3ヶ月ぶりに、証券会社ネット口座数を集計してみたら、なんとSBI証券の口座数が5百万を越えていました。あらら・・・(^^;) SBI証券口座数は、SBIネオモバイル証券口座数が含まれており、最新は 5,427,829口座(2020年3月)です。推測ですが、ネオモバイル口座数は2019年9月末で約13万口座でしたので、SBI単独でも5百万口座を越えていると考えられます。
いやはや、もの凄いですね。
今回の集計およびランキングは、すべての口座数情報が集まらないこともあり、 2019年12月末で比較してあります。直近の2020年3月で比較してみたいところですが、ご容赦願います。(^^;)
証券会社ネット口座数ランキング
口座数・口座増加率ランキング(1百万口座以上)
順位 口座数 |
会社 | 口座数 2019/12 |
口座数 2019/09 |
順位 増加率 |
増加数 | 増加率 |
1位 | SBI証券 | 5,139,347 | 4,951,697 | 2位 | 187,650 | 3.79% |
2位 | 野村證券 | 4,662,000 | 4,632,000 | 7位 | 30,000 | 0.65% |
3位 | 楽天証券 | 3,757,172 | 3,376,621 | 1位 | 380,551 | 11.27% |
4位 | 大和証券 | 3,358,000 | 3,344,000 | 9位 | 14,000 | 0.42% |
5位 | SMBC日興証券 | 2,263,000 | 2,248,000 | 6位 | 15,000 | 0.67% |
6位 | マネックス証券 | 1,842,499 | 1,832,530 | 8位 | 9,969 | 0.54% |
7位 | みずほ証券 | 1,281,000 | 1,263,000 | 3位 | 18,000 | 1.43% |
8位 | 松井証券 | 1,212,994 | 1,204,478 | 5位 | 8,516 | 0.71% |
9位 | auカブコム証券 | 1,151,544 | 1,139,119 | 4位 | 12,425 | 1.09% |
口座数データ出典元
・公式サイトより : 野村、大和、SMBC日興、マネックス、みずほ、松井、auカブコム
・決算資料より : SBI、楽天
口座数補足
・千以下が000の口座数は、○○千口座と公開している会社
※三菱UFJモルガン・スタンレー証券は非公開で、昔から不明です。残念ですね。(^^;)
ランキング分析
順位は、前回(9月末)と変化ありません。おそらくこの順位は、余程のこと(合併等)がない限り変わらないと推察されます。
これだけでは面白くないので、別の視点ということで増減率の順位も集計してみました。
驚くべきは、楽天証券。楽天市場・楽天カード等という大きな顧客のカタマリを持っています。新聞等では楽天経済圏とよく書かれますね。顧客の囲い込みに成功しているといっても、間違いではないでしょう。コロナの影響で株価が下落し、”今が買い時”ということもあり、特に若年層のネット証券(SBI・楽天)での口座開設数が増大しているようだ!との記事もあり。4月28日の日経新聞では、直近の楽天口座数は、410万超とのこと。これまた、もの凄い伸長率です。
ネット口座数トップのSBI証券を脅かすものは、楽天証券だけかも。あらら・・・(^^;)
それでは、2020年1月~3月はどれくらい増えたのでしょうか? 3ヶ月後の記事でアップする予定です。お楽しみに!・・・ムムム(^^;)
SBI証券vs.野村證券
野村證券の残あり顧客口座数(2019年12月末)は、5,328,000口座ありますので、トータルでは野村が1位です。野村證券の名誉のために補足します。 (^^)
しかし、総合証券会社の口座数(全体)は、どのように推移しているのでしょうか。
口座全体とネット口座の伸長率
口座数 2019/12 |
口座数 2018/12 |
増減数 | 増減率 | 備考 | |
野村證券 | 5,328,000 | 5,354,000 | -26,000 | -0.49% | 残あり顧客口座 |
4,662,000 | 4,526,000 | +130,000 | +3.00% | ネット口座 | |
大和証券 | 3,009,000 | 3,011,000 | -2,000 | -0.07% | 残あり顧客口座 |
3,358,000 | 3,302,000 | +56,000 | +1.07% | ネット口座 | |
SMBC日興証券 | 2,959,000 | 2,911,000 | +48,000 | +1.65% | 総合証券口座 |
2,263,000 | 2,218,000 | +66,000 | +3.00% | ネット口座 | |
みずほ証券 | 1,801,000 | 1,775,000 | +26,000 | +1.46% | 総合証券口座 |
1,281,000 | 1,231,000 | +50,000 | +4.06% | ネット口座 |
ネット口座数は、残あり顧客口座数・総合証券口座数の内数としたいのですが、それだと大和証券はどう考えれば・・・ムムム(^^;)
口座全体とネット口座の伸長率分析
証券会社の注釈がバラバラで(残あり顧客口座とか、総合証券とか)比較がしずらいですね。 各社ともネット口座は増加していますが、ネット以外の口座が減っていることがわかります。 ネット以外の口座=店頭口座といっていいかよいかわかりませんが、担当がつく店頭口座は確実に減少している傾向が見えます。証券会社の営業職は大変ですね。心中お察しいたします。(^^;)
現時点ではトータル口座数は野村が1位ですが、このままでいくとSBIに抜かれるかもしれません。
IPOで考えると?
しかし、IPO視点で見ると実は困った傾向です。ネット口座数の増加→IPO参加者(分母)の増加→抽選枠(分子)は変化なし→ますます当選が遠のく! あらら・・・(^^;)
解決方法はひとつ。分子である抽選配分の拡大です。例えば野村の抽選配分:店頭配分は、1:9です。この比率が変われば良いのですが、”絶対にしない”・・・はず!
将来、この比率が変わる可能性のあるタイミングはいつか? 管理人は、少なくともトータル口座数で、ネット証券が、総合証券を超えた時かな? と考える次第です。
とにかく、SBIガンバレ~!と応援でもしましょう。・・・(^^;)
では、また(^^)/~~
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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