【№1309】
SBIネオモバイル証券のIPO取扱ルールが変更したのですか?
ルール変更というか、何となんと言ったら良いのか?
はじめに
管理人はIPOブロガーをやっている割に、SBIネオモバイル証券に口座を持っていません。このため、IPOに関してネオモバイルにあまり注意を払っていません。今回の記事が、読者の皆様に周知の事実ならば、ご容赦願います。
明日(4/12)から、”モイ”のBBが開始されます。再度、”モイ”の目論見書(有価証券届出書)をチェックしていたら、「あれれ ・・・ ? こんな記述だったっけ?」
あっちこっちの目論見書を再度チェックしてみたところ、「えー!! SBIネオモバイル証券のIPO取扱ルールって変更されたの?」
SBI証券が主幹事IPOの目論見書には、個別な記述がある!!
SBI証券が主幹事のIPOの場合は、目論見書(有価証券届出書)に記載されている記述が、他の証券会社の主幹事の場合と異なります。さて、具体的に記載内容を見てみましょう。(^^)
目論見書の個別記述内容(A)
(SBI証券が主幹事の場合)
引受人は、上記引受株式数のうち2,000株を上限として、全国の販売を希望する引受人以外の金融商品取引業者に販売を委託する方針であります。 当該委託販売分とは別に引受人は、上記引受株式数のうち一部を、他の金融商品取引業者に販売を委託することがあります。 また、これらの委託販売分とは別に株式会社SBI証券は、同社の引受株式数の一部について、株式会社SBIネオモバイル証券に販売を委託する予定です。株式会社SBIネオモバイル証券が販売を受託した当該株式を同社とその顧客との契約等に従って同社の顧客に販売する場合には、1株を申込株数単位として販売が行われる予定です。 |
目論見書の通常記述内容
(SBI証券以外の証券会社が主幹事の場合)
引受人は、上記引受株式数のうち、2,000株を上限として、全国の販売を希望する引受人以外の金融商品取引業者に委託販売する方針であります。 |
この記述は、「抽選で委託幹事になる証券会社に2,000株を上限として、IPOを引き受ける証券会社(シンジケート団)から回しますよ」という内容ですが、SBI証券が主幹事の場合は、「別途SBI証券からSBIネオモバイル証券へ個別に回します」と追記しているわけです。
確かに、SBI証券が主幹事の場合、SBIネオモバイル証券が委託幹事になっているですから、別に気にすることはありません。逆に、「SBIネオトレード証券が出てこないのはなぜ?」とは思いますね。f(^^;)
今回の”モイ”には異なった記述が ・・・ ?
2022年度、SBI証券が主幹事のIPOは、4社。上場済は2社(”CaSy”・”マーキュリーリアルテックイノベーター”)。上場予定は2社(”モイ”・”クリアル”)。
上記の目論見書等の個別記載内容(A)は、”CaSy”・”マーキュリーリアルテックイノベーター”・”クリアル”の目論見書等です。
“モイ”の目論見書には、また異なった記述が掲載されています。下記(B)を見ると ・・・ ?
目論見書の個別記述内容(B)
(SBI証券が主幹事の場合)
引受人は、上記引受株式数のうち、2,000株を上限として、全国の販売を希望する引受人以外の金融商品取引業者に販売を委託する方針であります。 当該委託販売分とは別に引受人は、上記引受株式数のうち一部を、他の金融商品取引業者に販売を委託することがあります。 |
あれれ ・・・ ? ネオモバイルが消えている。どういうことかと、SBIネオモバイル証券の公式サイトを確認すると、「現在の取扱銘柄」に、”クリアル”は載っていますが、”モイ”がない。
ちなみに、SBIネオトレード証券の公式サイトには、取扱IPOに”モイ”・”クリアル”が載っています。
管理人の独り言
管理人が気が付かなかっただけなのかもしれませんが、SBI証券が主幹事の場合は、SBIネオモバイル証券が必ず委託幹事になると思っていました。
ネオモバイルが委託幹事から外れても、大勢に影響はないと思いますが ・・・。いやいや、今回はSBI証券の割当株数が多いだけに、ネオモバイルが外れるのはIPO愛好家にとっては、大きいかもしれませんね。
SBI証券とSBIネオモバイル証券間の取り決めのようですが、「SBIネオモバイル証券のIPO取扱ルールが変更したかも?」として記事にしてみました。といっても、“モイ”だけ異なる理由が、いまいちわかりません。解明したかったのですが ・・・。 う~ん f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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