【№1006】
大賢者
PHCホールディングスの公募価格が決定しました。
管理人は再度公募割れ分析です。どんな分析なのでしょうか?
タイトルにもあるように「公募割れシグナル」分析なんじゃろ?
「公募割れシグナルとは何か?」が、今回の記事のポイントじゃろう。
東証一部上場銘柄の成績
東証一部上場銘柄の公募割れを分析するには、まず全体を俯瞰しなければいけません。
今更ですが、過去5年(2016年~2020年)+2021年(”シンプレクス・ホールディングス”まで)の成績をまとめてみました。… あはは f(^^;)
勝(公募<初値)・負(公募>初値)
年度 | 社数 | 勝 | 負 | 勝率 |
2021年 | 4社 | 4社 | 0社 | 100% |
2020年 | 6社 | 0社 | 6社 | 0.0% |
2019年 | 1社 | 1社 | 0社 | 100% |
2018年 | 6社 | 3社 | 3社 | 50.0% |
2017年 | 11社 | 6社 | 5社 | 54.5% |
2016年 | 8社 | 3社 | 5社 | 37.5% |
計 | 36社 | 17社 | 19社 | 47.2% |
2016年度から直近まで上場したIPOは、500社以上。東証一部上場銘柄はその一割にも満たない状況です。IPOの初値は公募を上回る銘柄が80%以上あるのが、人気の理由の一つです。「当選すれば儲かったも同然」なのですが、現実は落選ばかり ・・・。あれー!! (>_<)
東証一部上場銘柄は規模が大きい(公開株数が多い)ので、当選し易くなるのは良いのですが、勝率47.2%では半分以上負けることになります。… あらら f(^^;) ですね。
公募価格から公募割れリスクを分析
公募価格が仮条件のどこに決まったかで分析してみることにします。
ステータス① : 公募価格 = 仮条件の上限 ステータス② : 公募価格 = 仮条件の幅内 ステータス③ : 公募価格 = 仮条件の下限 |
ステータス | 社数 | 勝 | 負 | 勝率 |
① | 21社 | 17社 | 4社 | 81.0% |
② | 11社 | 0社 | 11社 | 0.0% |
③ | 4社 | 0社 | 4社 | 0.0% |
計 | 36社 | 17社 | 19社 | 47.2% |
公募割れシグナルとは?
ご説明はもはや不要ですね。公募割れシグナルとは、ステータス②と③。これが出たら、公募割れリスク「大」ということです。過去実績では、②③は100%公募割れですが … あらら f(^^;)
“PHCホールディングス”の公募価格は、仮条件の下限(ステータス③)に決定しました。過去がどうであれ、初値(未来)がどうなるかなんて誰にもわかりません。
しかし、ステータス②ですら全滅(公募割れ100%)したのですから、“PHCホールディングス”はかなりやばそうというのが、分析結果から想定されます。f(^^;)
公募割れした際の被害額!!
ステータス | 社数 | 勝率 | 損益額(平均値) | 損益額(中央値) |
① | 21社 | 81.0% | 31,690円 | 18,700円 |
② | 11社 | 0.0% | ▲9,964円 | ▲8,300円 |
③ | 4社 | 0.0% | ▲26,750円 | ▲22,500円 |
ステータスごとに、損益状況を分析してみました。サンプル数が少ないうえにバラつきがあるので、平均値ではなく中央値で損益額を推測するのが良いかと思います。
読者の皆様は、損益額を見てどのようにお感じになられますか? ステータス①の勝率81%は悪くはありませんが、儲かったとはいえない額です。
②③の損失額はしれた額とはいえ(③はちょっと痛い)、損失は損失です。
・・・というか、過去データで今後を考えるなら、勝率0%=損失発生率100%になる②③になりそうなIPOには絶対に申し込んではダメということになります。まぁ、見極めるのは難しいので、「東証一部上場銘柄のBBへは参加しない」という手もありますが … あはは f(^^;)
東証一部上場銘柄の初値は公募付近が多いのが特徴で、上場後徐々に株価が上がって行く傾向があります。公募割れしても保有して公募価格まで株価が上がれば、損失はゼロになります。どれだけの期間で戻すかは、う~ん f(^^;) それぞれですね。
分析してみた結果、結論として管理人は以下のように考えます。
東証一部上場銘柄のIPOは、「公募当選→初値売りには適さない」。ステータス①を狙う戦略はありそうですが、①は約6年間で21社しかなかったのですから、数をこなして利益を積み上げるのも難しそうです。
逆に、「IPOには無理して参加せず、落ち着いた頃にまとまった株数を購入し値上がりを待つ」のが良いのかもしれません。f(^^;)
最後に ・・・。
何にせよ今回の分析で「公募割れシグナル理論」を考えてみました。
使えるものだと良いのですが、
使えても数少ない東証一部上場IPOだけですね。 … あはは f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
WITH コロナです。
気を緩めることなく、ストレスを溜めずに
日々基本的な感染防止に努めましょう!!
貯めて良いのは「IPOチャレンジポイント」
・・・あははf(^^;)
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・・・ムムムf(^^;)