【笑】2021年IPOのタラレバ妄想銘柄は?

【№1166】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

昨日の「連騰・続落銘柄」の続きのようですが、
「タラレバ妄想」って何ですか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

「初値で売らなければ良かった!! 買っておけば良かった!!」と
管理人が痛烈に思った銘柄じゃ!! タラレバの妄想じゃがな!!

タラレバ妄想銘柄!!

ー 上昇率 -

アスタリスク [6522]
上場来高値:26,740円(2021年11月16日)

市場マザーズ上場日2021年9月30日
公募3,300円売却益(騰落率)+2,344,000円(+710%)
初値5,760円売却益(騰落率)+2,098,000円(+364%)

※売却益は、100株を上場来高値で売却した場合です。


 上場後急上昇したのは、この”アスタリスク”ですね。IPOブロガーの事前評価も良かったので、初値売却益は+246,000円。初値売りでこれだけの利益が出れば、御の字です。公開株数(OA含む)の65.5%が初値売却をしています。管理人は落選しましたが、当選してもやはり初値売りをしたでしょう。

タラレバと言ってしまえばそれまでですが、たった1ヶ月半で公募の約8.1倍、初値の約4.5倍まで急上昇しました。「初値で売らなければ良かった!! 買っておけば良かった!!」と妄想してもしかたがないほどの高騰です。

ちょっと意地悪ですが、公募当選+裁量配分された方を調べてみました。「売らなければ良かった!!」と思ったはずの方です。ほとんどの方が、上場来高値を待たず売却されたことでしょう。… あらら f(^^;)

アスタリスクの公募当選、および裁量配分を受けた人数

取扱会社当選者(配分株数)裁量配分(配分株数)
野村(主幹事)286人(28,600株)1,011人(236,700株)1,279人(265,300株)
SBI92人(9,200株)66人(9,300株)158人(18,500株)
大和6人(600株)26人(4,800株)32人(5,400株)
日興4人(400株)26人(2,600株)30人(3,000株)
楽天32人(3,200株)32人(3,200株)
岩井コスモ4人(400株)27人(2,800株)31人(3,200株)
CONNECT(委託)1人(100株)1人(100株)
LINE(委託)6人(600株)6人(600株)
431人(43,100株)1,156人(256,200株)1,587人(299,300株)


 意外性 -

日本電解 [5759]
上場来高値:5,890円(2022年1月4日)

市場マザーズ上場日2021年6月25日
公募1,900円売却益(騰落率)+399,000円(+210%)
初値1,900円売却益(騰落率)+399,000円(+210%)

※売却益は、100株を上場来高値で売却した場合です。


 日本電解に対するIPOブロガーの事前評価は、悪いもの(Dランク)でした。その背景は ・・・。

・電解銅箔という素材メーカーで、産業業分類は「非鉄金属」。IPOとしては、地味!!
・マザーズ上場IPOですが、大型案件(想定時価総額179.8億円、吸収金額178.0億円)。
・売出株式比率:99.2%(公募:50,000株、売出:6,285,700株)ですが、マザーズへの上場には
 5万株の公募株式(新規発行)が上場条件のため、実質売出100%
・VCが(1)あり、総発行株式数(7,200,000株)の内、6,408,000株(89.0%)を所有。
 その所有株数の86.9%(5,565,700株)を売出。これでは、VCの出口案件
・想定価格(2,400円)に対して、仮条件は大きく下振れ(1,800円~2,400円)。
 機関投資家等の意見及び需要見通し受けた結果なのか、公開株数を削減。
 売出:▲21.2%(6,285,700株→4,953,000株)、OA:▲23.7%(842,300株→642,400株)。

これだけマイナス要素があれば、「公募割れの可能性ありあり」です。結果、初値=公募でしたが、よく割れなかったものです。f(^^;)

しかし、わからないものです。
上場後、株価は上がり1週間(5営業日)後の終値は、3,435円(+80.8%)。高騰の背景は、「電解銅箔の需要拡大期待」だったのでしょうか?
1月4日の上場来高値の背景は、「テスラの21年の電気自動車(EV)の年間販売台数が前年比87%増の93万6172台と過去最高を更新したと一部メディアで報じられ、買い材料視されている。報道によると「75万台超としていた当初の販売目標を大きく上回った」という。好業績を受け、テスラ株は3日の米国市場で急伸した。日本電解はリチウムイオン電池などに使われる電解銅箔を手掛けており、EV販売の増加が需要拡大につながるとの期待から買われているようだ」でした。

上場時の評価はいまいちでしたが、上場後に再評価された銘柄ですね。上場後の株価予想は初値予想より難しいと思います。
しかし、個人的には「電解銅箔の需要」について考えが及ばなかったことが残念です。公募=初値ですから、公募当選組・セカンダリー組にも同じチャンスがあったわけです。悪い事前評価に対して、これだけ高騰するなんて意外性がありすぎですが、これまた「買っておけば良かった!!」銘柄です。f(^^;)

ただ、この銘柄の公開株数に対する初値売却率は、6.0%。公募当選組は、ほとんど初値売りをしていないようです。さすがに、上場来高値まで持ち越した方は少ないと思われますが、多くの方の損益はプラスで終えられことでしょう。初値売りをされなくて良かったですね。(^^)


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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