【考察】マイクロアドは、公募割れするかも。公募割れIPOのその後は?

【№1432】

<strong>冒険者</strong>
冒険者

明日上場するマイクロアドは、公募割れしそうなんですか?

<strong>大賢者</strong>
大賢者

わからん。しかし、大手予想会社は公募割れと予想しておるのじゃ!!

マイクロアドは、公募割れ?

 明日上場する”マイクロアド”(9553)は、公募割れするかもしれません。大手予想会社(1社)の初値予想が、公募(1,410円)に対し初値(1,250円)と、公募価格を下回っています。もう1社の初値予想は、1,600円ですが ・・・ 。

管理人は、「SBI証券:補欠当選→繰り上がらず」で落選だったのですが、読者様より「マイクロアド 大丈夫ですよね」と画像付きの「当選報告」をいただいています。参考になればと思い、2022年度の公募割れIPOの状況をまとめてみました。

“ヌーラボ”も公募割れ!!

 本日、”M&A総合研究所”(9552)と”ヌーラボ”(5033)が同日上場しましたが、”ヌーラボ”が公募割れとなってしまいました。2022年度の公募割れは、これで10社目です。
もともと”ヌーラボ”は、思いっきり仮条件を下げましたので、公募割れリスクが高めだったのですが ・・・ 。

公募割れIPOの初値売却率

上場日 銘柄 市場 公開株数 初値出来高 初値売却率
6/28 ヌーラボ グロース 2,230,100株 381,600株 17.1%
6/24 マイクロ波化学 グロース 3,486,600株 1,145,800株 32.9%
6/23 ジャパンワランティサポート グロース 736,000株 202,300株 27.5%
6/20 ヤマイチ・ユニハイムエステート スタンダード 2,185,000株 289,200株 13.2%
4/23 ASNOVA 名証ネクスト 255,300株 35,100株 13.7%
3/31 ノバック 東証2部 920,000株 46,100株 5.0%
3/11 セレコーポレーション 東証2部 563,700株 96,600株 17.1%
3/1 ビーウェズ 東証1部 6,095,000株 450,100株 7.4%
2/4 セイファート JASDAQ 857,400株 276,300株 32.2%
2/3 Recovery Inernational マザーズ 629,600株 206,300株 32.8%

※当ブログでは、便宜上「初値出来高÷公開株数」を初値売却率としています。


「公募当選したIPOは、初値売り」と言われますが、公募割れしたIPOの初値売却率は高くありません。初値売りは損切りになるので、心情的にもやすやすとできるものではありません。また、公募割れしてもその後株価が上昇する場合もあるので「とりあえず初値売りはせず、様子見」という考えもあると思います。

では、実際に公募割れしたIPOは、公募価格まで復活するのでしょうか?

公募割れしたIPOのその後は?

2022年の公募割れ状況とその後

上場日 銘柄 市場 公募 騰落率 公募まで復活
6/28 ヌーラボ グロース 1,000円 -4.5% 〇(当日)
6/24 マイクロ波化学 グロース 605円 -9.1% 〇(当日)
6/23 ジャパンワランティサポート グロース 1,640円 -9.8% ×
6/20 ヤマイチ・ユニハイムエステート スタンダード 950円 -7.6% ×
4/23 ASNOVA 名証ネクスト 1,630円 -8.0% ×
3/31 ノバック 東証2部 3,000円 -12.3% ×
3/11 セレコーポレーション 東証2部 1,820円 -4.2% 〇(かなり)
3/1 ビーウェズ 東証1部 1,320円 -5.7% 〇(かなり)
2/4 セイファート JASDAQ 1,120円 -3.0% 〇(2日目)
2/3 Recovery Inernational マザーズ 3,060円 -13.7% 〇(かなり)


公募割れしても、公募価格まで復活したIPOは6社で、復活率:60.0%。
明確な傾向があるわけでもありませんが、騰落率が小さいものは復活しやすい?

“マイクロアド”の公募価格は、1,410円。公開株数は、3,375,200株。国内向けは、2,944,900株。
“マイクロ波化学”・”ヌーラボ”は公募割れしましたが、当日中に公募まで復活しています。この流れが続くようならば ・・・ ?

初値が公募の▲5%(1,339円)までだったら、公募まで復活する可能性が高いので初値売りはしない方が良いかも ・・・ ? しかし、絶対とは言えません。

いくら過去実績を見ても、何とも言えません。成り行きに任せるしかありませんが、仮に損切りするなら、株価ラインを決めておくのも良いでしょう。投資額や投資のスタイルによっていろいろですが、一般的には「買値の5~10%」の損失が出た場合が目安とされています。

「”マイクロアド”が公募割れしたら?」というネガティブな記事になってしましましたが、管理人は「公募割れすることなく無事に着地し、この記事が杞憂に終わりますように」と願っています。


では、また(^^)/

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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