【上場承認】”Atlas Technologies” 概要・難易度・売り圧力!!

【№1570】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

設立後、4年9ヶ月と10日で上場ですよ?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

なかなかのスピード上場じゃな!!

 当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。
 ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;)
 ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察
 ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出

社名由来・意味

 ”アトラス”と言えば、ギリシャ神話に登場するティタン(タイタン)族の一人です。・・・ ですが、個人的には、どこかの出版社から出ている地図帳の名称だったような ・・・ ?

“Atlas Technologies”の社名を見た時、いくらなんでも神話の”アトラス”ではなく、地図に関する社名由来。この会社の事業は、「GPS技術を使ったビジネスでは?」と思ったのですが、大ハズレ!!
事業は”GPS”ではなく”FinTech”なのですが、”FinTech”と”Atlas”の関連性が、全然わかりませーん。

“アトラス”をいろいろ調べていくうちに、土星の衛星にアトラスってあるんだ。・・・ そして、同社代表取締役社長 山本浩司 氏の略歴(目論見書)に「有人宇宙システム株式会社入社、独立行政法人宇宙航空研究開発機構出向」を見つけました。管理人の勝手な想像ですが、この辺りから社名”Atlas”になったのではないでしょうか。f(^^;)

FinTech(フィンテック)とは金融(Finance)と技術(Technology)を掛け合わせた造語です。銀行や証券、保険などの金融分野に、IT技術を組み合わせることで生まれた新しいサービスや事業領域などを指します。
この言葉自体は10年以上前には生まれており、金融機関向けにサービスを提供する独立系の大手ITベンダー等が「FinTech企業」と呼ばれていました。ただ金融サービスとITは切っても切り離せない関係にあります。その意味では金融サービスを提供するためのITはすべてFinTechと言えます。

野村総合研究所(NRI)の用語解説

 話は変わりますが、実際にアトラスは地図帳を指す言葉です。地図帳の語源は、ギリシャ神話のアトラスなのですが、アトラスさんは地図を作製するのが得意だったわけではなさそうです。

16世紀に、地理学者メルカトルが地図帳を出版する際に、表紙にこのアトラスを描いたことから、『地図帳が「アトラス」と呼ばれるようになったと言われています。
へー知らなかった!! f(^^;)

メルカトルの地図帳かどうか不明ですが、こんな感じです。今風に言えば、アトラスは地図帳の商標権といったところでしょうか。(^^)

IPO Outline

会社名 Atlas Technlogies 株式会社 [9563]
本店所在地 東京都千代田区
上場市場 グロース市場
設立年月日 2018年1月17日
業種別分類 情報通信サービス
事業概要 Fintech 領域のコンサルティングおよびプロジェクト実行支援
規模 中型(時価総額93.7億円、吸収金額28.3億円)※想定価格ベース
幹事会社 SMBC日興SBI、楽天、岩井コスモ、マネックス、松井、極東
BB期間 10月11日 ~ 10月17日
抽選発表 10月18日
上場予定日 10月26日
同日上場 1社 リンカーズ(5131)
発行株数 6,100,000 株
公開株数 2,141,800 株
公募: 1,000,000 株 + 売出: 826,500 株 + OA: 279,300 株
(公募内訳:新規株式発行 1,000,000 株、自己株式処分 – 株)
売出比率,OR 売出: 40.3 % OR: 30.2%
想定価格 1,320 円
海外向け販売 なし
難易度 主幹事(SMBC日興証券)の割当株数を85%とすると、
予想抽選枠は1,251本。
抽選枠は1,000本を超えていますが、厳しいですね。f(^^;)

事業内容

 同社は、独立系Fintechコンサルティング会社として、プロジェクトマネジメントに特化してクライアントの戦略立案から実行までを一気通貫で支援します。
具体的には、「戦略策定・事業企画」などの上流フェーズから、その後の「要件定義」、「システム設計」、「業務構築」などのプロジェクト実行フェーズまで、クライアント企業のデジタルソリューション・パートナーとして現場で共に課題解決を推進するとともに、サービスイン後のシステム・業務運用などにおいても様々なソリューションを提供。

業 績

回次 第1期 第2期 第3期 第4期
決算年月 2018/12 2019/12 2020/12 2021/12
売上高(百万円) 27 579 1,249 2,188
経常利益(百万円) 15 217 301 474
当期純利益(百万円) 10 143 197 311

※単独決算


経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。

手取金の使途

充当先(予定) 金額
人材関連費用 1,083,400 千円
設備関連費用 120,000 千円
1,203,400 千円

売出株放出元

株主 関係他 売出株数
山本 浩司 代表取締役社長 762,500 株
小椋 祐治 取締役 100,000 株
  862,500 株

VCの有無

VC : 0

売り圧力

発行済株数 6,100,000 株
売出株数 862,500 株
残(株主保有株) 5,237,500 株
・180日ロックアップ 5,237,500 株
・1.5倍ロックアップ解除① 0 株
・ロックアップなし② 0 株
上場初日に売却可能性のある株数(①+②) 0 株

ストックオプション(新株引受権)

・ストックオプション(行使可能) 350,000 株(320,000 株)

※行使可能なストックオプションが320,000株ありますが、これは第三者割当です。上場前の第三者割当等による募集株式等の割当に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っいるため、行使可能なストックオプションは実質ゼロと考えます。


では、また (^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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