【上場承認】SMAPを意識した”スマサポ”?(概要・難易度・売り圧力)

【№1769】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

2022年最後のIPOです。
こんなに遅く承認記事をアップするのは、管理人だけでは?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

ここに来て、やっと12月IPOに追いついたな!!

 当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。
 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;)
 ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察
 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出

社名由来・意味

 “スマサポ” は、”SMAPのサポート” のように思えませんか?

同社の公式サイトに「smartなくらしをsupportする」と説明があります。いまいち「スマートな暮らしをサポートする」と言われてもピンときません。人々のくらしの拠点となる住まい。その住まいを提供する不動産業界に斬新なアイデアをテクノロジーと融合したサービスを提供するということです。

 なお、設立時(2012年4月)の社名は、”株式会社 グローバルエージェント” 。”株式会社 スマサポ” に社名変更したのは、2016年9月。

これは「SMAPなくらしをsupportする」だったのでは? 2016年8月にジャニーズ事務所がSMAPの解散を公式に発表したので「smartなくらしをsupportする」に変更したなんて考えすぎですよね!!

でも、SMAPは2016年12月31日に解散したのですが、”スマサポ” の上場は12月29日。大晦日(31日)は相場がないので上場はムリですが、やはりSMAPを意識しているように思えてきます。f(^^;)

IPO Outline

会社名 株式会社 スマサポ [9342]
本店所在地 東京都中央区
上場市場 グロース市場
設立年月日 2012年 4月 18日
業種別分類 サービス
事業概要 不動産管理業界に向けた複数ソリューション提供と
入居者アプリ「totono」を活用した DX 推進事業
規模 小型(時価総額17.9億円、吸収金額2.5億円)※想定価格ベース
親子上場 なし
幹事会社 みずほ、大和、SBI、松井、マネックス、岡三、楽天
BB期間 12月 13日 ~ 12月 19日
抽選発表 12月 20日
上場予定日 12月 29日
同日上場 なし
発行株数 2,211,700 株
公開株数 333,500 株
公募: 150,000 株 + 売出: 140,000 株 + OA: 43,500 株
(公募内訳:新規株式発行 150,000 株、自己株式処分 – 株)
売出比率,OR 売出: 42.0 % OR: 14.1 %
想定価格 760 円
海外向け販売 なし
難易度 主幹事(みずほ)の割当株数を80%とすると、予想抽選枠は213本。
これだけ抽選枠が少ないと、当選はムリです。f(^^;)

事業内容

 不動産管理会社向けソリューション提供事業を展開。

入居者満足度調査サービス「スマサポサンキューコール」
 従来不動産管理物件の新規入居者との接点を持たなかった不動産管理会社に対して、入居者との継続的な関係を築く契機として、入居時のお礼や満足度アンケート調査の実施を代行するとともに、生活に必要な各種ライフラインサポート等の案内を手掛けるサービス。
入居者アプリ「totono」
 不動産管理会社と入居者のコミュニケーションをデジタル化するアプリ。具体的には、入居者が賃貸借契約を締結してから発生する「入居時点検」「駐車場・駐輪場契約、更新、退去等の各種申請」や「近隣トラブルの相談」等はこれまで紙やFAX、電話で行われていましたが、「totono」を活用することでデジタル化を図る。
スマサポ内覧サービス「SKB」
 Sumasapo Key Boxの略称であり、賃貸物件の内覧時における鍵の管理業務効率化を図るためのキーボックス。
家賃保証サービス「sumai保証」
 入居者の連帯保証人を代行するサービスです。入居者にとっては、保証料を支払うことで連帯保証人を立てる必要がなくなり、不動産管理会社にとっては、規定する保証の範囲内で滞納賃料や原状回復費用の未回収分等の立替えを受けることができる。
新電力サービス「スマサポでんき」
 不動産管理会社が管理する物件の共用部分に係る電力契約を、既存の地域電力会社から新電力会社に切り替える取次ぎを行っております。当社は、新規契約者を新電力会社に取り次ぐ際に取り次ぎ手数料を収受しているほか、契約先から電気料金の集金を代行し、代行手数料を得ている。

業 績
(単独決算)

回次 第6期 第7期 第8期 第9期 第10期
決算年月 2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
売上高(百万円) 79 847 1,438 1,860 2,029
経常利益(百万円) △117 △91 132 189 △69
当期純利益(百万円) △117 △83 112 152 △50


経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。

手取金の使途

充当先(予定) 金額
ソフトウエア開発費用 129,295 千円
129,295 千円

株主構成と保有株数・保有割合
(株主数:12人)

株主 関係 保有株数 保有割合
株式会社CABO DA ROCA 太田卓利氏の資産管理会社 790,000 株 33.31%
太田 卓利 元親会社の大株主 583,300 株 24.59%
1,373,300 株 57.90%

※過半数を占める保有割合の株主を掲載

売出株放出元

株主 関係他 売出株数
太田 卓利 元親会社の大株主 140,000 株
  140,000 株

VCの有無

VC : 5

売り圧力

発行済株数 2,211,700 株
売出株数 140,000 株
残(株主保有株) 2,071,700 株
・180日ロックアップ 1,676,900 株
・90日ロックアップ 339,800 株
・1.5倍ロックアップ解除① 0 株
・ロックアップなし② 5,000 株
上場初日に売却可能性のある株数(①+②) 5,000 株

ストックオプション(新株引受権)

・ストックオプション(行使可能) 160,000 株(160,000 株)

※ストックオプションはすべて第三者割当です。上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っております。このため、行使してくることはないでしょう。

では、また (^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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