【抽選結果】”M&A総合研究所”の結果でわかることは、野村證券の当選難易度!!

【№1419】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

海外向け販売があるとはいえ、売出株数が大幅に増加しました。
これは、主幹事の当選確率が上がるということでは?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

確かに、主幹事の国内向け販売株数はかなり多かった。
それでも、野村證券での当選は厳しいな!!

想定価格 → 仮条件 → 公募価格

想定価格 仮条件 公募価格
1,210 円 1,210 円 ~ 1,330 円 1,330 円


ー BB状況 -
訂正有価証券届出書(新規公開時)より抜粋

発行価格の決定に当たりましては、仮条件(1,210円~1,330円)に基づいて機関投資家等を中心にブックビルディングを実施いたしました。

当該ブックビルディングの状況につきましては、
①申告された総需要株式数は、公開株式数を十分に上回る状況であったこと
②申告された総需要件数が多数にわたっていたこと
③申告された需要の価格毎の分布状況は、仮条件の上限価格に集中していたこと
以上が特徴でありました。

上記ブックビルディングの結果、公開株式数以上の需要が見込まれる価格であり、現在のマーケット環境等の状況や最近の新規上場株に対する市場の評価、上場日までの期間における価格変動リスク等を総合的に勘案して、1,330円と決定いたしました。
なお、引受価額は1,223.60円と決定いたしました。

抽選結果

 予想抽選枠は、総合証券ならば「割当株数×10%」、ネット証券(楽天等)は「×100%」と考えれば良いのですが、実際にはそうなりません。個人顧客への抽選配分・裁量配分の前に、機関投資家などへ配分される(差し引かれている)からです。大した差ではありませんが、管理人はそこを過去のデータを基にちょっとだけシビアに計算しています。f(^^;)
証券会社 割当株数 比率 予想抽選枠 難易度 申込 結果
野村 3,997,200 株 96.09% 3,677 本 海外次第 ×
SBI 48,900 株 1.18% 220 本 ムリ ×
・ポイント     110 本      
大和 19,500 株 0.47% 17 本 ムリ ×
みずほ 16,300 株 0.39% 15 本 ムリ ×
日興 16,300 株 0.39% 15 本 ムリ ×
・ステージ     7 本      
三菱 16,300 株 0.39% 38 本 ムリ ×
楽天 16,300 株 0.39% 147 本 厳しい 6/23
松井 16,600 株 0.4% 59 本 ムリ ×
マネックス 16,600 株 0.4% 59 本 ムリ ×
岩井コスモ 16,600 株 0.4% 6 本 ムリ
東海東京 12,500 株 0.3% 3 本 ムリ
東洋 8,300 株 0.2% – 本 ネット申込不可
あかつき 4,100 株 0.1% – 本 口座なし
カブコム – 株 -% 7 本 ムリ
CONNECT – 株 -% 1 本 ムリ
LINE – 株 -% 147 本 海外次第

※その他にOA[623,900 株]があります。
公募株数の増加、海外向け販売株数の決定に伴い、各証券会社の割当株数・予想抽選枠を訂正
※上記、割当株数・予想抽選枠には海外向け販売を含んでいます

公募株数の増加

  当初 今回 増加
公募 50,000 株 50,000 株
売出 1,581,700 株 4,109,900 株 +2,528,200 株
OA 244,700 株 623,900 株 +379,200 株
1,876,400 株 4,783,800 株 +2,907,400 株


海外向け販売の感触が良く、「これは行ける!!」と判断したのでしょうか。
売出元が2名から5名へ増加。この株主5名は、ストックオプションを除く株式保有者全員です。
特に、当初売出のなかったVCから、所有株式 1,050,000株の85%にあたる 892,500株の売り出されました。

国内・海外向け販売株数&比率(最終)

  国内 海外
公募 50,000 株   50,000 株
売出 3,253,600 株(79.2% 856,300 株(20.8% 4,109,900 株
OA 623,900 株   623,900 株
3,927,500 株(82.1% 856,300 株(17.9% 4,783,800 株

管理人の独り言

ー 当選難易度とBBスタンス -
(BB時)

野村證券の予想抽選枠は 3,400本以上とけっこうありますが、これは海外向け販売を含んでいます。海外向けがどれくらいになるのか、予想がつきません。仮に50%ならば国内向けの予想抽選枠は半分になるとお考えください。
なお、海外向けに販売は野村證券から回されるようなので、他の証券会社の予想抽選枠はそのままかと思います。ともあれ、当選の難易度は海外向け販売次第ですね。

公募割れはないと考えているので、口座のある証券会社から申し込んでみるつもりですが、たぶん全滅でしょう。悲観的過ぎるかもしれませんが、IPOは期待するほど当選しません。 f(^^;)


ー 抽選結果 -

結果は、想定通りの全滅です。
海外向け販売比率(20.8%)から考えると、野村證券(主幹事)の国内向け割当株数は約316万株で、国内向け予想抽選枠は約2,900本になります。
平等抽選で約2,900本もの当選本数があるのに、かすりもしませんここに、野村證券での当選の難しさが見えます。前受金ゼロの証券会社のBB参加者は、いったいどれくらいなのでしょうか? f(^^;)

今回は、公開株数(特に売出株数)が2,528,200株も増加しました。これは「海外からの評価が良かったのでは?」と思ったのですが、当初売出のなかったVCから所有株式 1,050,000株の85%にあたる 892,500株が追加で売り出され、海外向け販売株数は856,300株見事に一致していますね。(^^)

“M&A総合研究所”の基本情報は、最下段の関連記事を参照願います


では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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