【№1578】
新規上場は、新規上場でしょ?
IPOでない新規上場があるのじゃ!!
紛らわしい新規上場!!
管理人は、IPOの新規上場をチェックするために、日本取引所グループの公式サイトをよく見ます。
9月20日に上場承認された会社に、”ピー・ビーシステムズ”(4447)があり、10月6日に東証グロース市場へ上場。
IPOかと思いきや、何のことはありません。POです。同社は、既に福証Q-Bordに単独上場(2019年09月12日)している会社です。つまり今回は、東証グロース市場と福証Q-Bordへの重複上場になるわけです。
このような重複上場する(している)銘柄は、他にもあります。”ニッソウ”(1444)は、2022年7月25日に東証グロース市場へ上場へ上場しましたが、同社は2020年3月20日に名証セントレックス市場へ上場済。
しかし、東証側からすればグロース市場へ新規上場する会社なので、公式サイトの新規上場情報コーナーに掲載することになるのですが、実に紛らわしい。f(^^;)
まぁ、”ピー・ビーシステムズ” が上場済であることを覚えていれば勘違いをすることもないのですが、3年前に地方新興市場へ単独上場した小型IPOなど忘れるというものです。IPO管理表で確認したところ、”かすりもせず全滅” でした。こりゃ忘れるはずです。(*_*)
重複上場は狙い目のPO?
POとして狙い目かどうかは、一概に言えません。ただ、東証グロース市場へ上場承認されたら株価が高騰しています。承認日の翌日に、2社ともストップ高とは!!
“ニッソウ” の公募・売出価格は、1,805円。上場日の初値(始値)売りは、う~ん f(^^;)
“ピー・ビーシステムズ” の公募・売出価格は、9月28日~30日に決定。さて、上場日の株価はどうなるでしょうか?
ニッソウ(1444) 株価推移
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 備考 |
2022/07/25 | 1,780.0 | 1,805.0 | 1,670.0 | 1,794.0 | 上場日 |
2022/07/05 | 2,340.0 | 2,540.0 | 1,845.0 | 1,845.0 | 承認日翌々日 |
2022/07/04 | 1,987.0 | 2,040.0 | 1,987.0 | 2,040.0 | 承認日翌日 |
2022/07/01 | 1,610.0 | 1,640.0 | 1,610.0 | 1,640.0 | 承認日 |
ピー・ビーシステムズ(4447) 株価推移
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 備考 |
2022/10/06 | ? | ? | ? | ? | 上場日 |
2022/09/22 | 885.0 | 900.0 | 810.0 | 895.0 | 承認日翌々日 |
2022/09/21 | 750.0 | 750.0 | 750.0 | 750.0 | 承認日翌日 |
2022/09/20 | 670.0 | 670.0 | 650.0 | 650.0 | 承認日 |
本則市場を飛び越えて行く銘柄!!
本則市場とは、証券取引所が開設している市場のうち、メインとなる取引市場をいいます。
iFinance 金融経済用語集
株式市場(証券取引所)で使われる用語(概念)で、現在、札幌証券取引所は本則市場とアンビシャス、また福岡証券取引所は本則市場とQ-Boardから構成されています。
なお、東京証券取引所と名古屋証券取引所は、2022年4月4日の市場区分の見直しにより、本則市場という概念はなくなりました。
Q-Boardに上場した “ピー・ビーシステムズ” ですが、福証の本則市場を飛び越えて、東証グロース市場へ上場ですかー!! 福証さんがかわいそうに感じてしまいますが、成長していく会社はこうでなければいけませんね。(^^)
なお、東証においては一部・二部の本則市場とマザーズ・JASDAQ。名証においては一部・二部の本則市場とセントレックスでしたが、東証・名証の市場区分の見直しで本則市場(概念)がなくなっていたのですね。気が付きませんでした。f(^^;)
社名由来・意味
最後になりましたが、”株式会社 ピー・ビーシステムズ” の社名由来は、上段のロゴにも記載されていますが、「Powerful & Beautiful」。 「質実剛健で気の利いた、本当に顧客のためになるシステム」を構築するための会社でありたいという思いを込めているとのことです。ロゴのキャクターは、「力強くて美しい」という意味がありそうですが、個人的には、う~ん f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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