【№1455】
この質問に正解があるのですか?
それが、あるのじゃ!!
よくある質問
IPOに関する質問に、「始めてからどれくらいで、IPOに当選できますか?」というのがあります。IPO投資を始めてみたい方にとって、これは最も知りたいことでしょう。(^^)
一般的には、「IPOの抽選に申し込んで1回目で当選する方もいれば、何十回申し込んでも当選しない方もいる」ので、「IPOの当選は運次第なので、いつ当選できるかわかりません」になります。
実はこれ、条件付きですが、正解があるのです。f(^^;)
考え方・計算式は?
確率で計算すると、条件付ですがこの難問に回答できます。条件とは「当選確率を固定する」、つまり「当選確率が〇%ならば ・・・」という条件が付きます。
考え方はいたってシンプルで、「1回あたりの当選確率と繰り返しの回数から、1回以上当選する確率を算出する」。計算式は、「「1 - (1 - 当選確率) ^ 回数」。「^」は自乗です。
「1 - 当選確率」がハズレの確率で、 それを繰り返し回数分かける(自乗する)ことで、ハズレ続ける確率が算出できます。そして最後に 1(=当選)から「ハズレ続ける確率」を引けば、「ハズレ続けなかった確率」 つまり「1回以上当たる確率」が算出できます。
何回申し込んだら?
当選確率1%の場合、どれだけ申し込んだらIPOに当選するかといえば ・・・ 。
申込回数と1回以上当選する確率
(当選確率1%の場合)
申込回数 | 当選確率 | 申込回数 | 当選確率 |
50回 | 39.5% | 400回 | 98.2% |
100回 | 63.4% | 500回 | 99.3% |
200回 | 86.6% | 600回 | 99.8% |
300回 | 95.1% | 647回 | 99.9% |
※小数第一位で四捨五入
管理人の独り言
「始めてからどれくらいで、IPOに当選できますか?」という質問には、「私は ・・・」の意味が含まれています。IPOの当選は運次第ですが、質問された方にどれくらいの運があるかはわかりません。
では、最低の運しかなかった場合は ・・・ 。もう読者様には、おわかりですね。
「始めてからどれくらいで、IPOに当選できますか?」という質問への正しい解答は、「仮にIPOの当選確率が1%の場合、運があれば1回目の申込で当選できるかもしれないが、どんなに運がなくても647回申し込めば1回は当選します」になります。※99.9%=1(当選)とする
不確実性極まりない「運」に左右されるのが、IPO投資の実態です。実際、50回連続して落選はけっこうありますので、上記の「1回以上当選する確率」はあくまで計算上ですが、けっこう当たっていると思います。IPO投資を始めて3ヶ月。「落選ばかりで、心が折れた!!」 心中お察ししますが、「1回以上当選する確率」を見る限り、1年?(100回)くらいは継続してみてはどうでしょうか。
最後に ・・・
上記の「1回以上当選する確率」は、申込回数が増えると限りなく1(=当選)に近づきますが、1にはなりません。今回は、99.9%=1として考えています。
仮にIPO愛好家が10万人いた場合、647回申し込んでも当選できない方が100人(0.1%)いることになります。この辺は、突っ込まないでくださいね。f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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