【№1814】
今年の12月上場は、昨年の7社同日上場なんてふざけたものはありません。
そのせいが、公募割れも少ないような気が ・・・ ?
公募割れしたのは、本日上場した “エージェント・インシュアランス・グループ” だけじゃな!!
“アソインターナショナル”(9340) の初値は?
ー 復習 -
1982年に創業した歯科技工所。歯列矯正に特化した歯科技工物の製造・販売が柱。供給先は矯正治療を行う歯科大学や医療機関など。
会社四季報ONLINE
自社での雇用に加え、当社から独立した歯科技工士を中心とする技工所を協力パートナーとし、事業拡大を続ける。並行して症例などのデジタル管理を加速させ、多品種にわたる矯正歯科技工物の効率的な製造に注力。
製品面では矯正装置に加え、マウスピース型矯正装置など多様化を推進。今後は欧米企業との資本業務提携を模索しながら、グローバル展開の加速を目指す。年1回の期末配当が基本方針。
今2023年6月期は歯科矯正治療の需要が高まり、マウスピース型矯正装置の受注が拡大。材料費高や物流部門の人件費増こなし、営業微増益。
調達資金は需要拡大に備えた設備資金や人材採用などに充当。
ー 業績予想 -
(会社四季報オンラインより)
※単位:百万円 | 2022年6月期(実績) | 2023年6月期(予想) | 前年同期比 |
営業収益 | 3,115 | 3,260 | +4.7% |
営業利益 | 512 | 530 | +3.5% |
経常利益 | 518 | 490 | -5.4% |
当期純利益 | 351 | 340 | -3.1% |
ー 初値予想材料 -
・市場テーマ
歯科・歯医者、歯科医療機材、医療機器
・調達金額
公開価格は、想定価格(835円)を上回る仮条件の上限(870円)で決定。
このため、調達金額は15.6億円→16.2億円へ増額。
・売り圧力
VC(0)。
1.5倍ロックアップ解除株:0株
ロックアップなし: 0株
行使可能なストックオプション: 0株(実質)⇦ 管理人の計算上
・業績
売上は右肩上がりですが、利益は頭打ち?
・同日上場
GENOVA(9341)
・あてにならない管理人の初値予想(BB時)
”アソインターナショナル” の事業は、「矯正用歯科技工物の製造・販売」とIPOで人気化する事業ではありませんが、同社は国内最大手です。
設立35年目の会社です。経営的には安定していそうでが、業績は頭打ちのようで成長性はいまいち。
売り圧力がない点、公開価格(仮条件の上限)に割安感がある点、吸収金額も15.6億円と荷もたれ感がない点は、まずますです。
同日上場が他に “GENOVA” がありますが、セカンダリー資金が集まるのは、同じ医療系の “GENOVA” のように思えます。
以上から、公開価格が仮条件の上限(870円)に決定した場合、初値は950円~1,130円(公募の1.1倍~1.3倍)くらいとしてきましょう。f(^^;)
管理人のBB時予想はいつも控えめですが、大手の直前予想と被っているのでまぁまぁでしょうか。まぁ、大手予想もあてになりませんが ・・・ 。
ー 大手直前初値予想 -
(参考まで)
大手予想 | 株価 | 備考 |
2,001円 | 上限値段 (2.3倍) | |
初値予想 | 1,000円 | |
初値予想 | 1,000円 | |
初値予想 | 950円 | |
870円 | 公開価格 | |
800.4円 | 引受価格 |
赤は、比較的よく当たるところ。緑は、けっこう?な予想をするところ。青は、某新聞。
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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