【№1572】
公募割れしなくて、良かったですね。
しかし、ショボい初値でした。
これがIPOの初値とは思えんな!!
大手は、相場環境の変化をどう考えているのか?
ー FPパートナー(7388)上場初日のチャート -
本日(9/22)、”FPパートナー”が東証グロース市場へ上場しました。しかし、公募割れはしなかったものの、初値は2,750円。公開株数の1.06倍。IPOの初値とは思えないようなお粗末な状況です。
さて、昨日の大手の直前初値予想は、以下の通りでした。
大手予想 | 株価(公募の?倍) | 備考 |
初値予想(T) | 3,000円(1.15倍) | |
初値予想(K紙) | 3,000円(1.15倍) | |
初値予想(F) | 2,900円(1.12倍) | |
※管理人予想 | 2,860円前後 | |
2,750円 | 初値 | |
2,600円 | 公開価格 | |
2,392円 | 引受価格 |
管理人は適当な予想をしているので、まず外れます。ただの偶然ですが、結果は大手予想よりマシになりました。f(^^;)
IPOの初値予想は大手と言えども、的中させるのは至難の業です。別に外しても、大したことではありません。
しかし、管理人が不思議に感じることがあります。昨日の株式新聞には、「堅調なスタートをするだろう」だけで、相場環境が悪くなる可能性もあったのに一切触れていません。FOMCの結果は発表が、本日未明にあるというのに ・・・ 。
本日の株式新聞は、こんな感じです。
IPO(新規上場)銘柄人気が盛り上がる中での上場となったが、22日は米国株安を背景に相場環境が悪く、想定よりも初値買いが集まらなかった。市場からの吸収金額が90億円程度あって荷もたれ感も意識された。
株式新聞 2022年9月22日 10:18
なんか、言い訳のような記事ですね。どんな想定だったのですか?
メディアの記事とは、こんなものなのかもしれませんが ・・・ f(^^;)
初値売りの状況は?
IPOには、「初値がショボいと初値売却率はガクンと落ちる」という傾向があります。
公開株数 | 出来高(初値) | 初値売却率 |
3,450,000 株 | 1,331,600 株 | 38.6 % |
※便宜上、当ブログでは初値出来高÷公開株数を初値売却率としています。
便宜上とは言え、今回のFPパートナーの株主にはVCがいなく、1.5倍ロックアップ解除株、ロックアップなし株がないので、初値売却率はこんなものなのでしょう。
IPO投資において、初値売りが正解なのかはわかりません。ただ実態として、初値の状況次第ですが、初値売りをされない方が大多数いることも事実なのです。
残念ながら、ショボい初値です。初値売りでの利益は、たったの15,000円(税金・手数料考慮せず)。初値売りをされない公募ゲット組の心理は、よくわかります。f(^^;)
では、初値売りをされなかった公募ゲット組は、本日のどこかで売却したのでしょうか?
公開株数(3,450,000株)に対する、終日の出来高(6,826,000株)は、約2倍。意外だったのは、想定外に高騰してストップ高になった終値です。
このストップ高(3,250円)の出来高は、107,100株しかありません。ちなみに、終値(ストップ高)の出来高は、44,400株でした。
以上から、管理人は「公募でゲットされた方の多くは、まだ売却せずに保有されているのでは?」と考えています。おそらく多くの読者様が当選されたことでしょう。ご当選された読者様は、まだ保有されていますか?
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2つのブログランキングに登録しています。
記事が面白かったら、応援の意味で下記の
「バナー」をクリックしてくださいね。(^^)