【考察】IPO神話の崩壊!! 現在、勝率68.4%!!

【№1444】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

IPO神話って?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

神話と言うより、当選さえすれば高確率で儲かるという「勝利の方程式」じゃな!!

“INTLOOP”が、公募割れしてしまった!!

 2022年の後半第1号IPOとなる”INTLOOP”。無事に着地してほしかったのですが、大方の予想通り公募割れとなりました。
引受価格(3,220円)の約17.7万株の買い注文も支えきれず、初値(3,150円)は、公開価格(3,500円)の▲10%。
公開価格は遥か遠く、高値も上がらず3,220円まで。こうなるとどうしようもありません。買いの需要がないのですから、下落・下落・下落 ・・・ 。
終値(2,705円)は、公開価格の▲22.7%。実際のストップ安は、2,450円(初値の▲22.2%)ですが、実質ストップ安と言ってもよいでしょう。

公募当選・購入されたされた方は、残念でした。逆に、公募当選後、購入を辞退された方は、「見事な判断」でした。

ー INTLOOP(9556)上場初日のチャート -

初値 高値 安値 終値 出来高
3,150円 3,220円 2,705円 2,705円 1,309,000株
▲10.0% ▲8.0% ▲22.7% ▲22.7% ⇦ 公募比
▲35,000円 ▲28,000円 ▲79,500円 ▲79,500円 ⇦ 損失額

※損失額は100株での売却とし、売却時手数料を含みません。

“INTLOOP”の初値売りは?

初値売却率

公開株数 初値出来高 初値売却率
1,351,200 株 358,100 株 26.5 %

※当ブログでは、初値形成時の出来高 ÷ 公開株数を、初値売却率としています。


初値上昇率が低い、特に公募割れしたIPOの初値売却率は、相変わらず低い傾向にあります。

たいへん興味深いのは、上場初日の出来高(終日)です。
出来高は、1,309,000株。公開株数が1,351,200株。INTLOOPは、ロックアップなし・1.5倍ロックアップ解除・行使可能なストックオプションがありません。売買可能な株数は、公開株数だけ。
いかに売買されなかったかがわかりますが、出来高が公開株数未満と言うことは、公募でゲットされた方で、本日売却せずに保有されている方がいるということになります。
公募でゲットされた方がすべて個人投資家ということはありませんが、なんという握力の持ち主でしょうか。

このような状況を見ると、「本当は、IPOは初値売りされていない!!」。「IPOでも損切りは難しく、なかなかできないものだ!!」と感じますね。f(^^;)

ひらすら静観していました!!

 公募割れIPOに、セカンダリーのチャンスはあるか? ケースバイケースですが、”INTLOOP”はセカンダリー(初値買い)向きではなかったですね。
チャートでもわかるように、初値(3,150円)より高値であったのは当初の5分間だけで、初値より高値で売買されたのは、たった88,200株。初値買いで儲けられるチャンスは、ほどんどありませんでした。

後半第1号のIPOの初値を確認すべく、管理人は「静観・静観・静観 ・・・ 」の一日。しかし、これで2022年の勝率は【68.4%】と70%を切ってしまいました。(>_<)
※上場:38社、勝ち(初値>公募):26社、負け(初値<公募):12社

「当選さえすれば高確率で儲かるのがIPO投資」。この神話は、崩壊してしまったのかもしれませんね。神話と言うより、「勝利の方程式」のようなものですが ・・・ 。

後半も最悪なスタートです。この流れは、暫く続く可能性があります。BB参加は、地雷を踏まないように慎重に行きましょう。f(^^;)


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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