況、最近の新規上場株式の株式市場における評価並びに上場日までの期間における価格変動リスク等を総合的に検討して決定いたしました。
抽選枠予想
予想抽選枠は、総合証券ならば「割当株数×10%」、ネット証券(楽天等)は「×100%」と考えれば良いのですが、実際にはそうなりません。個人顧客への抽選配分・店頭配分の前に、機関投資家などへ配分される(差し引かれている)からです。大した差ではありませんが、管理人はそこを過去のデータを基にちょっとだけシビアに計算しています。f(^^;) |
証券会社 | 割当株数 | 比率 | 予想抽選枠 | 難易度 | 申込 | 結果 |
岡三 | 268,400 株 | 89.1% | 255 本 | ムリ | ー | |
日興 | 9,000 株 | 3.0% | 7 本 | ムリ | ー | |
・ステージ | 0 本 | 抽選なし | ||||
SBI | 6,000 株 | 2.0% | 27 本 | ムリ | ○ | |
・ポイント | 14 本 | |||||
東海東京 | 3,000 株 | 1.0% | 2 本 | ムリ | ー | |
東洋 | 3,000 株 | 1.0% | – 本 | ネット申込不可 | ー | |
岩井コスモ | 3,000 株 | 1.0% | 3 本 | ムリ | ー | |
極東 | 1,500 株 | 1.0% | – 本 | 口座なし | ー | |
Jトラスト | 1,500 株 | 1.0% | – 本 | 平等抽選なし | ー | |
松井 | 1,500 株 | 1.0% | 14 本 | ムリ | ○ | |
マネックス | 1,500 株 | 1.0% | 14 本 | ムリ | ○ | |
水戸 | 1,500 株 | 1.0% | – 本 | 口座なし | ー | |
楽天 | 1,500 株 | 1.0% | 14 本 | ムリ | ○ | |
岡三オンライン | 株 | % | 2 本 | ムリ | ー |
※その他にOA[45,200株]あります。
管理人の独り言
ー 当選難易度とBBスタンス -
★岡三証券の主幹事は、今年2回目です。では、「1回目は?」と聞かれても思い出せません。管理表で確認すると、2022年度IPO第一号の “Recovery International” でした。このIPOは、「第一号IPOの初値は高騰する」のアノマリーを裏切るような公募割れ。あれ~!! (>_<)
主幹事ですら、予想抽選枠は255本。当選の可能性をまったく感じられないIPOです。・・・ ということで、2PゲットのIPOと割り切って申し込みましょう。
管理人は岡三証券に口座がありますが、資金移動してまで申し込む意欲はありません。f(^^;)
ー 初値予想 -
・規 模: グロース市場の超小型IPO(想定時価総額17.9億円、吸収金額4.7億円)
・仮条件: 想定価格を上振れ [~+150円(+11.1%)]
・事 業: 地方人財を活用した DX 推進支援等
・業 績: 前期に売上・利益は大幅に伸びましたが、今期も伸びそうです
・発行済総株式数: 1,182,000株
・売出: 156,400株
・売出後の株主保有株式: 1,025,600株
・VC: 1
・180日ロックアップ: 893,100株
・90日ロックアップ & 1.5倍ロックアップ解除: 132,500株
・ロックアップなし: 0株
※上場初日に売却可能な株式は、132,500株
・ストックオプション(新株引受権): 113,000株、行使可能: 88,000株
※ストックオプションはすべて第三者割当です。上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っております。このため、行使することはないと考えます。
★“BTM” の事業は、DXに係る人的リソースの提供に主眼を置いた「ITエンジニアリングサービス」であり、売上全体の約8割を占めています。
業績見込が注目です。前期も伸びましたが、今期も伸びそうです。あくまで会社側の見込ですが、今期(2023年3月期)は、前年同期比で売上:+20.7%、営業利益:+127.5%、経常利益:+98.5%、純利益:+24.6%。
ロックアップがない株式はありませんが、1.5倍でロックアップ解除される株式が132,500株。公開株数(346,600株)に対して、38.3%と低くはありません。
同日上場の “ELEMTNS” があり、吸収金額は【7.8億円】と小さいですのですが、”BTM”は【4.7億円】とさらに小さい。セカンダリー資金は、2社に分散するような気がしています。
以上から、公開価格が仮条件の上限(1,500円)に決定した場合、初値は2,250円(公募の1.5倍)前後くらいとしてきましょう。f(^^;)
“BTM” の基本情報は、最下段の関連記事を参照願います。 |
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