【№1878】
3月上場は、もうないと思ったのですが ・・・ ?
東証マジックじゃな!!
3月上場のIPOは、・・・ まだあった!!
昨日、”トランザクション・メディア・ネットワーク” の上場承認がありましたが、上場日は4月4日。日程的に、3月上場の承認は24日(金)がラストになるかも? ・・・ と考えたとおり、どうやらこれで3月上場のIPOは『12社』で決定!! ・・・ おっと、名証メイン市場に単独上場する “エコム” を合わせて『13社』で決定!!
・・・ と思いきや、本日 “住信SBIネット銀行”・”AnyMind Group” の上場承認がありました。それも、上場日は3月29日。これで、『3月上場は、16社』。ベテランIPOブロガーさんは、『3月上場は、17社』と予想されていました。流石です!!
“住信SBIネット銀行” の上場は3月が濃厚だったのですが、もうないと考えていたところ、やってくれました!! 『“後出しじゃんけん”のような”東証マジック”』ですか!!
ちなみに、”AnyMind Group” は過去に2回上場中止(延期)を発表。今回で、3度目の上場トライになるのですが、ある意味 IPOブロガー泣かせのIPOです。過去2回の記事(上場承認)を書くのにも、それなりに手間がかかっています。
“住信SBIネット銀行” も昨年上場延期しなければ、3月24日に上場していたIPOです。今度こそ、無事に上場していただきたいものです。f(^^;)
3月新規上場(IPO)
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
21社 | 14社 | 15社 | 23社 | 13社 | 7社 | 16社 |
※東証への新規上場数で、地方市場は含みません
『3月はIPOの上場ラッシュ!!』のイメージなので、16社の上場では少ないように感じますが、昨年・一昨年も少ないですね。過去6年間では20社を超えたこともありましたが、ここ最近は15社程度といった感じですね。昨年の3月は、ロシアのウクライナ侵攻で上場中止が4社もありましたので、3月上場が激減しています。
2023年3月IPOの上場日程
上場日 | IPO | ||
3/22 | SHINKO | ||
3/23 | ハルメクホールディングス | アイビス | 日本ナレッジ |
3/24 | |||
3/27 | カバー | ||
3/28 | Arent | アクシスコンサティング | |
3/29 | ノイルイミューン・バイオテック | 住信SBIネット銀行 | AnyMind Group |
3/30 | ビズメイツ | ノバシステム | |
3/31 | ココルポート | Fusic | エコム |
管理人の独り言
単月での上場で記録を作ったのは、2021年12月。一か月間に32社が上場したのですが、同日上場数も記録的な7社がありました。では、1日に承認されたIPOの最高数は? ・・・ というと、これも7社が最高。それも2回もありました。
2021年12月の同日上場を分析すると、同日上場3社以上になると初値に影響が出てきます。そして4社以上から公募割れが発生しています。
ここから考えて、『3月の同日上場は、最大3社まで』になって欲しいと願いましたが、どうやら理想的な分散日程になり、ほっとしています。(^^)
この上場日程は、偶然なのか? それとも、意図的なのか? 意図的ならば、東証も少しはIPO愛好家のことを考えるようになったのでしょうか。いやいや、東証がIPO愛好家(個人投資家)を気にかけるとは思えませんので、偶然の結果でしょう。f(^^;)
なお、日本のIPOにおける「初値と公開価格の乖離」という問題、いわゆる「公開価格の過小値付け問題」について、日本証券業協会の「『公開価格の設定プロセスのあり方等に関するワーキング・グループ』報告書」に上場日程の期間短縮の改善策があります。それによると、上場承認日から上場日まで、30日間を21日間に9日短縮案があります。いつ可決され、いつから施行されるか現時点では不明ですが、上場承認日から上場日まで短縮される日がいつか来るのでしょう。・・・ たぶん f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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