【明日上場】”スマートドライブ” の初値は？

【№1784】

“スマートドライブ”（5137） の初値は？

ー　復習　－

法人向けクラウド型車両管理サービスの「SmartDrive Fleet」を手がける。同サービスでは車載デバイスで車両をコネクテッド化したうえ、移動データや位置情報、運転挙動などを収集し可視化。営業車両の稼働状況が把握できるだけでなく、ドライバーの安全運転管理などの用途でも使用される。

SmartDrive Fleetを課金制で直接提供する国内FO事業のほか、同サービスをパッケージ化し、リースや保険会社などにOEM提供する国内AO事業も展開。マレーシアに連結子会社。内部留保を優先し無配。

2023年9月期は法令順守や業務効率化需要を取り込み、車両管理サービスの新規契約を上積む。保険会社等へのOEM提供や事業化支援も着実。ただ人件費や広告宣伝費が重く、営業赤字。

調達資金は車載デバイスの先行調達資金や広告宣伝費等に充当。

会社四季報ONLINE

ー　業績予想　－
（会社四季報オンラインより）

※単位：百万円	2022年9月期（実績）	2023年9月期（予想）	前年同期比
営業収益	1.254	1,780	+41.9%
営業利益	-319	-85	+73.5%
経常利益	-302	-85	+71.9%
当期純利益	-303	-85	+71.9%

ー　初値予想材料　－

・市場テーマ
　MaaS（モビリティアズサービス）、クラウド

・調達金額
　公開価格は、想定価格（1,260円）を上回る仮条件の上限（1,320円）で決定。
　このため、調達金額は21.1億円→22.1億円へ増額。

・売り圧力
　VC（9）。ロックアップなし株（471,940株）。
1.5倍ロックアップ解除株（653,600株）は、公開株数（1,673,100株）に対して11.2%。しかし、海外向け販売があり、国内けの公開株数（1,397,300株）に対して46.8%。
　行使可能なストックオプションは、135,000株。

・業績
　東証プライム市場へ直接上場してくるくらいですから、経営は安定しています。
　業績は良いのですが、売上･利益とも頭打ち感はいなめません。

・同日上場
　なし

・あてにならない管理人の初値予想（BB時）
　事業に目新しさを感じますが、5期連続赤字ですかー!!　VCも多いですが、先行投資も多いのでしょう。
公開株数（1,673,100株）に対して、ロックアップなし株（実質471,940円）、1.5倍ロックアップ解除株（実質653,630株）あります。計 1,225,570株は、売り圧力がありますね。
また、同日上場に “AnyMind Group”（5027）もあります。ここから考えると、初値は高騰しないだろうなぁ。公募割れリスクもあるなぁ。ただ、海外向け販売があります。海外での評価が高いと ･･･ ？

以上から、公開価格を仮条件の上限（1,320円）として、初値は 1,500円前後（公募の1.14倍）としておきましょう。f(^^;)

★来期（2024年9月期）は、黒字化見込。
　同日上場の “AnyMind Group”（5027）は、上場中止になりました。
　国内・海外向け販売比率は、85.2% : 14.8%。

ー　大手直前初値予想　－
（参考まで）

大手予想	株価	備考
	3,040円	上限値段 （2.3倍）
初値予想（Ｋ紙）	1,800円
初値予想（Ｔ）	1,600円
初値予想（Ｆ）	1,500円
	1,320円	公開価格
	1,214.4円	引受価格

では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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