【承認】”守谷輸送機工業” 難易度と売り圧力

【№1218】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

地合いの悪い中で上場してくるのは、東証二部上場ですね。
安定性はありますが、初値はどうなんでしょうか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

初値の高騰は難しそうじゃな!!
だが、主幹事の予想抽選枠は多いので、ワンチャンスありそうじゃ。

  当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。
   ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;)
   ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察
   ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出

社名由来・意味

 社名から事業内容を考えると、輸送機=人や貨物の輸送を主用途とする航空機(部品を含む)を製造しているのかと思いましたが、荷物用エレベーターの製造他です。”守谷エベレーター”に社名変更した方がわかりやすいような気がします。
同社のロゴにある「M.T.E」は、”Moriya Transportation Engineering and Manufacturing Co.,Ltd.”の頭文字で、どこにも航空機とは書いてありません。よくよく見ると、ロゴに上下の矢印が付いている(上下に輸送する)ので、エレベーターということなのでしょう。なるほどですね。… あはは f(^^;)

 同社の代表取締役は、守谷 貞夫 氏(満81歳)。設立時から社名は、”守谷輸送機工業”のまま。創業者かと思いきや、同社の設立(1950年3月)時、守屋氏は満9歳。おそらく、父親等ご親族が創業された会社なのでしょうが、設立は半世紀以上前。老舗企業の上場になります。
同社を調べていたら「豊洲新市場のエレベーター工事の大半を請け負った」とのこと。漢字社名の東証二部銘柄ですが、侮れませんね。う~ん f(^^;)

IPO Outline

会社名 守谷輸送機工業 株式会社 [6226]
本店所在地 神奈川県横浜市
上場市場 東証二部
新市場移行 スタンダード市場に上場する予定
今後、同社からの新市場区分の選択申請に基づき上場する市場区分を決定
設立年月日 1950年3月30日
業種別分類 機械
事業概要 荷物用エレベーター等の製造、据付工事、販売及び保守・修理事業
規模 中型(時価総額133.5億円、吸収金額37.7億円)※想定価格ベース
上場予定日 3月17日
幹事会社 SMBC日興、東海東京、三菱、みずほ、マネックス、SBI
BB期間 3月2日~3月8日
抽選発表 3月9日
発行株数 15,203,000 株
公開株数 4,899,000 株
公募: 2,130,000 株 + 売出: 2,130,000 株 + OA: 639,000 株
(公募内訳:新規株式発行 2,130,000 株、自己株式処分 – 株)
売出比率,OR 売出: 43.5 % OR: 28.3 %
想定価格 770 円
海外向け販売 なし
難易度 主幹事(SMBC日興)の予想抽選枠は、3,331本(現時点)。
ワンチャンスありそうですね。 (^^)

事業の内容

 グループは、同社と非連結子会社1社(上海守谷電梯有限公司)の計2社により構成されており、国内及び海外において、エレベーター等の製造、販売、据付及び保守・修理事業を行っています。
国内は、主に荷物用及び船舶用エレベーターに係る事業。海外は、上海守谷電梯有限公司が中国における資材調達窓口として同社の購買代理業務を担っており、グループの仕入コストの低減に重要な役割を果たしているほか、中国における船舶用エレベーターの据付、保守業務等を展開。

業 績

回次 第70期 第71期 第72期 第73期 第74期
決算年月 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
売上高(百万円) 10,468 10,407 11,108 12,111 13,518
経常利益(百万円) 964 1,043 1,377 1,395 1,714
当期純利益(百万円) 603 381 824 861 1,085

※単独決算


経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。

手取金の使途

充当先(予定) 金額
工場の新設及び生産設備の更新・合理化投資等 820,315 千円
DX及びシステム化投資 125,414 千円
本社部門の一部移転等 312,163 千円
人材採用に伴う人件費 97,000 千円
借入金の返済 133,000 千円
1,487,892 千円

売出株放出元

株主 関係他 売出株数
守谷 順子 代表取締役の配偶者 1,000,000 株
守谷 貞夫 代表取締役 830,000 株
濱 芽久実 代表取締役の二親等内の血族 100,000 株
戸塚 昌代 代表取締役の二親等内の血族 100,000 株
守谷 和香子 代表取締役の二親等内の血族 100,000 株
  2,130,000 株

VCの有無

VC : 0(-株)

売り圧力

発行株数 15,203,000 株
売出株数 2,130,000 株
残(株主保有株) 13,073,000 株
・180日ロックアップ 12,415,500 株
・1.5倍等解除① 0 株
・ロックアップなし② 675,500 株
・第三者割当増資③ 675,500 株
上場初日に売却可能性のある株数(①+②-③) 0 株

ストックオプション(新株引受権)

・ストックオプション(行使可能) 385,000 株(– 株)


では、また (^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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