【上場承認】”スマートドライブ”の旧社名が面白い!!(概要・難易度・売り圧力)

【№1683】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

スマートドライブの旧社名が面白いですね?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

まるで、別会社に思えるな!!

 当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。
 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;)
 ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察
 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出

社名由来・意味

 社名 “スマートドライブ” と聞けば、賢い運転? 同社は情報・通信業であり、モビリティデータの分析・解析など各種サービスを提供しています。確かに、モビリティデータの分析・解析は、「賢い運転」につながりますね。(^^)

 いろいろと調べていると、面白いことがわかりました。
設立時(2013年10月)の社名は、”株式会社 ビットバンク”。3ヶ月後(2014年1月)に、現在の “株式会社 スマートドライブ” に社名(商号)変更をしています。

“ソフトバンク” の社名由来は、文字通り「ソフトウエアの銀行」。 「情報化社会のインフラストラクチャー(社会的な基盤)の役割を担う存在になる」、という大きな決意を込めて「バンク」という言葉を用いました。スマートドライブの旧社名(ビットバンク)の「ビット」とは情報量の単位なので、モビリティデータの分析・解析事業から発想し、それにソフトバンクの「バンク」を付けたものだったのかもしれません。

しかし、”ビットバンク” で検索すると、実在する “ビットバンク 株式会社” がヒットします。設立は2014年5月なので、”スマートドライブ” の方が先なのですが、事業内容は「暗号資産(仮想通貨)関連事業」。”ビットバンク” の社名では、暗号資産(仮想通貨)関連に間違われそうです。あくまで管理人の想像ですが、これが社名変更の理由かもしれません。f(^^;)

IPO Outline

会社名 株式会社 スマートドライブ [5137]
本店所在地 東京都千代田区
上場市場 グロース市場
設立年月日 2013年 10月 1日
業種別分類 情報通信
事業概要 モビリティデータを活用した各種サービスの提供
規模 中型(時価総額100.6億円、吸収金額23.1億円)※想定価格ベース
親子上場 なし
幹事会社 SMBC日興、大和、SBI、松井、みずほ、
三菱UFJモル・ガンスタンレー、楽天
BB期間 11月 30日 ~ 12月 6日
抽選発表 12月 7日
上場予定日 12月 15日
同日上場 AnyMind Group(5027)
発行株数  5,816,430 株
公開株数 1,673,100 株
公募: 223,400 株 + 売出: 1,231,500 株 + OA: 218,200 株
(公募内訳:新規株式発行 223,400 株、自己株式処分 – 株)
売出比率,OR 売出: 73.6 % OR: 27.7 %
想定価格 1,260 円
海外向け販売 あり
難易度 海外向け販売がありますが、国内・海外の内訳は不明。
主幹事(日興・大和)の割当株比率は、83%・12%。
海外向けを含み予想抽選枠は、954本(日興)・152本(大和)。
抽選枠が1,000本以下だと、かなり厳しいものがあります。f(^^;)

事業内容

 同社グループは、同社、連結子会社(SmartDrive Sdn. Bhd.)の計2社で構成されており、「移動の進化を後押しする」というビジョンのもと、国内外において、モビリティデータ(GPSデータ(緯度経度、GPS速度、GPS精度)、加速度センサーデータ等)を利活用した顧客企業の業務効率化による生産性向上や既存サービスの高付加価値化、新規サービスの創出等に貢献するべく、事業を展開。

・国内FO事業
 SmartDrive Fleet (法人向けクラウド型車両管理サービス)、その他オプションサービス
・国内AO事業
 パートナー企業向けSmartDrive FleetのOEM提供、POC及びR&D支援
・海外モビリティDX事業
 国内における各サービスの東南アジア市場向け展開

業 績
(連結決算)

回次 第4期 第5期 第6期 第7期 第8期
決算年月 2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9
売上高(百万円) 9 98 191 399 828
経常利益(百万円) △393 △591 △682 △756 322
当期純利益(百万円) △397 △602 △742 △764 328

※第6期までは単独決算、第7期から連結決算


経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。

手取金の使途

充当先(予定) 金額
事業拡大に伴う運転資金 170,000 千円
ソフトウェア自社開発費及び研究開発費 230,000 千円
連結子会社(SmartDrive Sdn. Bhd.)への投融資 90,000 千円
9,017 千円
499,017 千円

売出株放出元

株主 関係他 売出株数
㈱INCJ VC 761,200 株
ANRI1 号投資事業有限責任組合 VC 200,000 株
アクサ損害保険㈱   125,000 株
三菱 UFJ キャピタル 5 号投資事業有限責任組合 VC 62,500 株
SMBC ベンチャーキャピタル 3 号投資事業有限責任組合 VC 46,900 株
みずほ成長支援第 2 号投資事業有限責任組合 VC 23,400 株
北川 烈 取締役 12,500 株
  1,231,500 株

VCの有無

VC : 9

売り圧力

発行済株数 5,816,430 株
売出株数 1,231,500 株
残(株主保有株) 4,584,930 株
・180日ロックアップ 3,140,610 株
・90日ロックアップ or 1.5倍ロックアップ解除① 803,630 株
・第三者割当増資② 150,000 株
・ロックアップなし③ 640,690 株
・第三者割当増資④ 168,750 株
上場初日に売却可能性のある株数(①-②+③-④) 1,125,570 株

ストックオプション(新株引受権)

・ストックオプション(行使可能) 596,790 株(135,000 株)

※ストックオプション(596,790株)に対してロックアップ等がかかっているため、行使可能なストックオプションは実質135,000株と考えます


では、また (^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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