【№1772】
今週だけで8社が新規上場してきます。
いよいよ12月の上場ラッシュが始まりですね。
“property technologies” の初値に注目ですか?
ぱっとしない市場じゃが、勢いをつけてもらいたいものじゃな!!
“property technologoes”(5527) の初値は?
ー 復習 -
リノベーション済み中古マンションや新築戸建て住宅の販売を手がける。販売エリアは日本全国が対象で、2021年11月末時点で累計8000件超の販売・引き渡し実績を有する。
会社四季報ONLINE
中古マンションでは1万7000件超の価格査定データを持ち、ビッグデータを用いた独自のAI査定による買い取り価格を算出できるのが強み。不動産仲介会社支援システムの提供や、ポータルサイト「KAITRY」でAI価格査定や物件売却手法の提案なども行う。
中古マンションの一般顧客との直接取引にも本格参入する方針。当面は内部留保を優先。
2022年11月期は中古住宅再生が大幅増。戸建て住宅も順調。資材高騰や人件費の増加かわし大幅増収増益。
調達資金は子会社の営業人員増員や広告宣伝費などに充当。
ー 業績予想 -
(会社四季報オンラインより)
※単位:百万円 | 2021年11月期(実績) | 2022年11月期(予想) | 前年同期比 |
営業収益 | 29,543 | 37,300 | +26.3% |
営業利益 | 1,688 | 2,200 | +30.3% |
経常利益 | 1,593 | 2,100 | +31.8% |
当期純利益 | 1,034 | 1,390 | +34.4% |
ー 初値予想材料 -
・市場テーマ
戸建て、中古マンション、AI
・調達金額
公開価格は、想定価格(2,920円)を上回る仮条件の上限(2,950円)で決定。
このため、調達金額は25.0億円→25.3億円へ増額。
・売り圧力
VC(2)。1.5倍ロックアップ解除株は0株。ロックアップなし株は0株。
行使可能なストックオプションは、114,660株(実質)と考えます。
・業績
売上・利益ともに好調。今期(2022年11月期)も、増収増益見込み。
・同日上場
なし
・あてにならない管理人の初値予想(BB時)
”property technlogies” の事業は、中古住宅再生および戸建住宅。不動屋さんというよりは、不動産テックなのですが、IPOのテーマとしては人気が出るものではありません。
ただし、同社の「KAITRY」は、日本最大級のiBuyerプラットフォームです。「iBuyer」とは、AIを活用した不動産価格査定を行い、不動産の売り手から不動産会社または不動産ポータルサイトが直接買い取る不動産売却のビジネスモデル。
業績は悪くないので、「iBuyer」に対する機関投資家の評価は微妙だったのかもしれません。仮条件も微妙な価格帯です。
VCも少なく(2)、公募の1.5倍でロックアップ解除される株も、ロックアップがない株もゼロのため売り圧力は感じません。また、業績も悪くなく、同日上場もなし。公募割れリスクな少ないが、初値は高騰しないのではないかと考えます。
以上から、公開価格を2,950円として、初値は3,300円~3,500円(公募の1.1倍~1.2倍)くらいとしておきましょう。f(^^;)
ー 大手直前初値予想 -
(参考まで)
大手予想 | 株価 | 備考 |
6,790円 | 上限値段 (2.3倍) | |
初値予想(K紙) | 3,800円 | |
初値予想(F) | 3,600円 | |
初値予想(T) | 3,300円 | |
2,950円 | 公開価格 | |
2,714円 | 引受価格 |
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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