【№1855】
明日、2023年第1号の “テクノロジーズ” が上場します。
第1号の初値は高騰するというアノマリーは、健在でしょうか?
大手予想は、なかなかの初値じゃ!!
“テクノロジーズ”(5248) の初値は?
ー 復習 -
主力は遊技機向け映像ソフトウェア開発だが、3Dデジタルサイネージやプロジェクションマッピング、アパレルAR試着アプリなど幅広く手がける。AI(人工知能)などを利用した顧客企業のサービスや業務システム開発も展開。
会社四季報ONLINE
SaaS事業では、自社開発の人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」を中小の人材派遣会社向けに提供するほか、企業向けのビジネスチャットツールも。従業員の8割が技術者で、企画から開発、組み込みまで一気通貫で開発できるのが強み。
2022年4月にBELAIRから社名変更した。当面は内部留保を充実化。
今2023年1月期はITソリューションが受注好調で伸長。SaaS事業は人材派遣会社向け管理システムの部門赤字が続く。増収増益。貸倒引当金繰入特損など。
調達資金は採用費や人件費、広告宣伝費に充当。
ー 業績予想 -
(会社四季報オンラインより)
※単位:百万円 | 2022年1月期(実績) | 2023年1月期(予想) | 前年同期比 |
売上高 | 789 | 1,050 | +33.1% |
営業利益 | 60 | 160 | +166.7% |
経常利益 | 61 | 150 | +145.9% |
当期純利益 | 81 | 70 | -13.6% |
ー 初値予想材料 -
・市場テーマ
SaaS、DX、ITサービス、開発受託、映像制作、ソフト開発
・調達金額
公開価格は、想定価格(950円)を上回る仮条件の上限(1,000円)で決定。
このため、調達金額は7.6億円→8.1億円へ増額。
・売り圧力
VC(0)
1.5倍ロックアップ解除株: 0株
ロックアップなし: 0株
行使可能なストックオプション: 0株
・業績
増収増益で、今期・来期は期待できそう。
・同日上場
なし
・あてにならない管理人の初値予想(BB時)
・事業は、エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(受託開発)等のITソリューション事業と、人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」の提供等のSaaS事業。… ですが、売上の97・3%は、ITソリューション事業。
・黒字化しての上場ですが、業績はいまいち。とは言え、2021年に人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」の売上を急拡大させたことで、世界最大の会計事務所であるデロイトトーマツグループのテクノロジー企業成長率ランキング「2021年 日本テクノロジー Fast 50」を受賞しています。
・VCはゼロ。ロックアップ解除株は0株、ロックアップなし株も0株と売り圧力はなし。
・吸収金額は7.6億円。需給から言えば、初値は上がりやすくなります。
・仮条件は、想定価格をはさんだ微妙な価格帯 [▲50円(▲5.3%)~+50円(+5.3%)]
・2023年第1号IPOであることから初値高騰のアノマリーが気になりますが、前後にIPOがまったくないことは、セカンダリー資金が集中しやすいと言えます。
以上から、公開価格が仮条件の上限(1,000円)に決定した場合、初値は1,500円(公募の1.5倍)を超えるかも?
2023年第1号IPOなので、景気よく1,500円~2,000円(公募の1.5倍~2.0倍)くらいとしておきましょう。けっこう適当な初値予想です。大手の予想とは、大きくかけ離れていますね。f(^^;)
ー 大手直前初値予想 -
(参考まで)
大手予想 | 株価 | 備考 |
初値予想 | 3,500円 | |
初値予想 | 3,000円 | |
2,300円 | 上限値段 (2.3倍) | |
初値予想 | 2,300円 | |
1,000円 | 公開価格 | |
920円 | 引受価格 |
赤は、株式投資の情報サイト。緑は、日本の独立系金融情報配信会社。青は、某新聞社。
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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