【分析】仮条件を分析すると、BBに活用できる?

【№1842】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

BB時の仮条件って、重要ですよね?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

仮条件も分析すると、いろいろと見えてくるのじゃ!!

仮条件は、強気と弱気のどちらが多い?

想定価格は、主幹事証券会社が予想EPSと類似企業のPERから「適正株価」を計算し、「20~40%」ディスカウントして決められます。

仮条件は、株価算定能力が高いと思われる機関投資家や他の幹事証券会社などのヒアリング結果、類似会社との比較、マーケット環境、上場日までの期間における価格変動リスクなどを総合的に勘案。 そして、主幹事会社と新規公開予定の会社が協議を行ったうえで決定されます。
なお、実際は、上場する企業に対して仮条件の価格や設定理由などの説明は行われますが、基本的に企業側に交渉する余地は無いそうです。 

 仮条件が想定価格を上回れば、強気。逆の場合は、弱気。・・・ などと言われます。当ブログでは、発表された仮条件を以下のように分類しています。

仮条件の分類

ステータス仮条件の価格帯意味付け




仮条件下限>想定価格
仮条件下限=想定価格
仮条件上限>想定価格>仮条件下限
仮条件上限=想定価格
仮条件上限<想定価格
かなり強気
強気
微妙
弱気
かなり弱気

仮条件は、強気と弱気のどちらが多い?

2022年度IPO 仮条件の分布

ステータス
IPO数63315261191
比率6.6%36.3%16.5%28.6%12.1%100%
42.9%16.5%40.7%

 2022年に上場したIPOの仮条件分布を見ると、②が36.3%と最も多いのですが、強気(①+②)・微妙(③)・弱気(④+⑤)の3分割で見れば、微妙を中心に強気が弱気よりちょっと多いですが、どっちもどっちですね。f(^^;)

証券会社別・仮条件の分布

順位証券会社主幹事仮条件(平均)仮条件(中央)
1位SMBC日興証券24回2.52
2位みずほ証券19回3.64
3位大和証券17回2.72
4位SBI証券13回3.13
5位野村證券11回2.62
6位三菱UFJモルガン・スタンレー証券4回3.02
7位東海東京証券3回3.33
8位岡三証券2回3.03
いちよし証券2回4.04
9位Jトラストグローバル証券1回4.04
アイザワ証券1回4.04

※主幹事には、共同主幹事を含む

 主幹事(共同主幹事)を務めたIPOで、証券会社がどのような仮条件をつけたのかがわかります。証券会社で仮条件の強気・弱気の傾向が見えます。f(^^;)

公募割れは、どの仮条件に多いのか?

2022年度IPO 仮条件の分布と公募割れ

ステータス12345
IPO数63315261191
公募割れ0068418
発生率0.0%0.0%40.0%30.8%36.4%19.8% 

 強気の仮条件には、公募割れはありません。公募割れは、弱気の仮条件に発生しています。これは感覚的にわかるのですが、微妙な仮条件③が最も公募割れ発生率が多いのは意外でした。

証券会社別・公募割れIPOの仮条件の分布

順位証券会社公募割れ仮条件(平均)仮条件(中央)
1位みずほ証券5回4.24
2位SMBC日興証券3回3.74
SBI証券3回3.03
東海東京証券3回3.33
3位野村證券1回4.04
三菱UFJモルガン・スタンレー証券1回5.05
岡三証券1回4.04
Jトラストグローバル証券1回4.04

 上記の証券会社別・公募割れIPOの仮条件の分布を分析したところ、微妙な仮条件③に公募割れが多発した原因が判明します。
全体的に公募割れが発生したIPOの仮条件は弱気ですが、SBI証券・東海東京証券の2社だけが微妙(全体から見てちょっと強気)の仮条件をつけています。
素人の管理人が仮条件のつけ方を評価するのもなんですが、少なくとも主幹事を務め、微妙な仮条件をつけたIPOずべてが公募割れした東海東京証券の仮条件の精度は甘いと言えそうです。f(^^;)

仮条件の甘いところ・厳しいところ

 IPOを行う目的が資金調達ならば、計画以上の資金調達ができれば良い。IPOの公開価格は、ほぼ仮条件の上限で決定します。※2022年は上場91社中、仮条件の上限で決定しなかったのは3社(3.3%)。資金調達で考えると、仮条件⑤は上場しようとする会社に最も厳しい仮条件ですね。f(^^;)

仮条件ステータス調達資金は …
計画(想定価格)より多い
計画(想定価格)以上
計画(想定価格)以上の可能性あり
おそらく計画(想定価格)通り
計画(想定価格)より少ない

仮条件⑤をつけた証券会社

順位証券会社主幹事仮条件⑤比率
1位みずほ証券19回5回27.8%
2位SMBC日興証券24回3回12.5%
3位大和証券17回2回11.8%
4位三菱UFJモルガン・スタンレー証券1回1回100%
5位野村證券11回0回0%
SBI証券13回0回0%

 上記の、仮条件⑤をつけた回数、主幹事回数。および、前段の公募割れIPOにつけた仮条件(平均・中)から考えれば、みずほ証券が最も厳しく仮条件をつけた会社と言えそうです。

SMBC日興証券・野村證券も同様に厳しいですが、SBI証券はちょっと甘いかな? 比較的小規模なIPOが多いSBI証券ですが、上場ラッシュ時の微妙な仮条件には注意が必要ですね。f(^^;)

管理人の独り言

 今回は、2022年に上場したIPO(91社)の仮条件をいろいろと分析してみました。この分析・解析結果をBB時に活用にすると …

強気の仮条件(①②)は、BBに気楽に参加!!
微妙な仮条件(③)は、証券会社に注意してBBに参加!!
弱気な仮条件(④⑤)は、要注意!! 仮条件の精度が高いので、みずほ証券主幹事には特に注意!!

仮条件だけでは判断できませんが、仮条件にも何気なく傾向があります。しかし、これはあくまで2022年IPOの分析結果です。2023年IPOにどこまで使えるかわかりませんので、参考までとしておきます。でも、分析って面白いでしょ!! (^^)


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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