【承認】”マイクロ波化学”の難易度と売り圧力!!

【№1357】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

マイクロ波って、電子レンジですよね。
既に事業化されているのではないのですか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

化学反応においては、マイクロ波を制御することが困難であり、産業利用することは不可能」という見解が、化学業界の常識となっておるのじゃ!!

  当ブログ承認記事のポイントは、以下の3点です。
   ◆社名由来・意味 ⇦ 管理人の趣味です。f(^^;)
   ◆難易度 ⇦ 承認時点の主幹事抽選枠予想から当選難易度を考察
   ◆売り圧力 ⇦ VCの有無と上場初日に売出可能な株式の算出

社名由来・意味

そのまんまですね。f(^^;)

IPO Outline

会社名 マイクロ波化学 株式会社 [9227]
本店所在地 大阪府大阪市
上場市場 グロース市場
設立年月日 2007年8月15日
業種別分類 サービス
事業概要 マイクロ波化学プロセスの研究開発及びエンジニアリング
マイクロ波化学プロセスのライセンス事業
規模 中型(時価総額87.8億円、吸収金額20.2億円)※想定価格ベース
上場予定日 6月24日
幹事会社 SMBC日興、SBI、三菱UFJモルガン・スタンレー、楽天
BB期間 6月9日 ~ 6月15日
抽選発表 6月16日
発行株数 13,443,400 株
公開株数 3,486,600 株
公募: 1,700,000 株 + 売出: 1,331,900 株 + OA: 454,700 株
(公募内訳:新規株式発行 1,700,000 株、自己株式処分 – 株)
売出比率,OR 売出: 13.0 % OR: 23.0 %
想定価格 580 円
海外向け販売 あり
難易度 海外向け販売比率を50%として
主幹事(日興)の予想抽選枠は、1,185本(現時点)。
海外向け販売次第ですね。 f(^^;)

事業内容

 顧客の課題解決を目指して研究開発を行う研究開発会社としての側面と、マイクロ波プロセスを設計して反応器を納入するエンジニアリング会社的な側面があります。

研究開発及びエンジニアリングのソリューションは4つのフェーズで提供。
・フェーズ1.ラボ開発
・フェーズ2.実証開発
・フェーズ3.実機導入(装置販売)
・フェーズ4.製造支援

開発段階のフェーズ1~2では、共同開発費や実証機の設計費という形で収益を計上。
顧客が事業化するフェーズ3~4では、プロジェクトマネジメントフィーや設計費を計上した上で、顧客がマイクロ波プロセスを導入することによって生み出すことができたコスト削減や付加価値向上などの価値の一部、及び同社が所有するバックグランドIPの使用料としてライセンス収入を、一時金やロイヤリティという形で計上。
中長期的には、事業化したパイプラインから得るロイヤリティをはじめとした継続的な収益が同社の利益に貢献することを想定。

注目点

 日・米・欧をはじめとした世界の主要国・地域は、地球温暖化対策として2050年のカーボンニュートラルを目指すことに同意しました。
この実現にはエネルギーシステムをはじめとした抜本的な対策が必要となりますが、二酸化炭素の約30%を排出している製造業においては、再生可能エネルギー由来の電力をベースにした徹底的な「電化」が必須と言われております。
マイクロ波化学のコアテクノロジーとなるマイクロ波プロセスは電気を用いて発生させますが、これに自然エネルギー由来の電力を活用することで、化石資源を利用している従来プロセスと比較して大幅な二酸化炭素削減が可能となるため、カーボンニュートラル実現に向けた有望な製造技術として注目されています。

業 績

回次 第10期 第11期 第12期 第13期 第14期
決算年月 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
売上高(百万円) 139 361 603 1,052 458
経常利益(百万円) ▲325 ▲175 ▲151 28 ▲356
当期純利益(百万円) ▲280 ▲147 ▲468 33 ▲1,036


経常利益とは、企業が通常行っている業務の中で得た利益のこと。
当期純利益とは、一会計期間(通常は1年間)に会社が活動した結果の全収益から、全ての費用・法人税等を差し引いた利益のこと。

手取金の使途

充当先(予定) 金額
設備投資資金 882,752 千円
借入金返済 250,000 千円
146 千円
1,132,898 千円

売出株放出元

株主 関係他 売出株数
UTEC2号投資事業有限責任組合 VC 1,071,400 株
ジャフコ SV4 共有投資事業有限責任組合 VC 125,500 株
㈱INCJ VC 110,500 株
㈱新生銀行   16,400 株
岩谷ベンチャーキャピタル合同会社 VC 8,100 株
  1,331,900 株

VCの有無

VC : 16

売り圧力

発行株数 13,334,400 株
売出株数 1,331,900 株
残(株主保有株) 12,111,500 株
・180日ロックアップ 3,663,000 株
・90日ロックアップ or 1.5倍ロックアップ解除① 8,448,500 株
・第三者割当増資② 261,000 株
・ロックアップなし③ 0 株
上場初日に売却可能性のある株数(①-②+③) 8,187,500 株

ストックオプション(新株引受権)

・ストックオプション(行使可能) 1,607,100 株(1,070,800 株)

※ストックオプション(1,607,100株)の内、最低766,600株の90日ロックアップ・第三者割当増資があるため、行使可能なストックオプションは実質 840,500株になります。
ただし、この 840,500株が行使されるか不明です。f(^^;)


では、また (^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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