【№1196】
いやいやいや、何なんですかこの仮条件は?
何が起こったのか、調べてみるか!!
驚きの仮条件!!
本日、エッジテクノロジーの仮条件が発表されましたが、驚くべき内容です!!
想定価格 | 仮条件 |
690円 | 300 円 ~ 350 円 |
公開株数も大幅減!!
エッジテクノロジー 公開株数の変更
変更前 | 変更後 | 差(%) | |
公募 | 613,000 株 | 544,000 株 | ▲69,000 株(▲11.3%) |
売出 | 2,409,600 株 | 2,166,000 株 | ▲243,600 株(▲10.1%) |
OA | 453,300 株 | 406,500 株 | ▲46,800 株(▲10.3%) |
計 | 3,475,900 株 | 3,116,500 株 | ▲359,400 株(▲10.3%) |
売出元は代表取締役お一人
売出元 | 変更前 | 変更後 | 差(%) |
住本 幸士(代表取締役) | 2,409,600 株 | 2,166,000 株 | ▲243,600 株(▲10.1%) |
何が起こった?
公開株数の変更は、本日(1/31)開催の同社取締役会において決定したわけですが、何が起こったのでしょうか?
訂正有価証券届出書より抜粋
<株主保護>当社株式の流動性について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小) 当社の株主構成は、本書提出日現在において当社株式の96.0%を保有する大株主且つ代表取締役社長である住本幸士及び取締役島田雄太、取締役治田知明であり、本公募及び売出しによって当社株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、㈱東京証券取引所の定める流通株式比率は新規上場時において25.7%にとどまる見込みです。 今後、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 今後は、代表取締役社長住本幸士及び取締役島田雄太、取締役治田知明の一部売出しの検討、当社の事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達、ストックオプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらを組み合わせることで、流動性の向上を図っていく方針でございます。 |
現在のマザーズ上場審査基準は、【流通株式数(比率):上場株券等の25%以上】になっています。
ギリギリでちょっとやばいということから、公開株数の削減・仮条件の下方化で調達金額を減らしたということでしょうか。
それにしても、上場をサポートした同社の主幹事はどこだ!! ・・・ ですよね。f(^^;)
管理人の独り言
1月28日に「IPOの成功した会社・失敗した会社」の分析記事をアップしました。この記事のラストに書いたのは、2021年IPOで仮条件が想定価格を下離れ(想定価格>仮条件の上限)したのは、7社。その中の5社の主幹事は、SMBC日興証券。
今回の主幹事も、SMBC日興証券です。またまた、やってくれた感があります。… ムムム f(^^;)
“エッジテクノロジー”は、大丈夫でしょうか? もしかしたら、上場中止(延期)になるかもしれません。
ともあれ、明日(2/1)からBBが開始されますが、主幹事であるSMBC日興証券の割当株数は減ります。予想抽選枠も、当初の2,558本→2,294本(▲264本)になり、ちょっと当選が遠ざかりそうです。
いやいやいや、上場承認後にこのような見直しをする同社に買いが集まるのでしょうか? 初値を心配すべきですね。慎重に行きましょう。… あらら f(^^;)
では、また(^^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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