【№581】
IPOブロガーの中では、最も遅い承認記事?
今年もこの辺は、「ゆるい」です。
記事も途中でゆるくなります。・・・あはは f(^^;)
社名由来・意味
社名の「QD」は、量子ドット(Quantam Dot)に由来します。量子ドットとは、富士通と荒川泰彦東京大学教授が共同で開発した、大きさがナノメーターサイズの半導体微粒子です。
10−9メートル (m) = 10億分の1メートル ・・・と言われても、見えませんね。(^^;)
会社概要
沿革
同社の創業者である菅原充は、富士通株式会社及び国立大学法人東京大学との産学共同の開発体制の下、量子ドットレーザ技術開発の先駆者としてスタートし、富士通株式会社及び三井物産株式会社の両社のベンチャーキャピタル資金を活用して、富士通の量子ドットレーザ技術に基づく光デバイスのベンチャー企業として2006年4月に同社を設立。
事業
同社はレーザ技術を用いた製品の開発・製造・販売を行っており、レーザデバイス事業とレーザアイウェア事業を展開。
最大の特徴
これまで培ってきたレーザー技術を活かし、従来とは全く異なる分野の製品を完成させたのが「網膜走査型レーザーアイウェア」。このレーザーアイウェアは視覚障害者向けのメガネで、視覚障害者、特にロービジョンの方々の生活の質を劇的に改善させることができるもの。
ロービジョンは、病気やケガによって、視力が落ち、メガネでも十分な矯正ができない状態のことをいいます。
個人的な話ですが、カラオケで大画面のモニターに顔をくっつけるくらい近づけて歌っている方を見たけたことがありますが、あれがロービジョンだったのかと思います。(^^;)
拡大鏡を使うと文字を読める人もいるが、ロービジョンは日常生活や仕事に大きな障害となっています。世界保健機構(WHO)は、ロービジョンを矯正メガネを使っても視力が0.05以上、0.3未満と定義。
ハズキルーペでは、ぜんぜんダメということですね。・・・あらら f(^^;)
いきなり話がそれますが、
「なぜ、ハズキルーペのCMはインパクトがあったのか!?」
「役者・タレントに商品名を言わすCMがなかったから!!」
ヘっ!? ・・・ですよね!! (^^;)
このロービジョンの人は、日本では145万人、アメリカでは290万人、世界中では数千万人いると言われています。
同社の視覚型ロービジョン支援機では、日本における医療機器としての臨床試験は2018年10月に終了し、2019年2月に製造販売承認申請を行い、2020年1月に国内医療機器製造販売承認を得ました。また、視野検査と眼底撮影を一台の装置で同時に、簡便に自己診断できる新しい検眼器を、国内医療機器メーカと受託型での共同開発を進めております。
同社では、網膜走査型レーザアイウェアの民生品展開は、網膜走査技術の市場認知と普及、製品低コスト化の両面で医療機器への波及効果が期待できるとともに、民生品自体も作業支援やエンターテインメント等の分野において大きな潜在需要を見込んでいます。
レーザーアイウェアは「Retissa」という商品名で、同社の計画では、2022年3月期に2,500台、2023年3月期以降に57,000台を生産するようです。価格は当初50万円程度を想定しているとのこと。
管理人の独り言
東証マザーズ上場の中型案件(想定時価総額95.1億円、吸収金額42.9億円)
新年IPO第一弾として、初値が気になるところ・・・。技術力は注目ですが、赤字続きです。しかし、想定価格がかなり安価なので、初値が2倍になっても利益額は・・・。う~ん(^^;)
管理人が気にする点
欧州及びアジアを中心とする海外販売(米国及びカナダを除く)が、予定されています。
海外での評価次第 ・・・う~ん(^^;)
「海外販売株数は未定であり、売出株数の半数未満」
と、目論見書に記載されていますが、あてにはなりませんね!!
この海外販売株数の見込み違いで、昨年末IPOの抽選枠予想を間違えました。
読者の皆様にはたいへん申し訳ないのですが、まったく見えません!! (><)
将来の株価は、レーザーアイウェア「Retissa」の今後の売れ行き次第といったところでしょうか!?
今後、日本においては医療機器として製造販売承認を取得していますが、医療保険等の早期適用。
海外においては、米国でのFDA承認(新型コロナウイルスのワクチン承認でニュース等によく出てきました)の取得、欧州でのCEマークの取得がポイントになりそうです。
同社は、今回新規上場となるわけですが、医療機器メーカーとして長期目線でウオッチしていくべき銘柄なのかな!?と思っています。
新規上場会社概要
社名 [コード] | 株式会社QDレーザ [6613] | ||
銘柄略称・英訳名 | M-QDレーザ QD Laser,Inc. | ||
会社URL | https://www.qdlaser.com/ | ||
上場予定日 | 2021年2月5日 | 上場承認日 | 2020年12月28日 |
上場市場[業種] | マザーズ[電気機器] | 設立 | 2006年4月24日 |
事業内容 | 半導体レーザ、網膜走査型レーザアイウェアおよびそれらの応用製品 の開発・製造・販売 |
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業績(直近) | 売上は頭打ち、赤字継続状態 | ||
仮条件決定日 | 1月20日 | BB期間 | 1月21日~27日 |
公開価格決定日 | 1月28日 | 購入申込期間 | 1月29日~2月3日 |
想定仮条件 | 230円~320円 | 平均価格 | 275円 |
発行済株式総数 | 25,132,380 株(承認時) | 吸収金額(承認時) | 約42.9億円 |
発行済株式総数 | 34,584,180 株(上場時) | 時価総額(承認時) | 約95.1億円 |
公募(新株発行) | 9,451,800 株 | 公開株数 | 15,593,300 株 |
公募(自己処分) | – 株 | ||
売出 | 4,107,600 株 | ||
OA | 2,033,900 株 | ||
売出株比率 | 26.3 % | OR | 45.1 % |
売出放出元 VC:太文字 |
グローバル・イノベーション・ファンド 3,187,860 株 グローバル・イノベーション・ファンドⅡ 568,600 株 MGI Global Fund L.P. 351,100 株 グローバル・イノベーション・ファンドⅢ 40 株 |
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株主構成 ロックアップ [株主上位10名] |
180日ロックアップ 計:15,233,660 株 ⇦実質株数 東京センチュリー株式会社 3,671,360 株[13.02%] MGI Global Fund L.P. 3,511,040 株[12.45%] 内、351,100 株を売出 グローバル・イノベーション・ファンド 3,187,860 株[11.30%] グローバル・イノベーション・ファンドⅡ 2,468,000 株[8.75%] 内、568,600 株を売出 グローバル・イノベーション・ファンドⅢ 1,857,140 株[6.59%] 内、40 株を売出 菅原充(同社代表取締役社長) 1,458,000 株[5.17%] 90日or1.5倍ロックアップ 計:2,258,320 株 Beyond Next Ventures1号投資事業有限責任組合 754,160 株[2.67%] 第一生命保険株式会社 754,160 株[2.67%] リアルテックファンド1号投資事業有限責任組合 750,000 株[2.66%] ロックアップなし 計:1,916,680 株 アクサ生命保険株式会社 1,916,680 株[6.80%] |
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手取金の使途 | レーザアイウェア事業における「RETISSA® Display Ⅱ」の事業拡大に伴う量産のための製造費用として充当する予定 | ||
取扱証券会社 | 主幹事 : SMBC日興、SBI 平幹事 : 岩井コスモ、水戸、極東 委託幹事: - |
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
一都三県で緊急事態宣言が出ました!!
コロナに過敏になりすぎず、日々基本的な感染防止に努めましょう!!
2つのブログランキングに登録しています。同じカテゴリー(IPO・新規公開株)ですが、登録数が大きく違います。同じ順位になっていません。 ・・・あらら f(^^;)