あらら・・・また上場中止の会社が・・・
ウイングアーク1stに続き、本日ペルセウスプロテオミクスの上場中止の発表がありました。年間で見れば、上場中止は毎年数社は出てきます。問題は中止の理由です。両社が人気のない上場市場・事業だとしても、地合いがこれほどまで悪くならなければ、上場まではこぎ着けたと思っています。たいへん残念です。
IPOの人気は、落選が当たり前としても、”当選=利益”という図式のうえに成り立っています。
IPOの特徴として、初値が公募を上回るその圧倒的な勝率の高さから、当たれば儲かることを紹介されますが、今年は現時点まで5勝4敗1引分。3月にいたっては、2勝4敗1引分 。
IPOはもはやIPOでは、なくなってきました。
今年の上場承認数は・・・
上場にいたるまでの審査には、主幹事証券会社による引受審査と証券取引所による審査があります。東証本則市場の場合は3ヶ月、マザーズの場合は2ヶ月が標準審査期間となっています。ということは、この3月上場のマザーズ銘柄は、昨年末までに申請していたと思われます。
新型コロナウイルスは昨年12月時点では、まだ中国での話。本格化しだしたのは、今年になって、世界に広がり始めてからです。今回の上場承認後の取消(上場中止)は、インパクトがありすぎます。審査期間中の企業が何社あるかは不明ですが、申請取消は簡単にできるものなのでしょうか。
昨年末に日本経済新聞に、今年のIPOは大型案件が増え、上場承認総数は減るのではないかとの記事が掲載されました。これは大手会計事務所からのコメントで、会計事務所・主幹事の証券会社の人手不足から審査に時間がかかるようになり、結果上場承認数が減っていく可能性が出てくるというものでした。長期的に見た場合、その可能性はありますが、この3月上場のIPOを見れば、減るどころか昨年を上回る勢いです。※2019年上場承認数:88社(上場中止:2社を含む)
しかし、今回の新型コロナウイルスの影響で、上場申請を控える企業はかなり出てくると考えられます。今年の上場承認数は? 何事も終わってみなければ分からないということですね。 (^^;)
最後に
冒頭で、この3月は2勝4敗1引分でIPOになっていない!と申しましたが 、残り19社の上場が控えています。これも終わってみないとわかりません。あまり見通しは良くありませんが・・・。
さて、IPO参加の方針として、最近「”当たってから考える”方針で行きます」と書いたのですが、日本インシュレーション・リバーホールディングス・ペルセウスプロテオミクス(上場中止)は、主幹事に申し込んでもいません。当たってから考えるもありなのですが、当たっても購入しないと早々に決めていたので、見送りです。SBIのポイント取りだけです。(^^;)
IPOブロガーがこれでは記事にもなりません。・・・ムムム(^^;)
ですが、Prof.新城のモットーは、”IPOは遊び ”です。遊びであるからには、楽しめなくてはいけません。楽しめないようなIPOには、”申し込まない”もありかと思っています。
相場の格言で、”休むも相場”。
様子を見るということで、”休むもIPO”でもいいじゃないですか。
申し込むのは、かなり期待できる銘柄ですね。そうなると、申し込みが殺到し、ますます当選しなくなるだけなのですが・・・ムムム(^^;)
では、また・・・(^^)/~~
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