【№1708】
明日は “tripla” の上場です。
公開価格は、強気の仮条件の上限で決定しました。
初値は期待できるでしょうか?
ロックアップ解除株が、気になるな!!
“tripla”(5136) の初値は?
ー 復習 -
宿泊施設向けの予約システム「tripla book」を中心に、多言語対応のAIチャットボットなど複数のITサービスを展開。宿泊業界のDXを支援する。
会社四季報ONLINE
宿泊客が短時間で予約できる直感的な画面操作に特徴があり、公式サイト経由での宿泊予約を増やせるメリットがある。月額基本料と閾値を超えた分の従量課金制度を導入している。
tripla bookは2019年のサービス開始から契約数が増加傾向で、インバウンド需要の取り込みに意欲的。中長期的にはアジア太平洋地域への販路拡大も想定する。当面は内部留保を重視。
今2023年10月期はインバウンド需要が徐々に回復。宿泊施設向けの予約システム軸に新規導入が拡大、単価も堅調。人件費の増加こなし営業益大幅増。
調達資金は人件費・採用費や借入金返済などに充当。
ー 業績予想 -
(会社四季報オンラインより)
※単位:百万円 | 2021年10月期(実績) | 2022年10月期(予想) | 前年同期比 |
営業収益 | 506 | 798 | +57.7% |
営業利益 | -136 | 64 | – |
経常利益 | -132 | 61 | – |
当期純利益 | -128 | 47 | – |
※マイナスからプラスへの表記はできません
ー 初値予想材料 -
・市場テーマ
旅行、DX、観光
・調達金額
公開価格は、想定価格(640円)を上回る仮条件の上限(800円)で決定。
吸収金額は7.6億円→9.5億円へ増額したが、小型IPOのまま。
・売り圧力
VC(13)。1.5倍ロックアップ解除株は、1,833,400株。ロックアップなし株は、22,000株。
行使可能なストックオプションは、実質ゼロと考えます。
・業績
売上は右肩上がりで好調ですが、5期連続赤字。しかし、今期(2022年10月)は黒字化見通し。
・同日上場
なし
・あてにならない管理人の初値予想(BB時)
“tripla” の事業は、「宿泊業界のDXを推進」。コロナの水際対策が大幅に緩和されました。新規上場には、この上ないベストタイミングですね。このため、機関投資家の評価も高かったのでしょう。仮条件は、想定価格を大きく上回ってきました。
今回の初値予想で注目点は、「5期連続赤字での上場」「VCの多さ(13)」「公募の1.5倍でロックアップ解除される株数は、公開株数 1,183,300株より多い」です。
上場のタイミングはバッチリなので、同社にツキがあると感じます。
以上から、公開価格を 800円として、初値は公募の1.5倍(1,200円)は行くでしょう。あとは、1,200円をどこまで超えるかですね。BB時点の初値予想としては、1,200円~1,350円くらいとしておきましょう。f(^^;)
ー 大手直前初値予想 -
(参考まで)
大手予想 | 株価 | 備考 |
1,840円 | 上限値段 (2.3倍) | |
初値予想(F) | 1,500円 | |
初値予想(T) | 1,300円 | |
初値予想(K紙) | 1,200円 | |
800円 | 公開価格 | |
736円 | 引受価格 |
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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